architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2025.3.24Mon
2025.3.23Sun
2025.3.25Tue
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる
photo©Ossip van Duivenbode

SHARE MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる

architecture|feature
オランダMVRDV観光施設ロッテルダム展望台展示施設図面あり
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode

MVRDVが設計した、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」です。
街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設の計画です。建築家は、港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案しました。そして、各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させています。


こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

物語を伝えるための機械:MVRDVのPortlantisは、ロッテルダム港について来訪者に新たな視点を提供

何世紀にもわたり、ロッテルダムの街とその港は、共生関係の中で共に成長してきました。21世紀に入り、この港は持続可能でエネルギー消費の少ない運営への移行という、その歴史において最も重要な変革のひとつに着手しています。この変化は、どのようにして一般市民に体験され、港の複雑さを理解できるものとなるのでしょうか?本日(※2025年3月19日)オープンするMVRDV設計のPortlantisは、ロッテルダム港の最西端に位置する同港のヴィジターセンター兼展示センターです。5つの回転展示スペースからなるこの建物は、砂丘から屋上まで続く深紅の公共通路により周囲の環境から際立っており、また、北海、海岸線、港の全方向の素晴らしい景色を眺めることができます。

港の人工埋立地マースフラクト2の海岸にある主要な場所に建てられたPortlantisは、遠くからでもその姿が確認できる目立つ存在となっています。Portlantisは、その教育的な使命に対して実用的で無駄のないアプローチを取り、シンプルな機能性、印象的な存在感、そして工業的な素材を通じて港の精神を体現しています。建物の形状は、内外で行われる活動に直接応じたものとなっており、各フロアは平面が正方形で、周囲の異なる景色を切り取る大きなパノラマ窓が設けられています各フロアの配置と主な窓の向きは、それぞれの機能に対応しています。たとえば、1階のカフェでは窓が西を向いており、砂丘を間近に望むことができます。一方、5階のレストランでは、北海に沈む夕日と、夜にはライトアップされた港のスカイラインの両方を楽しむことができます。

コスマンデヨングがデザインした常設展示は、この工業的な空間の中にあるオブジェのように、あいだのの3つのフロアにわたって展開されています。展示では、各フロアが異なるテーマを扱っており、パノラマ窓は展示内容をより引き立てる港内の要素に焦点を当てています。建物の中央には、高さ22メートルのアトリウムがあり、それ自体が独立した展示空間として機能しています。その中心には動く彫刻が吊るされ、1階ではロッテルダム港の模型が来訪者を迎えます。この劇的な空間は、鏡張りの天井によって強調されており、それによって見た目の高さが倍増しています。また、1階からの出入口によっても強調されており、そこでは回転ドアが展示を隠し、来訪者が建物の広がりのある中心部に入るまでその内容が見えないようになっています。

建物の外側では、各フロアの異なる配置が、各階に外部のプラットフォームを形成しています。これらのプラットフォームは、鮮やかな赤い階段でつながれており、その階段は建物を巻き上がるように伸びて、屋上へのルートを際立たせています。このルートは一般に無料で開放されており、建物は港を見渡す展望塔としての役割も果たしています。

「Portlantisは目を引く存在であり、灯台のようでもありますが、それと同時に一種の見張り塔でもあります」MVRDVの共同設立者であるウィニー・マースは言います。「ロッテルダムに住んでいると、港は地平線の向こうにあって、『あっちの方にあるもの』という感覚で、多くの人はそこで何が行われているのか実はよく知らないのです。Portlantisは、人々に港で何が変化しているのか、それが都市とどう関係しているのか、そして自分たちの都市での暮らしにどのような影響を与えているのかを探る手がかりを提供します。それは極めて効率的に行われます。まるで物語を伝える機械のように」

