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2025.4.07Mon
2025.4.06Sun
2025.4.08Tue
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける
Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0

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日程
2025年3月16日(日)
–
4月26日(土)
architecture|exhibition|feature
プリズミックギャラリーGottingham建築展湯浅良介図面あり藤井杏莉松井康平慶野仁希藤原禎之スタジオユアサオフィスユアサ
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける会場の様子 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける会場の様子 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0

湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」です。
プリズミックギャラリーを会場に開催しています。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかけます。開催期間は、2025年4月26日まで(期間中休廊日あり)。入場無料です。展覧会やトークイベント等の情報は公式ページに掲載されています。

イントロダクション / Introduction

流れる川のように、私たちの住まう世界もまた決して同じかたちを保つことはありません。この時間の不可逆性について、ヘラクレイトスは「同じ川に二度足を踏み入れることはできない」と言い、鴨長明は「流れる川は絶えずして、しかももとの水にあらず」と記しました。本展は、そうした絶え間なく変化する世界の中で、時に川の流れを遡り、時にその先を見据えながら、視線の浮遊を可能にする舟のようなものをつくる試みです。

現代において、私たちの経験は、かつてないほど断片化し、加速度的に変化しています。デジタル技術の進展により、時間や距離の感覚は曖昧になり、リアルと生成、記憶と記録、個と群の境界は、ますます不確かになりつつあります。移動の自由度が増し、同時に情報の流れが加速するなかで、私たちが立つ「場」や「空間」は、どのように認識され、どのように意味を持ちうるのでしょうか。その変化は、物理的な空間の捉え方にも影響を与え、可視・不可視の領域や現実と仮想の交錯を生み出しています。社会の構造が変容し続けるなかで、私たちは自身の立ち位置をどこに見出し、どのように世界と関わるのでしょうか。

オフィスユアサ、スタジオユアサ、ゴッティンガム、湯浅良介らによる出展作品は、コラージュ、写真、オブジェ、ドローイングを通じて、この不可逆な時間に対する空間の可逆性を、それにまつわる視覚的な問いとして投げかけます。複数の時間軸が交錯し、過去と現在、個と群がせめぎ合うなかで、認識のズレや知覚の揺らぎを浮かび上がらせます。会場には、オフィスユアサの藤井杏莉、松井康平による「台座のためのマクガフィン」が展示されるほか、スタジオユアサからは、慶野仁希、藤原禎之が、それぞれの研究・制作から選出した作品群を発表します。ゴッティンガムは、近年取り組んでいる「留保」をテーマにしたインスタレーションを展開し、湯浅良介は、紙に描くというプリミティブな方法を用い、描くことと消すことを繰り返すクロッキーを展示します。

本展は、単なる展示空間としての場ではなく、川のように絶えず変化し続ける視点の往復運動を誘発するものとして機能します。時間は流れ、空間が横たわります。遡ることも、飛び越えることもできない時間を、空間という媒介を通してなら往来できるかもしれません。空間がもつ多層な可能性のなかで、たゆたう川に身をゆだねながら、私たちはこの川を何度、どのように渡るのでしょうか?

リリーステキストより

会場の様子

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湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける藤原禎之(スタジオユアサ)「Photo Album」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける左:ゴッティンガム「Open Studio #2」、右:湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける会場の様子 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける会場の様子 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける会場の様子 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける会場の様子 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける会場の様子 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける手前:藤井杏莉&松井康平(オフィスユアサ)「MacGuffin for the Pedestal」、奥:慶野仁希(スタジオユアサ)「箱模型 / Facade Model」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける藤原禎之(スタジオユアサ)「image RUNNER」、右:慶野仁希(スタジオユアサ)「箱模型 / Facade Model」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける藤井杏莉&松井康平(オフィスユアサ)「MacGuffin for the Pedestal」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける手前:藤井杏莉&松井康平(オフィスユアサ)「MacGuffin for the Pedestal」、奥:慶野仁希(スタジオユアサ)「箱模型 / Facade Model」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける慶野仁希(スタジオユアサ)「箱模型 / Facade Model」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける手前:藤井杏莉&松井康平(オフィスユアサ)「MacGuffin for the Pedestal」、奥:慶野仁希(スタジオユアサ)「7 iPhones」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける慶野仁希(スタジオユアサ)「7 iPhones」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける手前:慶野仁希(スタジオユアサ)「7 iPhones」、奥:慶野仁希(スタジオユアサ)「箱模型 / Facade Model」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかけるゴッティンガム「Open Studio #2」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかけるゴッティンガム「Open Studio #2」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける会場の様子 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
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湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける屋外から開口部越しに会場を見る、夜景 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける屋外から開口部越しに会場を見る、夜景 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける会場マップ image courtesy of 湯浅良介

