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MVRDVとEKUOによる、台湾・竹北の「マーケット・キューブ」。市場を中心に飲食や展示などの多様な用途を融合する施設。訪問者の出会いを促す為、天井の高い適応力のある空間を積層して円滑な動線で繋げる構成を考案。シンプルで柔軟性のある造りは将来の改修工事の回避も意図
image courtesy of MVRDV

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architecture|feature
EKUO複合施設市場台湾MVRDV
MVRDVとEKUOによる、台湾・竹北の「マーケット・キューブ」。市場を中心に飲食や展示などの多様な用途を融合する施設。訪問者の出会いを促す為、天井の高い適応力のある空間を積層して円滑な動線で繋げる構成を考案。シンプルで柔軟性のある造りは将来の改修工事の回避も意図 image courtesy of MVRDV
MVRDVとEKUOによる、台湾・竹北の「マーケット・キューブ」。市場を中心に飲食や展示などの多様な用途を融合する施設。訪問者の出会いを促す為、天井の高い適応力のある空間を積層して円滑な動線で繋げる構成を考案。シンプルで柔軟性のある造りは将来の改修工事の回避も意図 image courtesy of MVRDV
MVRDVとEKUOによる、台湾・竹北の「マーケット・キューブ」。市場を中心に飲食や展示などの多様な用途を融合する施設。訪問者の出会いを促す為、天井の高い適応力のある空間を積層して円滑な動線で繋げる構成を考案。シンプルで柔軟性のある造りは将来の改修工事の回避も意図 image courtesy of MVRDV

MVRDVとEKUOが設計している、台湾・竹北の「マーケット・キューブ」です。
市場を中心に飲食や展示などの多様な用途を融合する施設です。建築家は、訪問者の出会いを促す為、天井の高い適応力のある空間を積層して円滑な動線で繋げる構成を考案しました。また、シンプルで柔軟性のある造りは将来の改修工事の回避も意図しています。


こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

将来を見据えた、垂直方向の柔軟性:竹北にあるMVRDVの「マーケット・キューブ」は、市場建築の進化における次の段階を予見しています。

MVRDVは、台湾・竹北における、市場とフードホールを文化的な空間と融合させた新しい建物を設計するコンペティションに勝利しました。頭前渓のそばでひときわ目を引くこのプロジェクトは、多様な用途を組み合わせることで、新しい市場の建物を都市内の目的地となる場所にします。変化する需要に適応できる開放的で柔軟なフロアを積み重ねたことで、この建物は都市の凝縮装置として機能し、市場の進化における次の段階として構想されています。この未来志向のヴィジョンは、その名称にも反映されています。マーケット広場はマーケット・キューブとなります。

台湾北部に位置する竹北は、台湾で最も成長の著しい都市のひとつです。シリコンバレーのような新竹サイエンスパークに近接していることに大きく後押しされて、この都市は、大量の若手専門職、主に若い家族を惹きつけています。鄭朝方市長の主導のもと、竹北市役所は、市民のますます豊かになる層に対して、利便性と人気のある目的地の両方を提供できる市場の建物を構想しました。このプロジェクトは、竹北と新竹を結ぶ主要な橋が架かる地点、頭前渓沿いの目立つ場所に計画されており、市内における重要なランドマークとなっています。

このチャレンジに応えるため、MVRDVと共同設計者のEKUOは、市場のタイポロジーの歴史を調査しました。道端の野菜トラックや市場広場から、現代のスーパーマーケットやフードコートに至るまでを対象としています。この調査によって、現代のタイポロジーが提供する効率性と利便性の向上と、かつての台湾のストリートマーケットに見られた多機能で社会的な特性との間に緊張関係があることが明らかになりました。近年の開発では、さまざまな手法を通じて、そうした過去の体験を再び参照しようとする試みがなされています。

