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2024.5.29Wed
2024.5.28Tue
2024.5.30Thu
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる
photo©Ossip van Duivenbode

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architecture|feature
店舗リノベーションオランダMVRDVコンバージョン保存関連アムステルダム図面あり
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる外観、夜景 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる1階、ショールーム photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる4階、コワーキングスペース photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる7階、イベントスペース(リートフェルトルーフトップ) photo©Ossip van Duivenbode

MVRDVが設計した、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」です。
リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画です。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包しています。また、施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させています。


こちらはリリーステキストの翻訳です

MVRDVが、NIOの新しいヨーロッパ旗艦店のために、19世紀に建てられた指定建造物とヘリット・リートフェルトの屋上パヴィリオンをリスペクトしながら変容させる

電気自動車メーカーのNIOは、19世紀後半に建てられたアムステルダムのカイザースグラハトにある7階建てのビルに、ヨーロッパにおける旗艦店をオープンしました。新しいNIO・ハウス・アムステルダムは、MVRDVによるインテリア・デザインで建物を改装し、NIOのブランドを反映したデザイン要素と、歴史的建造物を尊重した扱いを組み合わせています。NIOのスローガンである「青い空がやってくる」にインスパイアされ、低層階のアースカラーから、モダニズムの屋上パヴィリオンを満たすエアリーなブルーまで、建物の各フロアはカラーグラデーションを形成しています。

この建物には語り継がれる歴史があります。ヤン・ファン・ロイの設計で、1891年にニューヨーク生命保険会社のために建てられた当時は、アムステルダムで最も高い民間ビルのひとつでした。20世紀の大半は、メッツ・アンド・カンパニー・デパートの本拠地であり、1933年には、モダニズム運動で最も重要なオランダ人建築家であるヘリット・リートフェルトの設計による鉄骨とガラスの屋上パヴィリオンが増築されました。この遺産にもかかわらず、2013年にアバクロンビー&フィッチの店舗が入ることになり、その結果、リートフェルト・パヴィリオンを含む上層階は一般公開されなくなり、オリジナルの内部ディテールの多くが覆い隠されました。

世界中のNIOハウスがそうであるのと同じように、NIOハウスの登場によって、その建物は単なる「自動車ショールーム」ではなく、それを受け入れる近隣地域に貢献するさまざまな機能を備えた公共建築物となるのです。1階のカー・ショーケースの上には、柔らかな黄色のキッズ・コーナーを含むカフェがある。次に3階にはフォーラムがあり、地元企業やイベント団体がワークショップやプレゼンテーション、小規模な講演会などに利用できるほか、子どもたちが楽しめる「ジョイ・キャンプ」も併設されています。4階には一般の人も予約して利用できるコワーキングスペースがあり、5階にはアートとデザインのギャラリーがある。このギャラリーはNIOの製品を展示したり、地元のアーティストが作品を発表する場としても利用できます。最後に、NIOのオフィス用に確保された6階の上には、7階のイベントスペースと屋上パヴィリオンがあります。

MVRDVのデザインにおいて、歴史的なディテールが再び明らかになった階段は、デザインの中心的な要素となり、各階の主要スペースから常に見えるようになっており、訪問者の方向を知るのに役立っています。プロジェクトを通して、明るく風通しの良い環境を作るため、空間は可能な限り開放され、内壁を取り除き、天井を高くし、1階とカフェをつなぐアトリウムのような縦のつながりを強調しています。

MVRDVの創立パートナー、ヤコブ・ファン・ライスは言います。
「このプロジェクトにおけるエキサイティングな挑戦は、この建物の歴史と、様々な意味で未来のヴィジョンを提供することに興味を持つ企業であるNIOのアイデンティティを一体化させることでした」「ある意味、私たちは90年前にリートフェルトが潔く解決したのと同じ課題に直面しているのです。NIO・ハウス・アムステルダムは、古いものと新しいものが互いに対比をなし、最終的にはお互いを豊かにする方法を示しています」

デザインチームは、地上から天空への大気の旅を暗示するように、ビルが上昇するにつれて徐々にクリーンで軽くなる素材のパレットを考案しました。1階と2階の壁には、アムステルダムを拠点とするAectual社との共同開発による、リサイクル・ドリンク・カートンから作られた3Dプリント素材が使用されています。それは、土っぽい色合いとフルート状のテクスチャーが特徴です。一方、床は再生可能な資源で作られた持続可能なテラゾー床材であるデュラクリルのデュラベラで作られています。上の階では壁と床は木で仕上げられ、3階では木製の床に環境に優しい塗料が塗られています。5階はピーチ・オレンジのグラデーションが壁面に施され、元の建物のヴォールト天井に目を奪われます。