藤井杏莉&松井康平 / オフィスユアサによる作品「MacGuffin for the Pedestal」

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湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける藤井杏莉&松井康平(オフィスユアサ)「MacGuffin for the Pedestal」 ©2025 OFFICE YUASA
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける藤井杏莉&松井康平(オフィスユアサ)「MacGuffin for the Pedestal」 ©2025 OFFICE YUASA
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける藤井杏莉&松井康平(オフィスユアサ)「MacGuffin for the Pedestal」 ©2025 OFFICE YUASA
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける藤井杏莉&松井康平(オフィスユアサ)「MacGuffin for the Pedestal」 ©2025 OFFICE YUASA
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける藤井杏莉&松井康平(オフィスユアサ)「MacGuffin for the Pedestal」 ©2025 OFFICE YUASA

以下、作家によるテキストです

絵画のために額縁を吟味する行為は、単なる装飾的選択ではなく、作品の意味や価値を探る試行錯誤の過程である。この「絵と額縁」、「作品と台座」の関係性を、与条件と建築の相互作用に置き換えて考察するために本作はある。

現代はイメージが溢れ、あらゆるものに参照が付き纏う。この状況を肯定的に捉え意識的な制作態度へと変換する本展では、台座を単なる支持体ではなく、空間や時間と相互作用する動的な存在として捉える。ここでは、与条件として振る舞う世界や環境を作品、そこで振る舞われる建築的行為や人為的行為を台座として見立てることで、両者の関係性を通じて、前提と結果、時間と空間、そして情報と解釈の相互作用を探る。

本作では台座は単なる物理的な支持体ではなく、空間的・時間的な意味を帯びた構造体として機能する。3つの台座はその背の低い順に「Centroid(重心)」「Form(形態)」「Materiality(物性)」と名付けられ、それぞれが作品の異なる情報と文脈を開示する。これにより、台座は静的なオブジェクトではなく、作品との関係性の中で変形し、作品の意味を変容させる存在となる。台座の役割が作品によって変容することで、過去と現在の関係が可変的なものとして提示される。過去の形態や物質性が現在の作品に影響を与え、その逆もまた成り立つ。この関係性の可塑性は、建築における外在的文脈や、文学史におけるテクストの解釈と再解釈、現代における情報解釈のプロセスにも通じるものである。

本展における台座と作品の関係は、最終的には「マクガフィン」としての性質を帯びる。台座の存在が作品の意義を決定し、作品が台座を変容させることで、両者は互いの意味と解釈を繰り返し転倒させる。この循環する関係性に焦点を当て、台座そのものを制作するとともに、その台座のためのマクガフィンとして作品を位置づけることで、時間と空間における存在の根拠、その解釈の可能性を再考する契機とする。

■作品概要

Title: MacGuffin for the Pedestal
Year: 2025
Medium: Mixed media
Artist: Anri Fujii, Kohei Matsui


藤原禎之 / スタジオユアサによる作品「Photo Album」

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湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける藤原禎之(スタジオユアサ)「Photo Album」 ©2025 STUDIO YUASA

以下、作家によるテキストです

本作は、作者がこれまで制作した写真作品をすべてL版の写真紙に印刷し、一望できるように構成したものである。各作品は、作者自身が撮影した写真をもとに、画像編集ソフトを用いて加工・編集を施したものであり、それらを通じて視覚の特性や知覚のメカニズムを探る試みを行っている。