マーケット・キューブ(地元では、リバーバンク1とも呼ばれる)は、この流れの中で新たなアプローチを取り、伝統的な市場のためのプラットフォームを提供しつつ、美食、さらには社会的・レジャー的機能を融合させています。これは、階層間に摩擦のない、視認性の高い動線を設けることで実現されており、利便性と体験性が理想的に組み合わさったものとなっています。オープンプランのフロアを積み重ねた構造には、市場やフードコート、託児所や子ども向けの遊び場、展示・公演スペースが設けられ、さらに屋上には農業の展示や各種アクティビティのためのパヴィリオンが配置されます。建物の幅広い屋外テラスへは、外観を這うように上っていく2組のエスカレーターでアクセスでき、それによって各階を独立して開放・閉鎖することが可能になります。これにより、すべての機能を同じ開館スケジュールに縛ることなく、昼間は各機能が相乗効果を発揮し、建物全体が夜遅くまで活気を保つことが可能になります。

「マーケットキューブは、さまざまな体験を集約する凝縮器のようなものです」MVRDVの共同設立者であるヴィニー・マースは語ります。「この建物には、わずかな数の異なる階層と機能しかありませんが、それらが連携して機能することで、非常に多くの組み合わせを生み出すことができます。子どもと一緒にフードコートで昼食をとり、その後子どもを託児所に預けて果物や野菜の買い物をする親の姿を想像してみてください。あるいは、市場でおいしいものを見て回る前に、展示に惹かれて足を踏み入れる若い都市生活者を想像してみてください。あるいは、屋上の農業展示と、その下の階での公演を見学するために訪れる学校の団体を想像してみてください。さまざまな組み合わせがこの建物の魅力を高め、その結果、建物は常に賑わうことになります」

そのシンプルさと柔軟性のおかげで、この建物は今後数十年の予測不可能な変化にも容易に適応し、その寿命を延ばすとともに、可能な限り長く高コストで持続不可能な構造変更を避けることができます。外部の動線要素によって、各階の平面プランは完全に自由に設計できるようになっており、ほとんどの階の階高は5メートルあり、市場や展示スペースの階は最大で8メートルあります。この高い天井により、ほぼあらゆる用途への転用が可能になります。市場とフードコートの階には、シンプルな伝統的屋台から座席付きのキオスクまで、多様な出店形態に対応できるよう、屋台の設計パターンが考えられました。

さまざまな方法で、この建物は周囲に向かって開かれ、通行人を引き込むように設計されています。隣接する道路の上に架かる歩道橋は、頭前渓リバーサイドパークから2階のフードコートへ直接アクセスを可能にし、地上階と地階の市場フロアは、市場の活動を通りへと広げる選択肢を提供しています。それは新竹へと続く高架橋が生み出す日陰の中で行われます。これらのつながりを強く確立するために、市場フロアの床仕上げは建物の外の舗装と同じものにされ、公共空間の延長として市場の建物を捉えるという考えを強調します。

来訪者が建物内の異なる階層や機能、開館時間の複雑さを把握しやすくするために、照明と案内表示は設計における重要な要素となっていました。各階は異なる色で照らされ、それぞれの機能が示されています。また、LEDスクリーン、ネオンライト、公共アートが館内の至る所に配置され、来館者は現在地と次にどこへ行きたいのかを把握することができます。最後に、エスカレーターは半透明のパネルで覆われており、中を移動する人々を映し出します。そのため、初めて訪れた人々も、すべての階を探索してみようという気になるでしょう。次の階では何が待っているか、誰にもわからないのです。


以下の写真はクリックで拡大します

MVRDVとEKUOによる、台湾・竹北の「マーケット・キューブ」。市場を中心に飲食や展示などの多様な用途を融合する施設。訪問者の出会いを促す為、天井の高い適応力のある空間を積層して円滑な動線で繋げる構成を考案。シンプルで柔軟性のある造りは将来の改修工事の回避も意図 image courtesy of MVRDV
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以下、リリーステキストです。


Future-facing, vertical flexibility: MVRDV’s “Market Cube” in Zhubei anticipates the next step in the evolution of the market building

MVRDV has won a competition to design a new building in Zhubei, Taiwan that combines a market and food hall with cultural spaces. Standing out next to the Touqian River, the project’s mix of uses will make the new market building a destination within the city. With its stack of open, flexible floors that can adapt to changing demands, the building acts as an urban condenser, and is envisaged as the next step in the evolution of the market. This future-focused vision is reflected in its name: the market square becomes the Market Cube.

