SHARE 坂茂建築設計の設計で、愛知・豊田市にて、環境配慮型オフィスのプロジェクトが進行中
坂茂建築設計の設計で、愛知・豊田市にて、環境配慮型オフィスのプロジェクトが進行しています。完成予想パースなどが公開されています。
株式会社タマディックは、2024年4月より愛知県豊田市三軒町において、自動車事業部の新拠点となる『新豊田事務所(仮称)』の建設に着手いたします。当事務所は、プリツカー賞を受賞した建築家・坂 茂(ばん しげる)氏が設計、2024年4月より着工し、2025年8月の開所を予定しております。
本プロジェクトは、現在、豊田市曙町に拠点を構える事業本部 自動車事業部の新拠点となります。国内最大の自動車産業集積地である西三河地域では、EVシフトを始めとするカーボンニュートラルや自動運転技術、AIやIoTによるDX(デジタルトランスフォーメーション)など、100年に1度の変革期を迎えており、エンジニアがますます必要とされています。この地に、エンジニアリング業務のみならず、研究開発や技術研修を行える大型の拠点を建設し、部署の増員も行うことで自動車産業と地域社会の発展に技術で貢献してまいります。
設計は、2021年11月に竣工した「タマディック名古屋ビル」と同じく、坂 茂氏に設計を依頼いたしました。中庭を中心に木質の建物を配置し、工場地帯でありながらも自然を感じながら働ける環境を目指します。「事務棟」「ワークショップ棟」「健康棟」の3棟からなり、事務棟では約250名が勤務予定、ワークショップ棟では研究開発や技術研修に使用し、健康棟ではオフィスサウナ・ジム・オープンキッチンなどを設置します。全棟にソーラーパネルを設置し、一部木造となる事務棟ではフロンガスを使用しない中央熱源方式+コアンダ空調方式を導入するなど、環境に配慮した建築物になります。
(※事務棟、ワークショップ棟、健康棟は現時点での仮称になります)
以下に、その他のパース画像等を掲載します。
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「事務棟」「ワークショップ棟」「健康棟」に分かれ、それぞれにソーラーパネルを設置。事務棟は延べ面積約2,990㎡で約250名が勤務予定。託児スペースの設置も構想するなど、社員の多様な働き方に対応してまいります。ワークショップ棟は、天井高10メートルにおよぶ作業エリアをはじめ、組立室・加工室など研究開発が行えるスペース、そして現在は名古屋市南区にある研修センターを移設して最大100名を受け入れられる規模に拡張し、機械系、電気・電子系、およびプログラミングなど情報系に関する技術研修の拠点として活用してまいります。健康棟ではオフィスサウナ・ジム・オープンキッチンなどを設置。これらは、休日に社員が家族とともに使えるスペースとして開放する予定です。
■建築概要
名称:タマディック新豊田事務所(仮称)
建築設計:坂茂建築設計
所在地:愛知県豊田市三軒町
用途:事務所
敷地面積:約7,400㎡
延床面積:約5,400㎡(3棟含め)
構造:事務棟:鉄骨造一部木造、ワークショップ棟:鉄骨造、健康棟:木造
階数:事務棟3階、ワークショップ棟3階、健康棟1階
完成予定:2025年8月(健康棟は2026年1月)
総工費:約30億円
※事務棟、ワークショップ棟、健康棟は現時点での仮称です