本シリーズでは、ぼかし、ブラー効果、解像度の低下、網点表現、ピクセルの伸長といった手法を用い、それぞれ異なる視覚的変容を生み出している。「Boke」では、特定の対象物を意図的にぼかすことで、不明瞭さがかえって対象の存在を強調する現象を探る。「Blur」は、建築物をモチーフに、視覚的な揺らぎを加えることで、日常的な風景を異なる文脈に置き換える。「Mossaic」では、解像度の低下により、視覚情報の抽象化がどのように認識を変化させるかを試み、「Halftone」は、鑑賞距離によって像が異なる表情を見せる仕組みを応用している。「Stretch」では、ピクセルの伸長を通じて、デジタル画像の構造そのものを可視化し、視覚の枠組みを再考させる。

本シリーズに共通するのは、視覚情報の明瞭さや解像度を操作することで、観者の認識のあり方を揺さぶる点にある。印象派の絵画やゲルハルト・リヒターの作品に見られるように、対象をあえて不鮮明にすることで、知覚の曖昧さや記憶との関係を浮かび上がらせる手法は、歴史的にも繰り返し用いられてきた。アンリ・マティスが、抽象化された花は時代を超えて花として認識されると述べたように、視覚の単純化や情報の欠落がむしろ普遍的なイメージの生成に寄与することがある。また、映像技術が発展する中で、高精細な記録映像よりも、低解像度の曖昧なイメージの方が信憑性を持つとされる場面があることからも、視覚的鮮明さと情報の信憑性は比例関係にないことがデジタル技術の進歩とともに浮き彫りになってきた。本作は、こうした視覚表象の特性を問い直し、人の知覚とイメージの関係性を探るものである。

■作品概要

Title: Photo Album
Year: 2025
Medium: Photo, Photo folder
Artist: Yoshiyuki Fujiwara


藤原禎之 / スタジオユアサによる作品「image RUNNER」

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湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける藤原禎之(スタジオユアサ)「image RUNNER」 ©2025 STUDIO YUASA

以下、作家によるテキストです

PC上で作成されたデータを複合機で印刷し、A4用紙に出力する。出力された紙を同じ複合機でスキャンし、「オリジナルの複製品」として再び出力する。この作業を任意の回数繰り返し、過剰な反復を行う。

本作品の制作過程において、オリジナルとして出力されたものが機械による正確な複製として大量に生まれるはずであるにもかかわらず、実際には毎回わずかに変化し、一度として完全に同一の複製が生まれないという状況が生じる。機械的なスキャンと複製の反復により、イメージの確実性が揺らぎ、情報の伝達と劣化の関係が可視化される。我々が機械に対して抱く「正確さ」とは、どこまで保証されたものなのだろうか。 かつて高松次郎らが参加したゼロックス社のコピー機普及プロジェクトでは、その複製技術の精度が強調されていた。しかし、数十年が経過し、保守点検すら受けられなくなったコピー機は、もはや正確性を失い存在意義そのものを失ってしまったのだろうか。あるいは、技術の劣化そのものに、新たな視覚表象や意味を生み出す契機となる可能性が残されているかもしれない。 本作に用いられた写真は、命綱なしで宇宙遊泳を行うブルース・マッカンドレス2世である。繰り返し複製されることで、像は徐々に変質し、最終的には青の色彩のみが際立つ。不思議なことに、それはユーリ・ガガーリンの言葉を想起させる──「地球は青かった」。しかし、ここで青として残ったものは本当に地球だったのだろうか。情報が複製され、変質する過程において、私たちは何を信じ、どこまでを「本物」と認識するのか。本作品はその問いを投げかける。

■作品概要

Title: image RUNNER
Year: 2025
Medium: Print on paper, Video
Artist: Yoshiyuki Fujiwara
 


慶野仁希 / スタジオユアサによる作品「箱模型 / Facade Model」

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湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける慶野仁希(スタジオユアサ)「箱模型 / Facade Model」 ©2025 STUDIO YUASA