Zhubei, in the north of Taiwan, is one of the island’s fastest-growing cities. Driven largely by its proximity to the Silicon Valley-like Hsinchu Science Park the city attracts masses of young professionals, mostly young families. Spearheaded by the city’s mayor Zheng Chaofang, Zhubei City Office imagined a market building that could provide both an amenity and a popular destination for the city’s increasingly affluent population. The project was planned for a prominent location alongside the Touqian river, at the point where a major bridge connects Zhubei to Hsinchu, making it a significant landmark in the city.

Responding to this challenge, MVRDV and co-architect EKUO studied the history of market typologies, from roadside vegetable trucks and market squares to the supermarkets and food courts of today. This research revealed a tension between the increasing efficiency and convenience offered by modern typologies and the multi-functional social qualities that characterised Taiwanese street markets in the past – with recent developments attempting through various means to refer back to those older experiences.

The Market Cube – also known locally as River Bank 1 – takes a new approach within this trend, providing a platform for a traditional market and combining it with gastronomy as well as social and leisure functions by creating frictionless, highly visible routes between the different levels – an ideal mixture of convenience and experience. A stack of open-plan floors hosts markets, food courts, day-care and children’s playgrounds, exhibition and performance spaces, and a rooftop with an agricultural showcase and pavilions for activities. The building’s wide exterior terraces are accessed by two sets of escalators that snake their way up the building’s exterior, allowing each level to be opened or closed independently. This allows the different functions to synergise during the day without tying them all to the same opening schedule, allowing the building to stay busy long into the night.

“The Market Cube is like a condenser for different experiences”, says MVRDV founding partner Winy Maas. “It has just a handful of different levels and different functions, but thanks to the way they work together you can create a huge number of combinations. Imagine a parent who gets lunch with their child at the food court before dropping them at the day-care to shop for fruit and vegetables. Or a young urbanite who is drawn in by an exhibition before checking out the treats at the market. Or a school group making a trip to see the agricultural showcase on the roof and a performance in the space below. The different combinations multiply the attractiveness of the building so that it will be busy at all times.”

Thanks to its simplicity and flexibility, the building will easily adapt to the unpredictable changes of the coming decades, extending its lifespan and avoiding costly and unsustainable alterations to the structure for as long as possible. The external circulation elements allow the floorplans to be entirely free, while floor-to-floor heights for most levels are five metres, or a full eight metres for the market and exhibition floors. These high ceilings allow for almost any alternative use imaginable. For the market and food court levels, a catalogue of stalls was designed, from simple traditional stalls to kiosks with built-in seating, allowing for a wide variety of vendor types.

In a number of ways, the building is designed to reach out into its surroundings to draw in passers-by. A pedestrian bridge over the adjacent road provides access from the Touqian Riverside Park directly into the food court on the first floor, while the market levels on the ground and lower ground floor provide the option to extend the market activities into the street, in the shade created by the overpass that leads to Hsinchu. To strongly establish these connections, the floor covering of these market levels will match the paving outside the building, reinforcing the idea of the market building as a continuation of the public space.

To help visitors navigate the complexities of the building’s different floors, functions, and opening times, lighting and wayfinding was a crucial element of the design. Each level is lit with a different colour to communicate the differing functions, while LED screens, neon lights, and public artworks are placed throughout the building to help visitors understand both where they are and where they want to go next. Finally, the escalators are clad in translucent panels, showcasing the people moving around inside and therefore encouraging first-time visitors to explore all the levels… who knows what they might find on the next floor?