この建物の素材はシンプルかつ工業的であり、サーキュラーエコノミーの原則に従うことで持続可能性を追求しています。この構造体は解体可能で、その部材は容易に再利用できるようになっています。また、外装パネルは製造元との取り決めに基づき、パネルの寿命が尽きた時点で返却されることになっています。建物の基礎部分でさえ、コンクリート杭を使用しない設計となっており、痕跡を残さないようになっています。Portlantisの持続可能な素材に加えて、運用においてもエネルギー中立を上回る性能を備えています。高効率な断熱とヒートポンプの導入により、この建物のエネルギー需要は比較的低く抑えられています。専用の敷地内風力発電機のおかげで、このプロジェクトは使用するエネルギーよりも30%多くのエネルギーを現地で発電しています。

本日の盛大な開館式に続き、Portlantisは2025年3月22日に一般公開されます。


以下の写真はクリックで拡大します

MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる1階平面図 image©MVRDV
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる2階平面図 image©MVRDV
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる3階平面図 image©MVRDV
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる4階平面図 image©MVRDV
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる5階平面図 image©MVRDV
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる断面図 image©MVRDV
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させるコンセプトダイアグラム image©MVRDV
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させるコンセプトダイアグラム image©MVRDV

以下、リリーステキストです。


A machine for storytelling: MVRDV’s Portlantis offers visitors a new perspective on the Port of Rotterdam

For centuries, the city of Rotterdam and its port have grown together in a symbiotic relationship. In the 21st century, the Port is embarking on one of the most significant changes in its history, as it transitions to sustainable, low-energy operations. How can this change be experienced by the public, making sense of the complexity of the port? Opening today, the MVRDV-designed Portlantis is a visitor and exhibition centre for the Port of Rotterdam located at the port’s western-most point. Comprising a stack of five rotated exhibition spaces, the building stands out from its surroundings with its crimson-red public route from the dunes to its rooftop, while offering spectacular views in all directions of the North Sea, the coastline, and the port.

Occupying a prominent location on the beach of the port’s Maasvlakte 2 artificial land extension, Portlantis creates a beacon that is visible from afar. It takes a practical, no-nonsense approach to its educational task, channelling the spirit of the port with its simple functionality, dramatic presence, and industrial materials. The shape of the building is a direct response to the activities taking place inside and out: each floor is square in plan and has a large panorama window that frames a different view of the surroundings. The orientation of each floor, and the direction its main window faces, corresponds to its function: on the ground floor cafe, this window faces westward and provides an intimate view of the dunes, while diners in the fourth-floor restaurant can enjoy views of both sunsets over the North Sea and the illuminated skyline of the port at night.

The permanent exhibition, designed by Kossmanndejong, is spread over the three levels in between as objects in this industrial environment. In the exhibition, each level addresses a different theme, and the panorama windows are focused on elements within the port that enhance the content of the exhibition. At the centre of the building is a 22-metre-tall atrium that functions as an exhibition space in its own right. A kinetic sculpture hangs in its centre, with a model of the Port of Rotterdam greeting visitors on the ground floor. This dramatic space is emphasised by the mirrored ceiling, which doubles its apparent height, and by the entrance from the ground floor, in which a rotating door conceals the exhibition until visitors enter the voluminous heart of the building.

On the outside of the building, the different orientations of each level create platforms on each level. These are connected by bright red staircases that twist their way up the stack, highlighting the route to the roof. This route is accessible to the public for free, allowing the building to act as a viewing tower over the port.

“Portlantis is a beacon, it’s eye-catching, but it’s also a kind of watchtower”, says MVRDV founding partner Winy Maas. “When you live in Rotterdam, the port sits on the horizon – it’s ‘over there’ and many people don’t really know what goes on there. Portlantis gives people a way to investigate, to see how things are changing in the port, how that relates to the city, and how it affects the life they live in the city. It does this extremely efficiently – like a machine for storytelling.”

The building’s materials are simple and industrial, seeking to be sustainable by following circular economy principles. The structure is demountable so that its parts can easily be reused, and the facade panels will be returned at the end of their lifespan under an agreement made with the manufacturer. Even the building’s foundation, which avoids the use of concrete piles, is designed to leave no trace. In addition to the sustainable materials of Portlantis, it is also a better than energy-neutral in operation. Efficient insulation and a heat pump mean that the building’s energy requirements are relatively low. Thanks in large part to a dedicated on-site windmill, the project locally generates 30 percent more energy than it uses.

