architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2024.10.02Wed
2024.10.01Tue
2024.10.03Thu
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定
photo©志摩大輔

SHARE 田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定

architecture|feature
建材(内装・床)北川一成DIX構造設計部荻野景観設計GRAPHG ARCHITECTS STUDIOModuleX建材(内装・造作家具)建材(内装・照明)建材(内装・天井)建材(内装・壁)山翠舎台東区志摩大輔図面あり田中亮平コンバージョンリノベーション店舗東京
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定1階、左:物販棚、右:客席 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定2階、奥座敷 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定2階、奥座敷から開口部越しに坪庭を見る。 photo©志摩大輔

田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOが設計した、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」です。
木造二階建てを改修した店です。建築家は、非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案しました。また、グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定しました。店舗の公式サイトはこちら。

敷地は浅草の仲見世通りから細い路地を通り抜けた先にあります。
築70年程の小さな木造二階建ての元ハンコ屋さんを改修・コンバージョンしました。オーナーは奥浅草に茶室ryokanという敢えて極小の宿泊室を茶室に見立てたホテルを運営しています。今回は関連施設として、その2号店である飲食店を設計しました。

建築家によるテキストより

我々は蛍光グリーンの壁面と蛍光ピンクの円盤、2つの幾何学図形を古い建物にインストールしました。1階のグリーンの壁面は長屋だった隣家の撤去により傾いた建物の補強を兼ね、2階には極端に低いピンクの楕円の天井を挿入。2階へ客を誘います。

建築家によるテキストより

また2色の蛍光カラーは間近で正対すると距離感が狂い空間認識に揺らぎを与えます。奥浅草のネオンのイメージを反映したものとして、この飲食店のブランディングを統括するデザイナー・アーティストでGRAPH代表の北川一成氏によって選ばれたカラーです。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定東側の前面道路を見る photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定外観、東側の路地より見る、夜景 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定外観、東側の道路より見る、夜景 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定外観、東側の道路より見る、夜景 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定外観、ファサードの詳細。 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定1階、観光案内エリアから開口部越しに外部を見る。 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定1階、観光案内エリアの横にある坪庭を見る。 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定1階、観光案内エリアの横にある坪庭を見る。 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定1階、出入口側から観光案内エリアを見る。 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定1階、左:物販棚、右:客席 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定1階、観光案内エリアから物販棚を見る。 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定1階、物販棚の詳細。 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定1階、傾向グリーンの壁を見る。 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定1階、客席から坪庭側を見る。 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定1階、客席から坪庭側を見る。 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定1階から2階への階段。 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定2階、奥座敷 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定2階、奥座敷 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定2階、奥座敷と蛍光ピンクの吊り天井 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定2階、奥座敷から外部を見る。 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定2階、奥座敷から坪庭側を見る。 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定2階、奥座敷から坪庭側を見る。 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定2階、吊り天井と壁面の詳細。 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定2階、奥座敷から開口部越しに坪庭を見る。 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定2階、奥座敷から開口部越しに坪庭を見る。 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定2階、坪庭 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定平面図 image©G ARCHITECTS STUDIO
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定断面ダイアグラム image©G ARCHITECTS STUDIO
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定構造ダイアグラム image©G ARCHITECTS STUDIO
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定借景のダイアグラム image©G ARCHITECTS STUDIO
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定配置図 image©G ARCHITECTS STUDIO
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定蛍光色のスタディ image©G ARCHITECTS STUDIO

以下、建築家によるテキストです。


敷地は浅草の仲見世通りから細い路地を通り抜けた先にあります。
築70年程の小さな木造二階建ての元ハンコ屋さんを改修・コンバージョンしました。オーナーは奥浅草に茶室ryokanという敢えて極小の宿泊室を茶室に見立てたホテルを運営しています。今回は関連施設として、その2号店である飲食店を設計しました。

我々は蛍光グリーンの壁面と蛍光ピンクの円盤、2つの幾何学図形を古い建物にインストールしました。1階のグリーンの壁面は長屋だった隣家の撤去により傾いた建物の補強を兼ね、2階には極端に低いピンクの楕円の天井を挿入。2階へ客を誘います。

あまりにも小さな物件だった為、坪庭を設けその先の借景として周囲を取り込む計画としています。借景は路地にトリミングされたスカイツリーや、敷地奥の日本家屋など。それらは見落とされていた街の景色として、物理的な距離とは別に意識を遠くに運びます。

また2色の蛍光カラーは間近で正対すると距離感が狂い空間認識に揺らぎを与えます。奥浅草のネオンのイメージを反映したものとして、この飲食店のブランディングを統括するデザイナー・アーティストでGRAPH代表の北川一成氏によって選ばれたカラーです。