この段階的な垂直方向の変化は、最上階のふたつのフロアで頂点に達します。ゴールドからブルーへと変化する7階の壁は、リートフェルト・パヴィリオンのスカイブルーの床、仕上げ、天井へと続いています。ここでは、このモダニストによる歴史の断片のエッセンスが忠実に保存され、カーペットやカーテンなどの洗練された仕上げによって、約100年前と同じように、ガラやファッションショーなどのイベントに最適な空間となっています。リートフェルトの設計によるガラス張りの壁からは、アムステルダムの屋上のパノラマが見渡せ、広々とした明るさを感じさせるとともに、訪れる人々が来るべき未来に思いを馳せることができる空間となっています。

NIO・ハウス・アムステルダムは、MVRDVが設計した3棟目の、そして電気自動車メーカーのヨーロッパにおけるフラッグシップとして最大のNIO・ハウスです。2019年に開店したNIO・ハウス・重慶、そして2023年にオランダ初の拠点として開店したNIO・ハウス・ロッテルダムに続いています。


以下の写真はクリックで拡大します

MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる外観、夜景 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる外観、夜景 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる外観、夜景 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる外観、夜景 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる外観 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる外観 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる外観、リートフェルトによるルーフトップを見る。 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる1階、ショールーム photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる1階、ショールーム photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる1階、ショールーム photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる1階、ショールーム photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる1階、ショールーム photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる2階、階段室 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる2階、カフェ photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる2階、カフェ photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる2階、カフェ photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる2階、カフェ photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる2階、キッズ・コーナー photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる2階、カフェから階段室を見る。 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる3階、フォーラム photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる3階、フォーラム photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる3階、フォーラム photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる3階、フォーラム photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる3階、ジョイ・キャンプ photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる4階、コワーキングスペース photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる4階、コワーキングスペース photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる4階、コワーキングスペース photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる5階、展示スペース photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる5階、展示スペース photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる5階、展示スペース photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる5階、展示スペース photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる6階、イベントスペース photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる6階、イベントスペース photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる6階、イベントスペース photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる6階、イベントスペース photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる7階、イベントスペース(リートフェルトルーフトップ) photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる7階、イベントスペース(リートフェルトルーフトップ) photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる1階平面図(ショールーム) image©MVRDV
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる2階平面図(カフェ) image©MVRDV
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる3階平面図(フォーラムとジョイキャンプ) image©MVRDV
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる4階平面図(コワーキングスペース) image©MVRDV
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる5階平面図(展示スペース) image©MVRDV
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる6階平面図(イベントスペース) image©MVRDV
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる7階平面図(イベントスペース / リートフェルトルーフトップ) image©MVRDV
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる断面図 image©MVRDV

以下、建築家によるテキストです。


MVRDV respectfully transforms 19th-century listed building with rooftop Gerrit Rietveld pavilion for NIO’s new European flagship store

Electric car manufacturer NIO has opened its flagship location in Europe, occupying a seven-storey building on Amsterdam’s Keizersgracht originally built in the late 19th century. The new NIO House Amsterdam renovates the building with an interior design by MVRDV, which combines design elements reflective of NIO’s brand with a respectful treatment of the historic building. Now offering a wide variety of spaces for relaxing, working, events, and exhibitions, the building’s floors form a colour gradient inspired by NIO’s “blue sky coming” slogan, from earthy colours on the lower floors to an airy blue that fills the building’s modernist rooftop pavilion.

The building has a storied history: designed by Jan van Looy, when it was built in 1891 for the New York Life Insurance Company it was among the tallest private buildings in Amsterdam. For the majority of the 20th century, it was home to the Metz & Co department store and in 1933 was extended by a steel and glass rooftop pavilion designed by Gerrit Rietveld, arguably the most important Dutch architect of the modernist movement. Despite this heritage, in 2013 it became home to an Abercrombie & Fitch store; as a consequence, the upper floors including the Rietveld pavilion were closed to the public, and many of the original interior details were covered up.