Following today’s grand opening ceremony, Portlantis will open to the public on March 22nd, 2025.

■建築概要

Project Name: Portlantis
Location: Rotterdam
Year: 2020-2025
Client: Port of Rotterdam
Size and Programme: 3,533 m2 Experience Centre (Exhibition spaces, Restaurant, Café)
───
Credits
Architect: MVRDV
Founding Partner in charge: Winy Maas
Partner: Fokke Moerel
Design Team: Arjen Ketting, Klaas Hofman, Pim Bangert, Jonathan Schuster, Samuel Delgado, Duong Hong Vu, Monica di Salvo, Efthymia Papadima, Luis Druschke, Maximilian Semmelrock, Antonio Pilz
Sustainability advisor: Arjen Ketting
Strategy and Development: Magdalena Dzambo
Copyright: MVRDV Winy Maas, Jacob van Rijs, Nathalie de Vries
───
Partners
Exhibition designer: Kossmanndejong
Structural engineer: van Rossum
MEP, Building physics, & Environmental Advisor: Nelissen
Cost calculation: Laysan

あわせて読みたい

MVRDVによる、ロッテルダムの芸術収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」が開館へ。世界初の一般公開された美術品保管施設で、サイズと気候区分で作品を分類し、数多の美術品等の保管・維持管理の裏にある世界を公開
  • SHARE
オランダMVRDV観光施設ロッテルダム展望台展示施設図面あり
2025.03.24 Mon 07:19
0
permalink

#展望台の関連記事

  • 2025.3.23Sun
    国の登録有形文化財に選ばれた、長崎の「弓張岳展望所」(1965年) を紹介する動画。代々木競技場の構造を手掛けた坪井善勝が意匠と構造を担当。文化庁の制作で2025年3月に公開されたもの
  • 2025.3.11Tue
    リュウ・ジャークン / Jiakun Architectsによる、中国・ルージョウの「The Renovation of Tianbao Cave District of Erlang Town」。プリツカー賞受賞建築家の代表作のひとつで2021年に完成。地域の遺産保全と酒造文化を伝える為の施設として、緑豊かな崖の風景の中に様々な用途の建築を分散配置。数千年を遡る伝統的な東屋も再解釈して造る
  • 2023.4.16Sun
    スノヘッタによる、オーストリア・チロルの展望施設「Top of Alpbachtal」。海抜2千メートルの建築。来訪者の山岳体験を高めるランドマークを目指し、アルプスの“建築の伝統”と“見事な環境”にひらめきを得た設計を志向。誰もが自由に出入り可能で“消費なしに”休憩できる場を作る
  • 2021.2.17Wed
    MVRDVが計画している、ロンドンのハイドパーク脇に仮設で作られる丘のような構築物「Marble Arch Hill」。市議会の依頼でこの地域の関心を高めるために建設される
  • 2020.10.15Thu
    空間構想による、神奈川・横浜市の、展望施設「浅野学園創立100周年記念リング及び広場」
  • 2019.3.18Mon
    //
    隈研吾による、静岡の展望施設「日本平夢テラス」の写真
  • 2018.11.20Tue
    /
    フォスター&パートナーズが計画している、ロンドンの上部に展望室などの機能を備えた高層タワー「Tulip」の動画
  • 2018.8.24Fri
    /
    隈研吾による「日本平山頂シンボル施設及び展望回廊」が11月3日にオープン
  • 2018.7.18Wed
    /
    青木淳が、広島・尾道の「千光寺公園頂上エリアリニューアル設計」プロポで最優秀者に
  • 2017.4.10Mon
    /
    マリオ・ボッタが、スイスの山頂に完成させた最新作「Fiore di pietra(石の花)」の動画
  • view all
view all