実はこの飲食店は奥浅草エリアの観光案内所の機能も併せ持っています。入口付近に小さな柳を植えたのは、かつて吉原の五十間道の入口にあったとされる見返り柳へのオマージュです。

■建築概要

題名:茶室ニゴウ
所在地:東京都台東区
主用途:飲食店(一部物販、観光案内所)
設計:田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIO 担当/田中亮平、西村和起
施工:山翠舎
ブランディング・グラフィックデザイン・アートディレクション:北川一成、八戸藍、山田晴香 / GRAPH
ランドスケープデザイン:荻野彰大 / 荻野景観設計
照明デザイン:林真理子 / モデユレックス
クライアント:レッドテック
構造アドバイス:田村尚土 / DIX
構造:木造
階数:地上2階
敷地面積:31.99㎡
建築面積:26.57㎡
延床面積:45.6㎡
設計:2021年1月~2022年3月
工事:2022年1月~2022年3月
竣工:2022年5月
写真:志摩大輔

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床一階客席 床

土間コンの上、着色防塵塗装仕上げ(アシュフォードジャパン)

内装・壁一階客席 壁

MDF
OSUC

内装・壁一階客席 蛍光壁

PB二枚貼り総パテの上、蛍光塗料(シンロイヒ)

内装・造作家具一階客席 カウンター

銀杏無垢板
OSUC

内装・床二階座敷席 床

既存畳表替え(ダイケン)

内装・壁二階座敷席 壁

既存聚楽壁搔き落としの上、保護塗料

内装・天井二階座敷席 天井

シナ合板二枚貼り総パテの上、蛍光塗料(シンロイヒ)

内装・照明二階座敷席 照明

MMP-060S_3H_M_FS_M10A27_T1_1(モデユレックス)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

あわせて読みたい

サムネイル:長坂常 / スキーマ建築計画による「TAKEO KIKUCHI 渋谷明治通り本店」
長坂常 / スキーマ建築計画による「TAKEO KIKUCHI 渋谷明治通り本店」
  • SHARE
建材(内装・床)北川一成DIX構造設計部荻野景観設計GRAPHG ARCHITECTS STUDIOModuleX建材(内装・造作家具)建材(内装・照明)建材(内装・天井)建材(内装・壁)山翠舎台東区志摩大輔図面あり田中亮平コンバージョンリノベーション店舗東京
2024.10.02 Wed 15:11
0
permalink

#GRAPHの関連記事

  • 2024.5.17Fri
    VUILDによる、香川の「小豆島 The GATE LOUNGE」。オリーヴを用いた商品の購入や体験ができる施設。木造建築の“新しい建造の在り方”の提案として、島内の木材を資源として活かす仕組みから構築。デジファブ技術を用いて熟練大工に頼らない施工体制も追求
  • 2022.10.04Tue
    田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・渋谷区の「ヒルサイドテラスのオフィス」。槇文彦の建築内に“GRAPH”の為に計画。オリジナル尊重の設計方針を志向し、窓配置とプロポーションを手掛かりに“家具レイアウト”で空間を構成。施主のグラフィック業と風景の抽象性を考慮して色彩は“白”で統一
  • 2021.12.15Wed
    空間構想+辻昌志建築設計事務所による、東京のテナントビル「内神田三丁目プロジェクト」。環境に合わせるのでなく理想的な将来像を想定した建築設計という思想の下、低層部を街路から直接出入可能とし都市と立体的に繋げ、地域の人情的な界隈性をより濃密とすることを目指す
  • view all
view all

#荻野景観設計の関連記事

  • 2024.3.05Tue
    桑原淳司建築設計事務所による、兵庫の「香花園の家」。閑静な住宅街に建つ設計者の自邸。家と緑が一体的に感じられる空間を求め、無柱の長方形空間から“くり抜く”様に3つの中庭を設けた建築を考案。庭の配置や床の高低差で“森の中を移動”する様な感覚も生み出す
  • 2022.8.26Fri
    三谷勝章による、大阪の「富田林の家」。緑地に面した住宅地に建つ設計者の自邸。環境と呼応する建築を求め、隣地から中庭まで緑を連続させ壁や屋根の重なりで囲われつつ開かれた関係性を構築。季節で移り変わる木々の煌めきや陰影を享受
  • 2022.4.15Fri
    堤庸策 / arbolによる、兵庫・丹波市の住宅「丹波の家」。周囲への眺望よりもプライバシー確保や世界観への没入との要望に、外部から隔てた庭とガラス張りのリビングにより“暮らしの風景”を構築、建築の内と外の異なる風景を循環する生活の空間をつくる
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,709
    • Follow
    82,488
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    【ap job更新】 MAD Architectsにて実績を積み設立され、中国の大規模建築も手掛ける「ARCHER」が、デザインアシスタント(既卒・経験者)を募集中

