SHARE 南木隆助による”新日本様式 会場設計”
©小安勇次
南木隆助による”新日本様式 会場設計”です。
以下プロジェクト概要になります。
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2008年11月に実施された、日本の新しい様式を象徴するプロダクトと思想を展示するエキシビションの会場設計。
100のステイトメントと、そのバックグラウンドになる100冊の書籍、そしてそれらの思想を体現しているプロダクトという多くの要素を展示する必要があった。それらを一つの「流れ」として見せるために約40メートルにもなる、うねりと起伏をもった河のようなテーブルを設計した。
展示物や照明は、極力アイレベルよりも低く抑え、アイレベルよりも高いものは存在感が希薄になるように展示計画を行った。その結果、足を踏み入れると、風景と対峙するような“静か”な空間が生まれた。
テーブルは高さを変えることで、ベンチや通り道に変化する。
高さを変えることで人々が回遊しやすくなっている。
テーブルで正方形に領域を囲って、植物と、90度回転させたプラズマディスプレイで、伝統的な日本家屋の象徴的空間を再解釈し、新しい“床の間”の空間を表現した。