#ロッテルダムの関連記事

  • 2023.3.26Sun
    MVRDVによる、オランダの店舗「NIO・ハウス・ロッテルダム」。電気自動車の企業の為に計画。施主の思想と地域の特徴の融合を求め、共通点の“柔軟性”を基にして上下動するテーブルや外に拡張可能なカフェ等を考案。様々な歓迎の用途を盛り込んで街の活気への貢献も意図
  • 2022.6.02Thu
    MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの仮設イベントスペース「ザ・ポディウム」が完成。様々な催しにも使われる既存建物の屋上に作られた約600㎡の空間、足場構造とリサイクル可能なピンクの床材で構成され、都市の屋上活用の有効性を示すことも意図
  • 2022.5.27Fri
    MVRDVとロッテルダム・ルーフトップ・デイズによる、オランダの「ロッテルダム・ルーフトップ・ウォーク」。都心部のビル屋上を繋ぐ約600mのインスタレーション、街に対する新しい視点の提供を目指して街で最も重要な街路を跨ぐように設計、屋上活用の有効性や都市貢献の可能性を伝える
  • 2022.3.02Wed
    MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの仮設イベントスペース「The Podium」。建築月間の為に既存ビルの屋上に作られる約600㎡の仮設イベントスペースで、足場構造とリサイクル可能なピンクの床材で構成、都市の屋上活用の有効性を示すことも意図
  • 2022.2.25Fri
    MVRDVのヴィニー・マースが、自身が設計した芸術収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」を案内している動画
  • 2021.11.01Mon
    MVRDVによる、ロッテルダムの芸術収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」が開館へ。世界初の一般公開された美術品保管施設で、サイズと気候区分で作品を分類し、数多の美術品等の保管・維持管理の裏にある世界を公開
  • 2021.6.19Sat
    MVRDVによる、ロッテルダム港の展示スペース兼ヴィジターセンター「ハーバー・エクスペリエンス・センター」。持続可能な材料・構法で造られる建築は、直方体ヴォリュームをずらして積層することで様々な港の景色を取り込む
  • 2021.5.19Wed
    MVRDVのヴィニー・マースが、オランダ・ロッテルダムの芸術収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」の内部を案内している動画
  • 2021.5.19Wed
    MVRDVの設計で2020年9月に竣工した、ロッテルダムの芸術収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」の新しい写真。外壁の鏡面パネルが、様々な季節時刻の周辺環境を映し出す
  • 2020.11.15Sun
    MADが計画を進めている、ロッテルダムの1920年代に建てられた倉庫を改修した移民に関する博物館「FENIX Museum of Migration」。既存建物を突き抜けて外観の特徴にもなる有機的な階段空間が特徴的な建築。2024年の完成を予定
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,709
    • Follow
    82,488
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    【ap job更新】 設計以前から竣工後まで“一気通貫”で携わり、収益不動産の最適解を探求する「株式会社ラ・アトレ」が、プロジェクトマネジメントのスタッフ(設計経験者も歓迎)を募集中

    ap job 【ap job更新】 設計以前から竣工後まで“一気通貫”で携わり、収益不動産の最適解を探求する「株式会社ラ・アトレ」が、プロジェクトマネジメントのスタッフ(設計経験者も歓迎)を募集中

    architecture|job|promotion
    建築求人情報
    【ap job更新】 設計以前から竣工後まで“一気通貫”で携わり、収益不動産の最適解を探求する「株式会社ラ・アトレ」が、プロジェクトマネジメントのスタッフ(設計経験者も歓迎)を募集中
    【ap job更新】 設計以前から竣工後まで“一気通貫”で携わり、収益不動産の最適解を探求する「株式会社ラ・アトレ」が、プロジェクトマネジメントのスタッフ(設計経験者も歓迎)を募集中THE DOORS(猿楽町・外観)
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    設計以前から竣工後まで“一気通貫”で携わり、収益不動産の最適解を探求する「株式会社ラ・アトレ」の、プロジェクトマネジメントのスタッフ(設計経験者も歓迎)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    “ひとつの不動産にいくつもの最適解を”

