ザハ・ハディド・アーキテクツによる、サウジアラビアの博物館「Asaan, Misk Heritage Museum」。世界遺産登録の日干し煉瓦の建物が建ち並ぶ地域での計画。国の遺産を保存し共有する施設として、伝統建築の中庭を備えた構成や泥煉瓦の素材を参照した建築を考案。壁の厚さや日除け装置で消費エネルギー削減も行う Render by Specto Digital
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、サウジアラビアの博物館「Asaan, Misk Heritage Museum」。世界遺産登録の日干し煉瓦の建物が建ち並ぶ地域での計画。国の遺産を保存し共有する施設として、伝統建築の中庭を備えた構成や泥煉瓦の素材を参照した建築を考案。壁の厚さや日除け装置で消費エネルギー削減も行う Render by Specto Digital
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、サウジアラビアの博物館「Asaan, Misk Heritage Museum」。世界遺産登録の日干し煉瓦の建物が建ち並ぶ地域での計画。国の遺産を保存し共有する施設として、伝統建築の中庭を備えた構成や泥煉瓦の素材を参照した建築を考案。壁の厚さや日除け装置で消費エネルギー削減も行う Render by Specto Digital
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、サウジアラビアの博物館「Asaan, Misk Heritage Museum」。世界遺産登録の日干し煉瓦の建物が建ち並ぶ地域での計画。国の遺産を保存し共有する施設として、伝統建築の中庭を備えた構成や泥煉瓦の素材を参照した建築を考案。壁の厚さや日除け装置で消費エネルギー削減も行う Render by Specto Digital
ザハ・ハディド・アーキテクツ による、サウジアラビアの博物館「Asaan, Misk Heritage Museum」です
世界遺産登録の日干し煉瓦の建物が建ち並ぶ地域での計画です。建築家は、国の遺産を保存し共有する施設として、伝統建築の中庭を備えた構成や泥煉瓦の素材を参照した建築を考案しました。また、壁の厚さや日除け装置で消費エネルギー削減も行われます。
こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)
ディリーヤにあるミスク遺産博物館「アサーン」-その建設がいま始まりました。
「世代を超えて受け継がれる遺産」という意味を持つ「アサーン」は、サウジアラビアのディリーヤに設立される機関で、国家の遺産を保存し称えることを目的としています。
600年以上にわたるナジュド建築と歴史が日干しレンガの建造物の中に保存されているディリーヤのアッ=トゥライフ地区は、2010年にユネスコの世界遺産に登録されました。
伝統的なナジュド建築に着想を得たアサーン博物館は、地元で生産された粘土の泥レンガを用いて建設され、これはZHAにとって世界で初めてのアドベ建築プロジェクトとなります。
ディリーヤはサウジアラビア国家発祥の地とされており、王国における最も重要な遺産のひとつと考えられています。日干しレンガ造りの建造物の中に、600年以上にわたるナジュド建築と歴史が保存されているディリーヤのアッ=トゥライフ地区は、2010年にユネスコの世界遺産に登録されました。
「世代を超えて受け継がれる遺産」という意味を持つ「アサーン」は、サウジアラビアのディリーヤに設立される機関で、国家の遺産を保存し称えることに加えて、創造性と知識の共有の促進も目的としています。若者の学びとリーダーシップの育成に取り組む非営利団体、ミスク財団の支援を受けて、この博物館はインタラクティブな展示や没入型体験、ワークショップ、イベントを通じて、国家の文化遺産とのつながりを育むことを目指しています。現地の保存研究所は、歴史的な考古学遺物の修復と保存を支援します。
伝統的なナジュド建築に着想を得たアサーン博物館は、地元で生産された粘土の泥レンガを用いて建設されます。ディリーヤの暑い砂漠気候において高い断熱性を発揮するように厚く造られた、低炭素のアドベ壁は、高い熱容量を備えており、室内の快適さを保ちながら冷房に必要なエネルギーを削減します。
この3階建てのデザインは、旧市街のスケールと幾何学的形状、そして博物館の伝統的な建築技術と素材によって形作られています。主にこの地域の地元の粘土で構成されたこの素材感は、ディリーヤの歴史的な土着建築様式と呼応しています。
地元のナジュド建築の特徴である三つの日陰の中庭を中心に構成されたこの博物館は、それぞれ教育、芸術、管理という三つの異なるプログラムの拠点となっています。これらの中庭は、来訪者を気候条件から守る快適な屋外空間を提供します。日除け装置によって、屋外の日陰のある緑豊かな庭園や公共広場、屋上の遊歩道などが創出されます。