    ap job 【ap job更新】 MAD Architectsにて実績を積み設立され、中国の大規模建築も手掛ける「ARCHER」が、デザインアシスタント(既卒・経験者)を募集中

    architecture|job|promotion
    建築求人情報
    【ap job更新】 MAD Architectsにて実績を積み設立され、中国の大規模建築も手掛ける「ARCHER」が、デザインアシスタント(既卒・経験者)を募集中
    【ap job更新】 MAD Architectsにて実績を積み設立され、中国の大規模建築も手掛ける「ARCHER」が、デザインアシスタント(既卒・経験者)を募集中
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    MAD Architectsにて実績を積み設立され、中国の大規模建築も手掛ける「ARCHER」の、デザインアシスタント(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    中国北京で活躍するMAD Architectsにて実績を積んだ主宰が、日本で建築デザイン事務所ARCHERを設立。

    建築を意味する“ARCH”とそれに従事する“~ER”と組み合わせた造語として、“設計”ではなく“デザイン”に特化した建築との向き合い方を模索している事務所です。

    中国で乱立する画一的な高層住宅が社会問題となっている中で、デザインによって付加価値をつけていくことが重要になってきており、我々は自然のエレメント(要素)をデザインに取り込んだ、バイオフィリアデザインを思想の軸に建築デザイン活動をしています。

    中国の主要都市における大規模開発の中でもランドマークとなるような重要なプロジェクトに関わることができ、また、デザインにおいて自由度の高いプロジェクトが多くとてもやりがいがあります。少しでも興味を持って頂いた方はぜひ、ご応募ください。

    job.architecturephoto.net
    • ap job
    建築求人情報
    2024.10.02 Wed 17:51
    0
    permalink
    森下修 / 森下建築総研による、兵庫・神戸市の、宿泊施設「ThinkStay Mt.」。設計者が事業主で運営も手掛ける山中のワーケーション施設。“心地よく創造的な活動”の場を目指し、5棟の高床式の“アトリエコテージ”を設計して森の中に配置。既存の修復は設計者の主導のもと平田建設も関わる
    photo©母倉知樹

    SHARE 森下修 / 森下建築総研による、兵庫・神戸市の、宿泊施設「ThinkStay Mt.」。設計者が事業主で運営も手掛ける山中のワーケーション施設。“心地よく創造的な活動”の場を目指し、5棟の高床式の“アトリエコテージ”を設計して森の中に配置。既存の修復は設計者の主導のもと平田建設も関わる

    architecture|feature
    リノベーション神戸宿泊施設兵庫図面あり母倉知樹建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)森下修森下建築総研
    森下修 / 森下建築総研による、兵庫・神戸市の、宿泊施設「ThinkStay Mt.」。設計者が事業主で運営も手掛ける山中のワーケーション施設。“心地よく創造的な活動”の場を目指し、5棟の高床式の“アトリエコテージ”を設計して森の中に配置。既存の修復は設計者の主導のもと平田建設も関わる左:アトリエコテージ VC-3、右奥:アトリエコテージHC-2 photo©母倉知樹
    森下修 / 森下建築総研による、兵庫・神戸市の、宿泊施設「ThinkStay Mt.」。設計者が事業主で運営も手掛ける山中のワーケーション施設。“心地よく創造的な活動”の場を目指し、5棟の高床式の“アトリエコテージ”を設計して森の中に配置。既存の修復は設計者の主導のもと平田建設も関わる外観、アトリエコテージ HCを見る。 photo©母倉知樹
    森下修 / 森下建築総研による、兵庫・神戸市の、宿泊施設「ThinkStay Mt.」。設計者が事業主で運営も手掛ける山中のワーケーション施設。“心地よく創造的な活動”の場を目指し、5棟の高床式の“アトリエコテージ”を設計して森の中に配置。既存の修復は設計者の主導のもと平田建設も関わるアトリエコテージ HC、リビングから水廻り側を見る。 photo©母倉知樹
    森下修 / 森下建築総研による、兵庫・神戸市の、宿泊施設「ThinkStay Mt.」。設計者が事業主で運営も手掛ける山中のワーケーション施設。“心地よく創造的な活動”の場を目指し、5棟の高床式の“アトリエコテージ”を設計して森の中に配置。既存の修復は設計者の主導のもと平田建設も関わる左:アトリエコテージ VC-1、右奥:ShowIn 書院、夜景 photo©母倉知樹