Just as in all of their locations worldwide, the arrival of a NIO House turns the building not just into a typical “car showroom”, but a public building with a variety of functions that contribute to the neighbourhood that hosts it. Above the car showcase on the ground floor is a cafe including a soft yellow kids’ corner; next, the second floor is home to the Forum, which local businesses and event organisations can utilise for workshops, presentations, and small-scale lectures, alongside a “Joy Camp” where children can entertain themselves. The third floor features co-working spaces that can be booked and used by the public, while the fourth is home to an art and design gallery that can equally be used to show NIO products or as a platform for local artists to showcase their work. Finally – above a fifth floor reserved for NIO’s own offices – are event spaces in the sixth floor and the rooftop pavilion.

In MVRDV’s design the staircase, with its historic details once again revealed, becomes a central element of the design, and is always visible from the main spaces on each floor to help orient visitors. Throughout the project, the space is opened as much as possible to create a light and airy environment, removing internal walls, raising ceilings, and emphasising vertical connections such as the atrium that links the ground floor with the cafe.

“The exciting challenge of this project was in unifying the history of this building with the identity of NIO, a company which in many senses is interested in offering a vision of the future”, says MVRDV founding partner Jacob van Rijs. “In a sense, we are confronting the same challenge that Rietveld resolved so gracefully 90 years ago. NIO House Amsterdam shows how the old and the new can provide a counterpoint for one another and ultimately enrich each other.”

The design team devised a palette of materials that becomes progressively cleaner and lighter as it ascends the building, suggesting an atmospheric journey from earth to sky. On the ground and first floors, the walls are panelled with a 3D-printed material made from recycled drinks cartons, developed in partnership with Amsterdam-based Aectual, which gives an earthy colour and a fluted texture to the walls. Meanwhile the floors are made from Duracryl’s Durabella, a sustainable terrazzo flooring made with renewable resources. On the level above, the walls and floors are finished with wood, while on the third floor, wood floors are complemented with eco-friendly paint. The fourth floor features a peachy orange gradient on its walls, which draw attention upwards to the vaulted ceilings of the original building.

This gradual vertical change culminates in the top two floors. The walls of the sixth transition from gold to blue, leading into the sky-blue floor, finishes, and ceiling of the Rietveld pavilion. Here, the essence of this piece of modernist history is faithfully preserved, with refined finishes such as the carpet and curtains helping to make it an exquisite space for events such as galas and fashion shows – just as it was almost 100 years ago. The glass walls of Rietveld’s design give panoramic views over the rooftops of Amsterdam, completing the feeling of expansive lightness and giving space for visitors to reflect on the future to come.

NIO House Amsterdam is the third and – as the electric car manufacturer’s European flagship – the largest NIO House designed by MVRDV. It follows NIO House Chongqing, which opened in 2019 and NIO House Rotterdam, which opened in 2023 as NIO’s first location in the Netherlands.

■建築概要

Project Name: NIO House Amsterdam
Location: Amsterdam, the Netherlands
Year: 2022–2024
Client: NIO
Size and Programme: 2,700m2 – Car showroom, café, office, kids playground, gallery, event spaces, lounge
───
Credits
Architect: MVRDV
Founding Partner in charge: Jacob van Rijs
Partner: Fokke Moerel
Design Team: Aser Gimenez Ortega, María López Calleja, Elien Deceuninck, Egle Jacinaviciute, Xiaoyi Qin, Jiameng Li, Martyna Maciacszek, Monica di Salvo, Basak Gunalp, Sanel Beciri, Turker Naci Saylan, Giovanni Nardi, Jeremy de Hoop, Aleksandra Sliwinska, Samuel Delgado, Thiago Maso, Ela Kara
Strategy and Development: Sruti Thakrar
Copyright: MVRDV Winy Maas, Jacob van Rijs, Nathalie de Vries
───
Partners:
Project management: Turner & Townsend
Engineering: ABT
General contractor: ToBuild
Technical installations: WeMaintain
Interior installations: DeHaas Interior Partner
Construction management: Original Spaces
3D Printing: Aectual
Terrazzo Flooring: Duracryl
Photography: © Ossip van Duivenbode

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    BIGによる、オランダ・アムステルダムの集合住宅「Sluishuis」。都市の水辺に計画。湾に面するブロックを持ち上げる操作で、光や眺望も中庭に取り入れる親水空間を構築。屋上は公共的空間として開放され、観光や住民の為の交流の場として機能
  • 2021.8.28Sat
    OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダ・アムステルダムの、オフィスビル「Apollolaan 171」。20世紀初頭のベルラーヘの歴史的建築物が建つ地域に、ガラスとレンガを外観に使用し透明性と触覚性を備えた建築を構想
  • 2021.6.16Wed
    MVRDVによる、アムステルダムの集合住宅「De Oosterlingen」。7棟が連結したような建物として計画され緑化された屋上や壁面が都市環境にも貢献
  • 2020.8.16Sun
    //
    グラフィックデザイン事務所 トーニックが、MMX・アルキテクテンと共同で設計した、アムステルダムの自社オフィスの写真と図面。ファーサードや内装の二次元的表現が特徴的
  • 2020.5.17Sun
    //
    アムステルダムのレストランが、新型コロナウイルスを考慮し社会的距離を確保するための、小さな温室状の客席を設置
  • 2020.1.29Wed
    //
    ピーター・ズントーがマスタープランなどを手掛けている、オランダ・アムステルダムの築約140年の閉鎖された工場群を、高級ホテル・住居・アート施設・商業施設などに再開発するプロジェクト「DE MEELFABRIEK」の現地写真とレポート
  • 2020.1.01Wed
    /
    UNスタジオによる、オランダ・アムステルダムの、既存建物の文脈を踏襲しつつも、優雅な曲線のデザインと素材感で、独特の華美さを生み出している店舗のファサード改修「looking glass」の写真
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#オランダの関連記事

  • 2025.4.18Fri
    MVRDVとZeccによる、オランダ・ヘールレンの「Heerlen Holy Water」。役目を終えた教会を転用した公共プール。新たな社会的機能を付与し歴史的要素も保存する為、かつての身廊をガラス壁で囲んで“床が上下するプール”とする計画を考案。床高の調整で様々な活動や催しへの対応が可能
  • 2025.3.24Mon
    MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる
  • 2024.10.18Fri
    MVRDVによる、オランダの「トリポリス・パーク」。アルド・ファン・アイクの晩年作品の改修と増築。歴史的建築に敬意を払いながら変化した環境への対応も意図し、既存の背後に“ランドスクレイパー”を配置する計画を考案。記念碑的建物の不動産価値も再確立させる
  • 2023.12.18Mon
    OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える
  • 2023.10.17Tue
    MVRDVとヴァン・ボーフェンによる、オランダの「ジムナジウム・ビークフリート」。設計者の母校である中学校のリニューアル。刷新と現代化を目指し、特徴的なイラストをまとった講堂を増築して施設内の回遊性を高める改修も実施。美術家が制作した壁絵は関係者の思い出や歴史と環境も表現
  • 2023.5.30Tue
    MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの、オフィス兼研究施設「マトリックス・ワン」。持続可能な解決策に取り組む企業等が入る施設。サステイナブルの限界に挑み、将来的な解体と他建物の資源としての再利用も想定して設計。人々の交流を促す“社会的階段”はキャンパスのハブとして機能
  • 2023.3.26Sun
    MVRDVによる、オランダの店舗「NIO・ハウス・ロッテルダム」。電気自動車の企業の為に計画。施主の思想と地域の特徴の融合を求め、共通点の“柔軟性”を基にして上下動するテーブルや外に拡張可能なカフェ等を考案。様々な歓迎の用途を盛り込んで街の活気への貢献も意図
  • 2022.9.20Tue
    MVRDVによる、オランダの複合ビル「Valley」。オフィス街の居住・労働・商業の為の施設。地域に緑と人間の次元を取り戻す事を目指し、低層部に多様な植栽を配置した公共的空間を配置。専用デジタルツールを開発し採光眺望や割付等の決定等を合理的に進める
  • 2022.7.26Tue
    BIGによる、オランダ・アムステルダムの集合住宅「Sluishuis」。都市の水辺に計画。湾に面するブロックを持ち上げる操作で、光や眺望も中庭に取り入れる親水空間を構築。屋上は公共的空間として開放され、観光や住民の為の交流の場として機能
  • 2022.7.23Sat
    MVRDVによる、オランダ・ハーグの二棟の高層集合住宅。中央駅前にある高さ100mを超える建築。頭頂部のテラスが積み重なった“王冠”の様なデザインが、都市に対して特徴的な景観を提供。居住者用の交流アプリでも社会的結束を促進
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    今津康夫 / ninkipen!による、愛知の店舗「ring名古屋」。駅直結の大型複合施設内の地上階の区画。多くの人々が行交う状況に対し、大開口を活かして“服をファサードに顕在化させる”設計を志向。“島状の独立したレジカウンター”で多方面への気配りも可能にする
    photo©河田弘樹