■建築概要

Project Name: Market Cube (also known as River Bank 1)
Location: Zhubei, Taiwan
Year: 2024–ongoing
Client: Hsinchu County Zhubei City Office
Size and Programme: 18,962 m² Mixed-use (Market, foodcourt, daycare, parents & children centre, exhibition & performance space)
───
Credits
Architect: MVRDV
Founding Partner in charge: Winy Maas
Director: Gideon Maasland
Design Team: Hui Hsin Liao, Herman Gaarman, Mark van Wasbeek, Chi Yi Liao, Francesca Cambi, Olly Veugelers, Karolina Duda, Xiaohu Yan, Jesús Planes Tenza, Bartosz Tenenberg
Visualisations: Antonio Luca Coco, Angelo La Delfa, Luana La Martina, Priscilla Antinori, Ciprian Buzdugan
Copyright: MVRDV Winy Maas, Jacob van Rijs, Nathalie de Vries
───
Partners
Co-architect: EKUO Architects
Structural engineer: Envision (EEC)
MEP: Kaiju Engineering Consultants
Geotech-engineering: Kaitai Measuring Instrument
Traffic Engineering: JOR Traffic Consultant
Fire Consultant: GrandMaxx
Green Building: Sangyuan Green Building Consultant
Intelligent Building: DF Technologies INC.

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    河内一泰秋山怜央古澤泰アトリエ・シムサKAMIJIMA Architectsコミュニティ施設島根y&M design office
    島根・隠岐の島の「海の見える交流施設」設計コンペで、河内建築設計事務所の提案が最優秀作品に選定。提案書も公開。優秀作品は、アトリエ・シムサの提案。その他の2次審査の候補者は、y&M+Tai Furuzawa+秋山怜央 JV、KAMIJIMA Architects、SAI・HiMa JV

    島根・隠岐の島の「海の見える交流施設」設計コンペティションで、河内建築設計事務所の提案が最優秀作品に選定されています。
    提案書も公開されています。また、優秀作品は、アトリエ・シムサの提案。その他の2次審査の候補者は、y&M design office+Tai Furuzawa Design Office+秋山怜央建築設計事務所共同体、KAMIJIMA Architects、SAI・HiMa設計共同体でした。

    最優秀作品
    河内建築設計事務所

    • 提案書「みんなの屋根」(PDF)

    優秀作品
    アトリエ・シムサ

    • 提案書「海と社を結ぶ大庇[おおびさし]」(PDF)

    令和7年3月29日(土)に開催された2次審査委員会において、同日の公開プレゼンテーションや審査委員との質疑応答、意見交換を経て、以下の通り最優秀作品、優秀作品を決定いたしました。なお、講評は後日発表いたします。

    town.okinoshima.shimane.jp
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    河内一泰秋山怜央古澤泰アトリエ・シムサKAMIJIMA Architectsコミュニティ施設島根y&M design office
    2025.04.01 Tue 17:12
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    【ap job更新】 若手から裁量が大きく、“自分の作品を創造するという経験”ができる一級建築士事務所「フリーダムアーキテクツ」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中

    ap job 【ap job更新】 若手から裁量が大きく、“自分の作品を創造するという経験”ができる一級建築士事務所「フリーダムアーキテクツ」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中

    architecture|job|promotion
    建築求人情報
    【ap job更新】 若手から裁量が大きく、“自分の作品を創造するという経験”ができる一級建築士事務所「フリーダムアーキテクツ」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中
    【ap job更新】 若手から裁量が大きく、“自分の作品を創造するという経験”ができる一級建築士事務所「フリーダムアーキテクツ」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    若手から裁量が大きく、“自分の作品を創造するという経験”ができる一級建築士事務所「フリーダムアーキテクツ」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    フリーダムアーキテクツは、完全自由設計の注文住宅を手掛ける設計事務所です。

    【働く環境】
    社員の7割~8割が設計者で、さまざまなバックグラウンドを持つ方が活躍中です。経験・知識が豊富な先輩たちに常に囲まれながら、困ったときには気軽に相談できます。自分に合ったキャリア形成ができる環境が整っています。

    独立したいと考えている方にもおすすめ!
    集客等、経営に必要な知識や独立する為のノウハウを体系的に学べます。
    実際に独立して活躍している方も多く、学びの多い環境です。

    □先輩たちの主な前職
    アトリエ系設計事務所、工務店、ハウスメーカー、個人設計事務所、組織設計事務所…など

    また、国内初BIM確認申請など、BIMの活用で業務の効率化や最適化、デザインの向上を実現しています。
    VRや3次元モデルも導入し、図面だけでは伝わりにくい設計イメージをお客さまに分かり易く説明できるようになりました。天井の高さやキッチンの作業台の高さなど、細かなイメージもすり合わせることが可能です。