以下、作家によるテキストです

私たちの世界は、かつてない速度で変化し、物事の輪郭は曖昧になりつつある。デジタル技術の発展は、時間と空間の感覚を拡散させ、現実と仮想、二次元と三次元、記憶と記録の境界を解放している。本作《箱模型 / Facade Model》は、AIによって出力された二次元のイメージを三次元の立体作品へと変換することで、視覚の錯覚と知覚の転移を生じさせる試みである。また、本作は立体作品における「Flatness(平面性)」の概念の拡張や、西洋美術におけるデペイズマン(異化)やリニアメント(基準線、補助線)、コラージュ、レイヤリング、フレーミングといった手法を用い、プロポーションの精緻さを踏襲しながらも、それらを解体し、視覚がもつ空間の可逆性を探る。さらに、ジョセフ・コーネルが箱の中に物語を閉じ込めたように、本作もまた、箱という名の内側に異なる時間や空間を折り重ね、そこに視覚的な揺らぎを宿らせる。箱という形式は、内部と外部、存在と非存在を隔てている装置でありながら、同時にそれらを接続するメディウムでもある。

展覧会全体が「流れゆく時間の中で空間を回り還す視点の運動」をテーマとしているように、本作品もまた、固定されたものではなく、視点の移動によって異なる像が現れる。ある瞬間にはただの平面に見えたものが次の瞬間には立体的に変化し、さらにそこからまたイメージへと戻る。本作は、この往還運動を通じて、イメージと物質、視点と空間の関係は固定的なものではなく、知覚の枠組みによって常に変容し続けることを示唆し、視覚表象の時間的・空間的特性が交差する構造を提示するものである。

■作品概要

Title: 箱模型 / Facade Model
Year: 2025
Medium: Mixed media
Artist: Hitoki Keino


慶野仁希 / スタジオユアサによる作品「7 iPhones」

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湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける慶野仁希(スタジオユアサ)「7 iPhones」 ©2025 STUDIO YUASA

以下、作家によるテキストです

18世紀の建築家であり画家でもあったジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージは、現実には存在しない都市景観(ヴェドゥータ)や幻想的な構造物(カプリッチョ)を描き、観る者の意識に「存在しなかったはずの建築」を確かにあったかのように錯覚させた。本作《7 iPhones》もまた、建築は“建つ”ことだけで存在するのではなく、視覚や記憶の中においても成立し得るという可能性を問いかける試みである。展示される7台のiPhoneには、それぞれ異なる人物がある一つの対象物を記録した映像が残されている。その対象は、すべて家型の構造物であるが、その正体や名称は記録者本人にしか分からない。7つのiPhoneが映し出す対象物は、同じものであるように見えながら、視点や文脈が異なることで、異なる存在へと変容していく。記録された家型の対象物は、映像というメディアの中で脱文脈化され、鑑賞者の意識の中でさまざまな解釈を呼び起こす。架空の出来事をドキュメンタリー風に描くファウンド・フッテージの手法を用い、「家であって家ではない」ものの曖昧さを浮かび上がらせる。シュルレアリスムのデペイズマンのように、対象は本来の文脈から切り離され、映像という不確かな記録の中で漂う。ここで想起されるのが、フェルディナン・ド・ソシュールの記号論における「シニフィアン(能記)」と「シニフィエ(所記)」の関係である。映像に映る家型の対象物は、「家」という形態を持っているが、それが指し示す意味は不確かである。ある人にとってそれは廃墟のように見え、ある人には未完成の建築に映るかもしれない。

本作は、「非存在」と「表象」の狭間にある建築のあり方を探る。建築は物理的な存在としてだけでなく、映像や記憶の中でも立ち現れるが、その形態や意味は時代や文脈によって変容する。都市開発や戦争、災害によって物理的な建築が消失する一方で、それらは映像や記録の中で生き続ける。あるいは、未来に向けた構想としてイメージされながら、決して実現されない建築もある。本作は、このような建築の不確かさに着目し、映像メディアの持つ記録性と変容性を通じて、私たちが建築を「見る」ことのあり方そのものを問い直す。現代社会では、画像生成AIやVR技術の発展によって、建築はますます「存在しない建築」として視覚化される機会を増やしている。こうした状況の中で、本作が示唆するのは、私たちの知覚や記憶が構築する建築の姿が、単なる物理的な実体以上の意味を持ち得るという点である。建築は、かつてのピラネージの幻想建築がそうであったように、実体と虚構、記録と解釈の狭間で生成され続けている。