    森下修 / 森下建築総研が設計した、兵庫・神戸市の、宿泊施設「ThinkStay Mt.」です。
    設計者が事業主で運営も手掛ける山中のワーケーション施設の計画です。“心地よく創造的な活動”の場を目指し、5棟の高床式の“アトリエコテージ”を設計して森の中に配置しました。また、平田雅哉による既存数寄屋の修復は設計者の主導のもと平田建設も関わっています。施設の公式サイトはこちら。

    2016年夏、酷暑の中、六甲山に登った。六甲ケーブル山上駅前の小山を成す5300㎡の地所を見る目的もあった。荘厳な杉の木立に慄き、その中の見通しも効かない鬱蒼とした森、藪に分け入る。何やら生物が出てくるのではと腰が引ける中、朽ちた数寄屋を見つける。建具ははずれ、柱壁は傾き、風雨が吹き込んでいた。

    六甲山はかつて、関西の避暑地として賑わい、国内初のゴルフコース、人工スキー場が開設され、遊園地や別荘、保養所、幾筋のロープウェーが建ち並んだが、その後、国立公園に指定され、建物の新築も禁止された。幾多とあったホテルや施設も閉じていく。文化的な集積が消えていく。

    当初は私共も地所を顧客から譲り受けることを断念したが、まもなく、コロナ禍が世界を襲った。いつ納まるかもわからないパンデミックの中、ライフスタイルや価値観を変えこの後の社会を私たち建築・環境を作る人間が如何にイノベートするか、リ・クリエイトするかを考えた。焦燥感にも似た思いの中、自らが事業主となりThinkStayMt.という「第三の居場所」、クリエイトの場を自分たちだけでなく次代のためにも創ることを決意した。

    建築家によるテキストより

    六甲ケーブル山上駅前の小山、標高760mの地にワーケーションなどを意識したサードプレイスを創った。
    天覧台にも近く、都市を俯瞰しながら大自然の中、感性を研ぎ澄まし、創造力を刺激する宿泊可能なアトリエコテージ群を森に潜ませた。

    建築家によるテキストより

    数寄屋周辺の山の斜面に自然を崩すことなくフラットなアトリエHCとタワー型アトリエVC、計5棟のアトリエコテージを浮遊させる。急峻な斜面の中、樹木の隙間を探して建築するので、自ずとフットプリントは小さくなり斜面に浮く高床式の構造となる。細分化された鉄骨軸組にポリカ波板を両面張りしダブルスキンを形成、樹々の中に浮遊する解放感を実現しつつも温熱環境をコントロールする。加えて開閉可能な厚手のカーテンを外周全域に設け、内部環境を快適に包む。開かれた環境装置を森の中に浮遊させる。

    森の中に浮遊し、感性を研ぎ澄ます。水を汲み、火を焚き、食事をつくる。そんな生きる上での基本的な所作がここでは新鮮に感じられる。キッチンやサニタリーはもちろん、プロジェクタ・スクリーン、WIFI、焚火スペースなどなど、ワーケーションとしての設備は全て整っているが、自然の中、手間をかけることにより得られる何かを感じて欲しい。

    建築家によるテキストより
    • 残り44枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    リノベーション神戸宿泊施設兵庫図面あり母倉知樹建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)森下修森下建築総研
    2024.10.02 Wed 07:03
    0
    permalink
    2024.10.01Tue
    • 建築家の藤田雄介による書籍『建具の手がかり: 境界を操作する39の手法』をプレビュー。建具メーカーも運営する建築家による初の単著。スカイハウスほか26作品と著者自身による13作品を取り上げ、“建具”と“境界”に着目して読み解く
    • 石上純也が設計した「house & restaurant maison owl」の一般宿泊予約が開始。山口県宇部市にあり、2024年日本建築学会作品賞を受賞した建築。1日1組限定で全館貸切が可能
    • 【ap job更新】 建築を通して文化の構築を目指す設計事務所「OOOarchitecture」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)を募集中
    • 長坂常 / スキーマ建築計画による、群馬・太田市の「古川製作所新社屋+工場」。部品製造会社の“生産システム”を作る企業の為に計画。認知度を高めて雇用にも貢献する存在を目指し、“会社の顔となる開かれた建築”を志向。内外の多様な要素に“一貫した軸”を与える為にグリッドを用いて設計
    • 2024年9月にアーキテクチャーフォトで注目を集めた記事トップ40
    2024.10.03Thu
    • 大阪中之島美術館での展覧会「Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン」の入場チケットをプレゼント。スイスを拠点とした芸術家と、同国を代表し“グリッドシステム”でも知られるグラフィックデザイナーの展覧会。初の大規模回顧展として開催される
    • 浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,709
    • Follow
    82,488
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white