    【成長環境を完備】
    これまで未経験・経験浅めのレベル感から、設計の主担当まで社員を育成してきた実績が多い同社。
    現場目線で求められる、あらゆるサポート体制が整っているのは同社ならではの特長です。
    ご契約~着工、引き渡しまで一貫して携われる裁量大きい働き方のため、若手から自分の作品を創造するという経験を積むことができます。

    また、社員の大半が設計者であることも大きなポイント。
    周りには常に経験豊富な設計の先輩たちがおり、気軽に何でも話しやすいフランクな雰囲気のため、困ったときでも安心できます。
    日々の業務を通して、刺激を受けやすいのも同社ならではの魅力でしょう。
    「設計のプロ」として豊富な経験と高いスキルを得るならば、最適な環境です。

    job.architecturephoto.net
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    建築求人情報
    2025.04.01 Tue 15:20
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    OMA / AMOの会場デザインによる、東京・原宿での展覧会「ロエベ クラフテッド・ワールド」。マドリードで創業したブランドの為に計画。創造性・革新性・技術の歴史の伝達を意図し、1300㎡の空間の中に様々なコンセプトの部屋を創出する計画を考案

    SHARE OMA / AMOの会場デザインによる、東京・原宿での展覧会「ロエベ クラフテッド・ワールド」。マドリードで創業したブランドの為に計画。創造性・革新性・技術の歴史の伝達を意図し、1300㎡の空間の中に様々なコンセプトの部屋を創出する計画を考案

    日程
    2025年3月29日(土)
    –
    5月11日(日)
    architecture|culture|fashion|exhibition|feature
    東京会場構成OMAAMO原宿ファッション展渋谷区
    OMA / AMOの会場デザインによる、東京・原宿での展覧会「ロエベ クラフテッド・ワールド」。マドリードで創業したブランドの為に計画。創造性・革新性・技術の歴史の伝達を意図し、1300㎡の空間の中に様々なコンセプトの部屋を創出する計画を考案展覧会が行われている施設の外観、ガラス越しに見えるオブジェもOMA / AMOによるもの。
    OMA / AMOの会場デザインによる、東京・原宿での展覧会「ロエベ クラフテッド・ワールド」。マドリードで創業したブランドの為に計画。創造性・革新性・技術の歴史の伝達を意図し、1300㎡の空間の中に様々なコンセプトの部屋を創出する計画を考案展示空間へのアプローチ
    OMA / AMOの会場デザインによる、東京・原宿での展覧会「ロエベ クラフテッド・ワールド」。マドリードで創業したブランドの為に計画。創造性・革新性・技術の歴史の伝達を意図し、1300㎡の空間の中に様々なコンセプトの部屋を創出する計画を考案「限界なきファッション」の部屋
    OMA / AMOの会場デザインによる、東京・原宿での展覧会「ロエベ クラフテッド・ワールド」。マドリードで創業したブランドの為に計画。創造性・革新性・技術の歴史の伝達を意図し、1300㎡の空間の中に様々なコンセプトの部屋を創出する計画を考案ショップ

    OMA / AMOの会場デザインによる、東京・原宿での展覧会「ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界」です。
    マドリードで創業したブランドの為に計画されました。建築家は、創造性・革新性・技術の歴史の伝達を意図し、1300㎡の空間の中に様々なコンセプトの部屋を創出する計画を考案しました。会期は、2025年5月11日まで。入場無料(要事前予約)。記事の末尾には本展の為にOMA / AMOが制作した模型の写真も掲載します。

    時間、空間、素材、作ることの技術をめぐるインタラクティブな旅。ロエベの特異な遊び心を織り交ぜて。「ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界」は、ファッションに対するロエベの前衛的なアプローチと、世代を超えて受け継がれるクラフトの文化を紹介します。本展覧会は、世界を旅する巡回展として2024年に上海で初めて開かれました。そして2025年3月、「ロエベ クラフテッド・ワールド」展を東京・原宿にて開催します。日本はロエベがヨーロッパ圏外に初めて出店した国であり、1973年に日本橋三越本店にて一号店をオープンしています。以来ロエベと日本は豊かな文化的対話を続けてきました。

    本展覧会は21世紀におけるもっとも革新的な建築の数々を手がけた建築設計事務所であるOMAとのコラボレーションによりデザインされ、1846年にレザー職人が集う工房としてマドリードで創業してから世界有数のファッションブランドに成長するまでのロエベの進化を彩ってきた、アイコニックなデザインや文化的なコラボレーションの数々をめぐる旅に誘います。アートとカルチャーに満ちた「ロエベ クラフテッド・ワールド」展は、179年にわたるロエベの創造性、革新性、そして卓越した技術の歴史をたどる展覧会です。19世紀にスペイン王室の公認を受け、20世紀には日本初の店舗をオープンし、LVMH傘下に参入。そしてクリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソンが主導したルネッサンスに至るまで、ロエベの軌跡を紐解きます。

    そして何よりも本展覧会は、クラフトおよび長年継承された芸術的技法への称賛です。ロエベはそれらを、LOEWE FOUNDATION(ロエベ財団)、毎年開催されるLOEWE FOUNDATION Craft Prize(ロエベ財団 クラフトプライズ)、そして世界中の職人との多彩なコラボレーションを通じて幾年にもわたり支援してきました。本展は手でものを作りだす喜びについての物語であるとともに、スペインの風景と音を感じ、パリのランウェイの最前列を体験することができます。また、魅惑的でインタラクティブな部屋の数々では、スタジオジブリや京都を拠点とする陶芸ユニットのスナ・フジタをはじめ、ロエベの近年のコレクションを触発したコラボレーターたちの想像力の世界へと没入することができます。

    リリーステキストより
    • 残り32枚の写真と建築家によるテキスト
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    東京会場構成OMAAMO原宿ファッション展渋谷区
    2025.04.01 Tue 13:07
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    2025.3.31Mon
    • 【ap job更新】 京都を拠点とし、“伝統の技と現代のテクノロジーの融合”による創作を目指す「辻村久信 / ムーンバランス」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
    • 【ap job更新】 元現代美術ギャラリーの建物を拠点とし、様々な用途を偏りなく手掛ける「SO&CO.」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
    • 髙濱史子小松智彦建築設計による、埼玉の店舗「JINSかわじまインター店」。商業施設と並んで建つ郊外のメガネ店。寄棟形状をベースとし周辺環境との調整を重ねて、全ての立面で見え方が異なる建築を創出。店内の様子を外部に伝える“V字の切れ込み”は外側の自然を内部に取込む役割も担う
    • 遠藤克彦建築研究所による、東京・豊島区の「包の家」。公共性を担う“都市と人の狭間にある建築”も主題とし計画。恣意性のない“都市が造り出した”多面体形状で、其々の外壁から視界が得られる建築を考案。光や空気を構造や設備で包み込み意匠に統合させ最大化もする
    • 最も注目を集めたトピックス[期間:2025/3/24-3/30]
    2025.4.02Wed
    • 東京都現代美術館での展覧会「岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here」の入場チケットをプレゼント。絵画や彫刻から建築まで幅広い表現領域で活動する作家の展示。過去の代表作に加えて2021年以降制作の新作群も公開
    • 【ap job更新】 ホテルの設計監理を中心に、集合住宅や店舗なども手掛ける「コイケデザインワークス」が、設計スタッフ(経験者)を募集中
    • ザハ・ハディド・アーキテクツによる、ジョージアの「シティゼン・タワー」。広大な公園に隣接する敷地での計画。園の豊かな緑の“垂直的な延長”を意図し、地域の丘陵地形も参照して低層部に階段状のテラスを備える建築を考案。“ねじれた”外観は低層階と高層階の段階的な融合から生まれる
    • 中山大介 / 中山建築設計事務所による、山形の「鶴岡の家」。両親が暮らす住宅に隣接して建つ住まい。既存との距離感と庭への眺めを考慮し、繋ぎ役となる“玄関棟”と諸室が収められた“主棟”に分けて雁行配置する構成を考案。地域特有の海風も踏まえ軒の深い瓦葺屋根とする

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