■作品概要

Title: 7 iPhones
Year: 2025
Medium: iPhone, Video
Artist: Hitoki Keino


ゴッティンガムによる作品

以下の写真はクリックで拡大します

湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかけるゴッティンガム「Open Studio #2」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0. Artwork © Gottingham
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかけるゴッティンガム「Open Studio #2」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0. Artwork © Gottingham
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかけるゴッティンガム「Open Studio #2」 Installation view, Anybody Seen the Same River Twice? © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0. Artwork © Gottingham
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける「Open Studio #2」図面 Installation plan for Gottingham's Open Studio #2. Drawing © 2025 by Studio Xxingham K.K. is licensed under CC BY-NC-ND 4.0

以下、作家によるテキストです

ブルース・ナウマンは「アーティストがスタジオでやることはすべてアートになる」と述べた。作者は、2024年に開催した個展において、自身のスタジオを縮小した模型を分解し、スタジオと同じ間取りの空間に再配置するインスタレーション《Open Studio #1》を発表した。この試みは、オリジナルと複製、二次元と三次元、光と影といった視覚的・空間的要素が相互に作用する関係性そのものを問い直し、スタジオという環境を客体化する実験でもあった。本作《Open Studio #2》は、この実践を発展させ、スタジオの外部へと展開するものである。

写真を扱う作家にとって、イメージを体験化する基本的な手段は、オリジナルプリントとしての平面作品の制作である。一方、建築家は空間を疑似的に体験するために模型を用いる。両者はスケールを伸縮させながら、空間と思考の間を行き来する。インスタレーションビューで展示を振り返った時、あるいは竣工写真を見返した時、物質性が消失し、すべてがイメージへと還元される。その時、壁に掛かっていた平面作品は部屋の窓のように、建築物の開口部は平面作品のように見えることがある。同時に、視覚から結びつく表象は意味記号と絡み合いながら、二次元・三次元(あるいは四次元)の往還を促す。本シリーズは、次元を横断するこのイメージの連続性を留保する試みである。

目に映る次元をそのままに、意味記号を剥奪された線・面・立体を維持することで、存在していたかもしれない世界線と、消失したかもしれない出来事が交錯し、異なる意図のもと、あるいは無意味なものとして、新たな秩序が呼び起こされる。ドイツの美術史家ヴィルヘルム・ヴォリンガーは『抽象と感情移入』において、世界の混沌と対峙する人間が平静を求めて欲する法則性や幾何学的秩序を「抽象衝動」として定義した。写真術はこれまで四次元の情報を二次元へと縮減し、視覚的秩序を与える役割を担ってきたが、意図的に高められすぎた抽象度はむしろ次元を増加させ、五次元の可能性を垣間見させるという転回を作者は仄めかす。

また、フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』に登場するレプリカントは、感情を伴わずに人間の行為をエミュレート(模倣)するが、そこには情報の入力と出力の応答に過ぎない彼らの振る舞いに戸惑う人間がいる。光を当てれば影が生じるという物理的現象もまた応答である。この応答をいくつもの人工光を駆使して操作する撮影手法をとる作者は、応答自体に疑問を投げかけ、光の操作を通じて物質・存在・視覚の関係性を再考する。

本作《Open Studio #2》では、プリント不在のライトボックスが会場であるギャラリー内の柱に立てかけられ、この柱を模倣した1/4スケールの柱(のような存在)をその発光が照らし出し、小さな柱はその存在のあり方を問われている。このライトボックスには、作者が普段撮影時に用いるトレーシングペーパーが挿入されており、その表面には微細なノイズのような質感が現れている。これは、光が媒質を通過する際に生じる不均質な散乱を可視化するものであり、作者はこの現象を「光のマチエール」と呼ぶ。印画紙への定着を伴わないこの発光体は、物理的な物質性と視覚的な像の狭間にありながら、空間に対して能動的に作用する。プリントされたイメージの代替ではなく、むしろイメージが成立する以前のプロセス、すなわち光の振る舞いそのものへと焦点を向ける装置として機能する。これにより、光と物質の相互作用を内包する空間の中で、観者は視覚の再解釈を促される。