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    architecture|feature
    店舗名古屋愛知今津康夫河田弘樹図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)ninkipen!アンドエス浦部郁幸
    今津康夫 / ninkipen!による、愛知の店舗「ring名古屋」。駅直結の大型複合施設内の地上階の区画。多くの人々が行交う状況に対し、大開口を活かして“服をファサードに顕在化させる”設計を志向。“島状の独立したレジカウンター”で多方面への気配りも可能にする通りより開口部越しに内部を見る、夜景 photo©河田弘樹
    今津康夫 / ninkipen!による、愛知の店舗「ring名古屋」。駅直結の大型複合施設内の地上階の区画。多くの人々が行交う状況に対し、大開口を活かして“服をファサードに顕在化させる”設計を志向。“島状の独立したレジカウンター”で多方面への気配りも可能にする通りより開口部越しに内部を見る、夜景 photo©河田弘樹
    今津康夫 / ninkipen!による、愛知の店舗「ring名古屋」。駅直結の大型複合施設内の地上階の区画。多くの人々が行交う状況に対し、大開口を活かして“服をファサードに顕在化させる”設計を志向。“島状の独立したレジカウンター”で多方面への気配りも可能にする外部より開口部越しに内部を見る、夜景 photo©河田弘樹
    今津康夫 / ninkipen!による、愛知の店舗「ring名古屋」。駅直結の大型複合施設内の地上階の区画。多くの人々が行交う状況に対し、大開口を活かして“服をファサードに顕在化させる”設計を志向。“島状の独立したレジカウンター”で多方面への気配りも可能にする外部より開口部越しに内部を見る、夜景 photo©河田弘樹

    今津康夫 / ninkipen!が設計した、愛知の店舗「ring名古屋」です。
    駅直結の大型複合施設内の地上階の区画での計画です。建築家は、多くの人々が行交う状況に対し、大開口を活かして“服をファサードに顕在化させる”設計を志向しました。また、“島状の独立したレジカウンター”で多方面への気配りも可能にしています。店舗の場所はこちら(Google Map)。

    名古屋ささしまライブ駅直結の大型複合施設の1階に位置するセレクトショップのインテリアデザインである。

    上階にホテルとオフィスを備える高層ビルのグランドレベルは、歩行者へ充分に開放され、多くのビジネスマンと近くの大学生が行き交っている。

    建築家によるテキストより

    フルハイトの開口部とCH4500の高い天井高さを活かし、街角に沿ってL型にハンガーラックを回して服をファサードに顕在化させ、その上方の気積に印象的な照明とサインを浮かべた。

    内部は入口正面の壁を雁行させながら素材と高さを変化させることで、奥への期待感を助長し、屋外を思わせるような街灯を建ててシークエンスに変化と面白みを持たせた。

    建築家によるテキストより

    売場の中央に島状に独立したレジカウンターは多方向への気配りを可能とし、傍に架けたハシゴは天井の高さを演出するのと同時に見上げる人に身体性を想起させる。

    カーペットは黄色を少し燻ませたカナリア色とし、コロナ禍で忘れてしまったショッピングの楽しさをシンボライズすることを目指した。

    建築家によるテキストより
    • 残り18枚の写真と建築家によるテキスト
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    店舗名古屋愛知今津康夫河田弘樹図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)ninkipen!アンドエス浦部郁幸
    2024.05.29 Wed 14:03
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    2024.5.28Tue
    • 【ap job更新】 建築を通して文化の構築を目指す設計事務所「OOOarchitecture」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)を募集中
    • 田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図
    2024.5.30Thu
    • 成瀬・猪熊建築設計事務所による、岐阜の店舗「JINSイオンモール各務原店」。既存店のリニューアル計画。商品配置の“計画的な型”を意識し、そのまま形にする“普遍性”と多様な展開が生む“固有性”を両立する設計を志向。型を守りつつ可変性のある“家型の什器”を考案して空間を構成

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