    ㈱ラ・アトレは、ひとつの不動産に対して、集合住宅、商業施設、事務所、ホテルなどのアセットや、様々な企画やコンセプトの中で、何が最適なのか、多角的に検証し、収益不動産における最適解を探求する会社です。

    “仕事を楽しみ、ワクワクすること・心が動かされることを追求” することを大切に、個々の自由なアイディアを生かして、「他にはない」空間づくりを目指しています。

    また、ラ・アトレの組織的な特徴として、土地探索、企画・設計・施工、リーシング・売却などのすべてのフェーズを“一気通貫”で携わることにより、収益不動産の最適解を探求できることがあります。

    これまで設計・監理や施工に携わっていた方にとっては、設計以前の土地探索・商品企画や建物完成後の行方も含めてひとつのプロジェクトとして関わることで、より多角的な視点が身につくことが仕事の魅力のひとつと言えるでしょう。

    job.architecturephoto.net
    • ap job
    建築求人情報
    2025.03.24 Mon 15:55
    0
    permalink
    金山大+小泉宙生 / SWINGによる、大阪市の「橘商店」。設計者の見学も多い材木店のオフィスの改修。訪問者の多い現状と向き合い、こだわりの素材と技術で内装から家具まで仕上げた“ショールーム”の役割も担う会議室を考案。材の様々な使い方で変わる仕上りを見せる
    photo©小川重雄

    SHARE 金山大+小泉宙生 / SWINGによる、大阪市の「橘商店」。設計者の見学も多い材木店のオフィスの改修。訪問者の多い現状と向き合い、こだわりの素材と技術で内装から家具まで仕上げた“ショールーム”の役割も担う会議室を考案。材の様々な使い方で変わる仕上りを見せる

    architecture|feature
    藤木工務店SWING建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・造作家具)小泉宙生金山大図面ありリノベーション事務所大阪小川重雄
    金山大+小泉宙生 / SWINGによる、大阪市の「橘商店」。設計者の見学も多い材木店のオフィスの改修。訪問者の多い現状と向き合い、こだわりの素材と技術で内装から家具まで仕上げた“ショールーム”の役割も担う会議室を考案。材の様々な使い方で変わる仕上りを見せる2階、作業場からオフィス側を見る。 photo©小川重雄
    金山大+小泉宙生 / SWINGによる、大阪市の「橘商店」。設計者の見学も多い材木店のオフィスの改修。訪問者の多い現状と向き合い、こだわりの素材と技術で内装から家具まで仕上げた“ショールーム”の役割も担う会議室を考案。材の様々な使い方で変わる仕上りを見せる2階、ミーティングスペース photo©小川重雄
    金山大+小泉宙生 / SWINGによる、大阪市の「橘商店」。設計者の見学も多い材木店のオフィスの改修。訪問者の多い現状と向き合い、こだわりの素材と技術で内装から家具まで仕上げた“ショールーム”の役割も担う会議室を考案。材の様々な使い方で変わる仕上りを見せる2階、ミーティングスペースから開口部越しに作業場を見る。 photo©小川重雄

    金山大+小泉宙生 / SWINGが設計した、大阪市の「橘商店」です。
    設計者の見学も多い材木店のオフィスの改修計画です。建築家は、訪問者の多い現状と向き合い、こだわりの素材と技術で内装から家具まで仕上げた“ショールーム”の役割も担う会議室を考案しました。そして、材の様々な使い方で変わる仕上りを見せています。

    創業110年を超える老舗材木店 橘商店は、「名栗」と呼ばれる、栗材を手斧(ちょうな)や突き鑿(つきのみ)によって加工された装飾部材を専門とした材木店です。
    今回、その作業場の一角にあるオフィスの改装と、作業場の一部をショールームとして設えるプロジェクトをご依頼いただきました。