クローンや生成AIのようなエミュレート技術は、その存在の意味や影響が明確に定義されないまま運用が開始されているが、会場にエミュレートされた柱(のような存在)は、ここではその振る舞いを留保している。像として定着しない光、スケールを操作された柱、実在とエミュレーションの境界にある構造物。それらが呼応し合い、観者に新たな秩序・無秩序の可能性を示唆する場としての開かれたスタジオを提示する。

Reference: Installation views “Open Studio #1″ https://a-z.gottingham.com/installation_views/open-studio-for-open-studio

■作品概要

Title:Open Studio #2
Year:2025
Medium:Architectural model, LED light, Tracing paper, Mixed media
Production Support:Saki Takeshita, Studio Xxingham K.K.


湯浅良介による作品「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」

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湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 ©2025 Ryosuke Yuasa
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 ©2025 Ryosuke Yuasa
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 ©2025 Ryosuke Yuasa
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 ©2025 Ryosuke Yuasa
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 ©2025 Ryosuke Yuasa
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 ©2025 Ryosuke Yuasa
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 ©2025 Ryosuke Yuasa
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 ©2025 Ryosuke Yuasa
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 ©2025 Ryosuke Yuasa
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 ©2025 Ryosuke Yuasa
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 ©2025 Ryosuke Yuasa
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 ©2025 Ryosuke Yuasa
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 ©2025 Ryosuke Yuasa
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 ©2025 Ryosuke Yuasa
湯浅良介・ゴッティンガム・スタジオユアサ・オフィスユアサによる、建築展「Anybody Seen The Same River Twice?」。プリズミックギャラリーを会場に開催。ドローイング、オブジェ、写真、コラージュを通じて、“不可逆な時間に対する空間の可逆性”を“視覚的な問い”として投げかける湯浅良介「Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity」 ©2025 Ryosuke Yuasa

以下、作家によるテキストです

〈面層※による次元構造の視覚化としてのクロッキー〉
本作は、三次元空間の知覚を「面層※」として捉え、視覚的表象の生成過程をクロッキーという手法で探求する試みである。

アドルフ・フォン・ヒルデブラントは、著書『造形芸術における形の問題』において、芸術的視覚表象の成立を、客観的な空間把握ではなく、人間の知覚と表象行為の相互作用によって生じるプロセスとして捉えた。彼は、私たちが三次元の物体や空間を認識する際、それを直接的な立体としてではなく、視点の変化に応じた「平面の連なり」として知覚するという洞察を示し、この知覚構造に基づいて「面層※」の概念を提唱した。この概念は、空間を複数の平面として捉えることで、絵画、彫刻、建築などの視覚芸術がいかにして統一された芸術的構造を構築するかを説明するものである。

ヒルデブラントにとって、芸術とは単なる三次元の模倣ではなく、視覚の働きに即した形の秩序を生み出し、知覚を通して世界を再構成する手段であった。彼は、「芸術の使命について何か語るとすれば、それは、どれほど時代が病んでいようと、わたしたちの表象行為と感覚の働きの間に健康で法則にかなったつながり合いを生みだし、それを感じとることができるようにすることだという以外にはない」と述べている。この視点に立つならば、芸術的表象の探求は、個々の視覚経験を超え、目の前の世界に内在する秩序や意味を浮かび上がらせ、未知の関係性と可能性を発見し構築する行為と言える。

本作では、人が三次元的世界を二次元的図像として知覚するという仮説と私的実感を出発点とし、描画、消去、貼付、剥離といった行為を反復することで「面層※」を形成し、時間的変化を含むクロッキーとして表現する。

※Flaechenschichten (ref. “Das Problem der Form in der bildenden Kunst” 1893 / