SHARE 田根剛による、フランスでの建築展「Tsuyoshi Tane: Archaeology of the Future」。“考古学的リサーチ”を掲げる建築家の展覧会。フランス国立建築・遺産博物館を会場として、“エストニア国立博物館”を含む3つの美術館に焦点を当てる内容
田根剛による、フランスでの建築展「Tsuyoshi Tane: Archaeology of the Future」です。
“考古学的リサーチ”を掲げる建築家の展覧会です。フランス国立建築・遺産博物館の近現代建築ギャラリーを会場として、“エストニア国立博物館”を含む3つの美術館に焦点を当てる内容となっています。会期は、2025年11月3日までを予定。展覧会の公式ページはこちら。
Atelier Tsuyoshi Tane Architectsは、このフランス国立建築・遺産博物館より依頼を受けて、「エストニア国立博物館」の模型を寄贈しました。これを記念し、同館の近現代建築ギャラリーにて、ATTAの展覧会「Tsuyoshi Tane: Archaeology of the Future」を開催いたします。
「エストニア国立博物館」(2016年)、「弘前れんが倉庫美術館」(2020年)、「アルサーニ・コレクション財団・美術館」(2021年)の3つの異なる場所と歴史を持つ美術館に焦点を当て、場所の記憶を掘り下げ、建築を未来に向け創る思考のプロセス「考古学的リサーチ」と共に展示をします。
コンセプトリサーチ、スタディ模型とプレゼンテーション模型、そして竣工後の映像を通して、記憶とは過去のものではなく未来をつくる原動力だと考える「Archaeology of the Future-未来の記憶」を提示します。
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以下、リリーステキストです。
Atelier Tsuyoshi Tane Architectsは、このフランス国立建築・遺産博物館より依頼を受けて、「エストニア国立博物館」の模型を寄贈しました。これを記念し、同館の近現代建築ギャラリーにて、ATTAの展覧会「Tsuyoshi Tane: Archaeology of the Future」を開催いたします。
「エストニア国立博物館」(2016年)、「弘前れんが倉庫美術館」(2020年)、「アルサーニ・コレクション財団・美術館」(2021年)の3つの異なる場所と歴史を持つ美術館に焦点を当て、場所の記憶を掘り下げ、建築を未来に向け創る思考のプロセス「考古学的リサーチ」と共に展示をします。
コンセプトリサーチ、スタディ模型とプレゼンテーション模型、そして竣工後の映像を通して、記憶とは過去のものではなく未来をつくる原動力だと考える「Archaeology of the Future-未来の記憶」を提示します。
近現代ギャラリーでは常設となるル・コルビジェの「ユニテ・ダビタシオン」の原寸模型や、オーギュスト・ペレの「ル・ランシーの教会」の外壁、ジャン・ヌーベルの未完の「エンドレス・タワー」の模型などがフランスの近現代建築を語る模型や映像が展示されています。
本展は、2024年9月18日(水)~2025年11月3日(月)まで開催予定。
パリのトロカデロ広場、エッフェル塔に面した歴史的建造物シャイヨー宮の中に2004年にオープンした「建築・遺産博物館(Cite de l’Architecture et du Patrimoine)」。
1882年に設立された「比較彫刻博物館(Musee de Sculpture Comparee)」が、1937年に「フランス記念物博物館(Musee des Monuments Français)」に生まれ変わった後に、建築や都市計画などが社会的により一層重視されたことによって、2004年に現在の「建築・遺産博物館」となりました。
「フランス国立建築・遺産博物館(Cite de l’Architecture et du Patrimoine)」に「エストニア国立博物館」の模型を寄贈。これを記念し、同館の近代建築ギャラリーにて、フランス初のATTA展覧会を開催いたします。
22,000㎡の広さを誇り、中世から現代までの建築史の物語を紹介する3つのギャラリーで3つのコレクションを展示しています。
金型のギャラリー、壁画とステンドグラスのギャラリー、そして1851年以降のフランス建築の歴史を振り返る新しい近現代建築のギャラリーがあります。
天井の高い広々とした1階の展示室では、ローマ時代から中世を経て18世紀までのフランス各地にある歴史的建築が実物大模型で展示されています。2階にはより新しい時代、フランス近現代建築の縮小模型や写真により、技術の進歩や人口の増加が都市の発展や建築に与えた影響がわかりやすく解説されています。
主な収蔵品に、カオール大聖堂のドームの天井画(14世紀)、パリのノートルダム寺院の模型、ル・コルビュジエが1952年にマルセイユに建設したシテ・ラディユーズの集合住宅の実物大再現、北駅の模型などがあり、建築芸術とその課題に精通した専門機関として、初心者から専門的・学術的な知識を追求する人々まで、幅広い層に対応しています。
専門の図書館も併設され、知識の伝達や建築の質の向上、遺産の保存、創造性の促進など、現代の建築文化の普及において重要な役割を担っています。
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■展覧会概要
展覧会タイトル:Tsuyoshi Tane: Archaeology of the Future
開催期間:2024年9月18日~2025年11月3日
会場:フランス国立建築・遺産博物館、近現代建築ギャラリー
住所:1, Place du Trocadero et du 11 Novembre Paris France
Tsuyoshi Tane: Archaeology of the Future exhibition
venue: Cite de l’Architecture et du Patrimoine(modern and contemporary architecture gallery)
1 place du Trocadero et du 11 novembre 75016 Paris
duration: September 18, 2024 – November 3, 2025
project information
status: completed Sep 2024
localisation: Paris, France
date: 2024 – 2025
client: Cite de l’Architecture et du Patrimoine
program: exhibition design
project team
architect: ATTA – Atelier Tsuyoshi Tane Architects
concept: Tsuyoshi Tane
team: Louise Moreau, Jean Cappelle