    建築家によるテキストより

    橘商店はもともと栗材のみを取り扱う材木店でしたが、今ではカウンター等に使える板材も多数在庫し、インテリアデザイナー・建築家の様々な要望に応えています。そしてその加工場には、そうした名栗材・カウンター材を使いたいと考える設計者や施工者が頻繁に打ち合わせや見学のため訪れています。

    計画当初はオフィス、デスクコーナーの整理・改装のみの相談でしたが、そうした訪問者のためのスペースが必要なのではないかという結論に至り、ショールームとしての機能をもったミーティングルームを設えることとなりました。

    建築家によるテキストより

    壁、天井の仕上げはもちろんのこと、テーブルや椅子にも橘商店こだわりの栗材を使用。柾目・板目・節の程度・材の幅や厚みなど、材の使い方でどのように仕上がりが変わってくるのかということを余すところなく表現した、栗材の専門店・橘商店の想いがぎっしり詰まったショールームとなりました。

    建築家によるテキストより
    • 残り21枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    藤木工務店SWING建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・造作家具)小泉宙生金山大図面ありリノベーション事務所大阪小川重雄
    2025.03.24 Mon 15:50
    0
    permalink
    【ap job更新】 新しい設計事務所の形を模索する「YAP」が、建築設計(経験者・既卒・2025年新卒)、施工管理、広報事務のスタッフを募集中

    ap job 【ap job更新】 新しい設計事務所の形を模索する「YAP」が、建築設計(経験者・既卒・2025年新卒)、施工管理、広報事務のスタッフを募集中

    architecture|job|promotion
    建築求人情報
    【ap job更新】 新しい設計事務所の形を模索する「YAP」が、建築設計(経験者・既卒・2025年新卒)、施工管理、広報事務のスタッフを募集中
    【ap job更新】 新しい設計事務所の形を模索する「YAP」が、建築設計(経験者・既卒・2025年新卒)、施工管理、広報事務のスタッフを募集中YAP OFFICE
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    新しい設計事務所の形を模索する「YAP」の、建築設計(経験者・既卒・2025年新卒)、施工管理、広報事務のスタッフ 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    「まちの風景を工作する」

    YAP.Incは2013年から大阪・上本町を拠点に活動してきました。
    「設計事務所がまちの風景を作っているのに、設計事務所がまちの風景にいないのはなんだかおかしい。八百屋や豆腐屋と同じように町に顔を出しながら設計活動がしたい。」
    そんな単純な動機から、大きくまちに開きながら「開く風景」をつくってきました。

    2020年からのパンデミックを経て、私たち設計事務所を取り巻く日常は緩やかに、でも確実に変化していると感じています。
    中でも建設費の高騰は、私たちが生業としている設計事務所にとって、見て見ぬふりするわけにいかない現象でした。
    実際にいくつものプロジェクトが難しい局面を迎えました。

    独立後10年を経て一念発起。
    今年から、新しい設計事務所の形を模索し始めました。

    これまでの経験を活かして、大規模な公共建築から、小さな店舗のリノベーションまでを手がけながら、一方で、自分たちの手で作る場を町に生み出そうと「YAP TOWN プロジェクト(仮)」を始めました。

    鶴橋の小さな2軒長屋の一軒をセルフリノベーションして、地域住民の立ち寄り場をつくる自社プロジェクトです。
    これから鶴橋のまちを掘り下げていこうと日々、議論しています。

    そのようにして、マイクロデベロッパーとしてのYAPを模索しつつ、さらにマイクロコントラクターとして施工を担おうと、建設業許可取得に向けても動き出しています。

    そして2024年から、同世代の建築家・佐藤伸也がCOOとしてYAPにジョインし、より強力なチームになりました。
    設計だけでなく、企画・運営や施工、プレデザインまでインクルードして、常に形を変えながら、より広範囲の責任を担い、まちの風景をグングン更新していく。
    YAPはそんなチームに変化していってるど真ん中。真っ最中です。

    どんなに活動が広がっても、全ては素晴らしい建築作品をつくって発信し、デザインの力で社会の役に立ちたい、という起業した当初の初期衝動が変わることはありません。
    建築家は、素晴らしい空間を作ってなんぼ、空間の発明をして、参照されてなんぼだと思っています。
    作品づくりに向けるエネルギーを削ぐことはありません。

