田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 俯瞰、北側より見下ろす、夜景 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 外観、北側道路より見上げる、夜景 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 4階、テラス、夜景 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YY が設計した、東京・千代田区の「水道橋のオフィス」です。
都心の駅前の賃貸事務所ビルの計画です。建築家は、“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案しました。また、都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図されました。
コロナ禍の中でスタートした、スタートアップ企業などをテナントとして想定した水道橋駅前のオフィスビルの計画。
敷地は台形をしており、使い勝手や借りやすさを重視した矩形の執務空間の前面に三角形のテラス(ワークテラス)が取り付く計画とした。
コロナ禍を経て、テレワークが普及し、ワーケーションやサテライトオフィスなど、換気や環境の良い場所で働く価値が高まる一方で、リモートの弊害として雑談や気軽な相談ができなかったり、画面越しでしか人と接することがない孤独感など、集まって働く価値も再認識され始めている。
ワークテラスはノートパソコン等を持ち出して執務室として使用したり、打合せやリフレッシュの場として使用するなど、画一的なオフィス空間に多様な機能を付加・拡張する場となっている。テナントオフィスビルに求められる効率性と、開放的で気持ち良い働く場を両立させる、これからのオフィスのひとつとなることを目指して設計した。
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田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 俯瞰、北側より見下ろす、夜景 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 外観、北側道路より見上げる、夜景 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 外観、北側ファサードを見る、夜景 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 外観、ファサードの詳細、夜景 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 外観、北側ファサードを見る。 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 外観、北側ファサードを見上げる。 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 1階、テラス photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 2階、オフィスからテラス側を見る。 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 2階、テラス photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 3階、テラスと階段 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 3階、テラス photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 3階、テラスから階段側を見る。 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 5階、テラス photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 4階、テラス photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 4階、テラスから3階のテラスを見下ろす。 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 6階、オフィス photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 6階、オフィス photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 6階、会議室 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 6階、個室 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 4階、テラス、夜景 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 1階、エントランス photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 外観、北側道路より見る、夕景 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 外観、東側より見る、夕景 photo©エスエス 海谷征生
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 1階平面図 image©STUDIO YY
田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図 6階平面図 image©STUDIO YY
以下、建築家によるテキストです。
コロナ禍の中でスタートした、スタートアップ企業などをテナントとして想定した水道橋駅前のオフィスビルの計画。
敷地は台形をしており、使い勝手や借りやすさを重視した矩形の執務空間の前面に三角形のテラス(ワークテラス)が取り付く計画とした。
コロナ禍を経て、テレワークが普及し、ワーケーションやサテライトオフィスなど、換気や環境の良い場所で働く価値が高まる一方で、リモートの弊害として雑談や気軽な相談ができなかったり、画面越しでしか人と接することがない孤独感など、集まって働く価値も再認識され始めている。
ワークテラスはノートパソコン等を持ち出して執務室として使用したり、打合せやリフレッシュの場として使用するなど、画一的なオフィス空間に多様な機能を付加・拡張する場となっている。テナントオフィスビルに求められる効率性と、開放的で気持ち良い働く場を両立させる、これからのオフィスのひとつとなることを目指して設計した。
働く姿が作る風景
中央・総武線が毎日数十万人の乗客を乗せて敷地の目の前を通過する。車窓から見える、流れるような都市の風景の中に、人々の活動そのものが外観となる建物が映り込む。
そこには、楽しく働く人々や談笑する人々の姿が現れ、人々の働く姿そのものが建物の外観となる都市の中のオフィスビルとして新しい風景が生まれることを期待している。
コロナ禍を経てテレワークが普及した現代にあって、互いに顔を合わせて働くことの価値を高められ、コミュニケーションの場となり、オフィスの中にだけ閉じるのではなく、都市に開いていくようなオフィスとなるように設計した。
■建築概要
題名:水道橋のオフィス
所在地:東京都千代田区神田三崎町
主用途:事務所
設計:STUDIO YY
担当/田中裕一、崎山涼
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施工
建築工事:大洋建設株式会社
セットアップ部:株式会社グッドライフ
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構造設計:井上健一構造設計事務所
設備設計:武井設備研究所
構造:RC造
階数:地上6階
敷地面積:198.6㎡
建築面積:153.98㎡
延床面積:659.65㎡
設計:2021年5月15日~2021年12月15日
工事:2022年2月1日~2023年2月1日
竣工:2023年2月1日
写真:エスエス 海谷征生