    現在も埼玉県川口市、兵庫県川西市、北海道赤井川村で公共建築のプロジェクトは進行中。プロポーザルにも挑戦し続けます。
    作品づくりと場づくりを往復しながら、設計を軸足に、より広範囲に跨りながら、まちの風景を更新していく。

    そんな欲張りな私たちのビジョンに共感し、さまざまな個性が重なった、より強力なチームの一員になってくれる仲間を募集します。
    小さな力を集めて、新しい設計事務所の形を共につくりましょう。

    CEO 山口陽登 + COO 佐藤伸也 + チーフ 福田絢華

    job.architecturephoto.net
    • ap job
    建築求人情報
    2025.03.24 Mon 13:56
    0
    permalink
    最も注目を集めたトピックス[期間:2025/3/17-3/23]

    SHARE 最も注目を集めたトピックス[期間:2025/3/17-3/23]

    architecture|feature
    最も注目を集めたトピックス
    最も注目を集めたトピックス[期間:2025/3/17-3/23]

    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2025/3/17-3/23)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


    1. 妹島和世+西沢立衛 / SANAAが、国際文化会館の新西館に常設される「ロスコ・ルーム」の設計者に。DICと国際文化会館の協業が決まり、千葉のDIC川村記念美術館から絵画全7点が移設へ
    2. 工藤浩平建築設計事務所による、秋田市の「楢山の家」。浸水被害を受けた住宅の建替。被災対策に加え経済性も求め、独立基礎を併用した“高床”と急勾配の“落雪屋根”を特徴とする建築を考案。未来を見据えて取捨選択した設計の末に“不思議なアイコニックさ”が現れる
    3. 小田切駿と髙松めい による、東京・世田谷区の住戸改修「砧の部屋」。“普通の2LDK”をリノベした設計者の自邸。仕事と家事育児を両立する生活像に対し、“暮らしの動作とシーンが連続的に展開する”半ワンルーム的空間を志向。回遊性を確保しながら18mmの壁で空間を間仕切る
    4. 若手建築家4人が既製品電材を“ハック”した作品を展示する「電材HACK展」が開催。パナソニックが運営する東京・新橋の“BRIDGEHEAD Shimbashi”が会場。スキーマ建築計画出身の西原将が企画監修。出展者の桝永絵理子・向山裕二・森田美紀も参加するギャラリートークも実施
    5. 国立新美術館での建築展「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s–1970s」。岸和郎が監修。コルビュジエ、アアルト、菊竹清訓、カーン、ゲーリーらによる14邸の住宅を中心に、20世紀の住宅の実験を豊富な資料で検証。ミースの未完のプロジェクトも実寸大模型で実現
    6. 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(前編)。前編では、休憩所・ギャラリー・展示施設・ポップアップステージの10施設を紹介
    7. リュウ・ジャークン / Jiakun Architectsによる、中国・成都の「時計博物館、建川博物館群」。プリツカー賞受賞建築家の代表作のひとつで2007年に完成。文化大革命時代の時計を展示する施設として、正方形・円・十字の形の展示ホールを備えた建築を考案。日時計を想起させる円形の中庭で時間の感受も促す
    8. リュウ・ジャークン / Jiakun Architectsによる、中国・成都の「水井坊博物館」。プリツカー賞受賞建築家の代表作のひとつで2013年に完成。酒文化を伝える施設として、酒造遺構を取り囲むように新たな建築を配置する構成を考案。様々な素材を用いて歴史を追体験する“没入型の旅”を提供
    9. トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「ROTOTO STORE」。ソックスブランドの旗艦店。地域に根付いた“居場所”も目指し、ソックス型のテーブルのある多目的スペースを備えた空間を考案。靴下を履いた様なオリジナルのスツールは試着時のみならずイベント時の活用も可能
    10. 藤山敬晃建築設計事務所による、愛媛・東温市の住宅「House of Footpath」。周囲に山並みと田園が広がる敷地。周辺の“小道が交錯する風景”から着想し、散策する様に窓からの風景を楽しめる住宅を志向。内部の建築要素等に“カーブ“を取り入れて“場所毎に視界が異なる“空間を構築
    11. リュウ・ジャークン / Jiakun Architectsによる、中国・成都の「鹿野苑石刻芸術博物館」。プリツカー賞受賞建築家の代表作のひとつで2002年に完成。仏教彫刻などを収蔵する施設として、荒いコンクリートの量塊を“ヴォイド”で分割する建築を考案。自然と人工のランドスケープの融合も意図
    12. フォスター+パートナーズが手掛ける、イギリスの、マンチェスター・ユナイテッドの新スタジアムを紹介する動画。周辺地域のマスタープランも同事務所が手掛ける
    13. 浜田晶則建築設計事務所による「Floating wood」。“新しい民藝”も追求したテーブル。“画一的ではない質”と“量産”の両立を求め、デジタル技術で制作した脚と虫食いの木材を原料とする天板を組合わせるデザインを考案。廃棄後も想定して分解される素材を選択
    14. BIGによる、ブータンの「ゲレフ国際空港」。同建築家たちが手掛けるマスタープランの一環として計画。国の文化も体現する存在を目指し、地域の柱から着想を得て“彫刻と彩色”を構造体に施す建築を考案。山並みを想起させる木造フレームは将来の拡張性も考慮
    15. 坂東幸輔の回顧展が開催。2023年に逝去した建築家の多岐に渡る活動を紹介する展覧会。生前は建築設計に加えてまちづくりや教育などにも尽力。千駄ヶ谷のスキーマ建築計画の1階が会場
    16. 永山祐子建築設計による、愛知・名古屋市の飲食店「AOI CELESTIE COFFEE ROASTERY」がオープン。地下にはボッチャも体験できる多目的なイベントスペースも備える
    17. 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介
    18. 高田彩実 / ayami takada architectsによる、東京・港区の住戸改修「room T」。人が行き交う街に建つ集合住宅内での計画。“都市のオアシス”の様な場を求め、既存柱をリブウォールで包囲し天井を折り上げて“白い巨樹”に見立てる計画を考案。造作類への天然素材の使用で空間に質感も付与する
    19. 妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、東京・渋谷区の店舗「無印良品 代官山」。商品そのものが“クローズアップ”され“インテリア”となるスペースを志向
    20. 安藤忠雄の展覧会の入場チケットをプレゼント。グラングリーン大阪のVS.を会場に開催。挑戦の軌跡から未来へのヴィジョンまでを、没入映像空間や模型などを通して紹介。初期代表作“水の教会”も原寸大で再現

    • 過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ
    • SHARE
    最も注目を集めたトピックス
    2025.03.24 Mon 06:55
    0
    permalink
    2025.3.23Sun
    • 【ap job更新】 地方から発信し続け、受賞歴多数の「アトリエ慶野正司」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)を募集中
    • 国の登録有形文化財に選ばれた、長崎の「弓張岳展望所」(1965年) を紹介する動画。代々木競技場の構造を手掛けた坪井善勝が意匠と構造を担当。文化庁の制作で2025年3月に公開されたもの
    2025.3.25Tue
    • 東京オペラシティ アートギャラリーでの展覧会「LOVE ファッション―私を着がえるとき」の入場チケットをプレゼント。18世紀から現代までの衣服作品を中心に展示し、“着ること”の意味の再考を促す内容。川久保玲・山本耀司・阿部千登勢などの作品も公開
    • ULTRA STUDIOによる、東京の「残像の家」。空間への愛着や所有の感覚を主題に計画。心情の源泉を探求し、“個人的なイメージ群の蓄積”に焦点をあて設計。空間を分断する“螺旋階段の黒い筒”を中央に配置し、全体に“装飾的要素としての色彩”を散りばめる

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,709
    • Follow
    82,488
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white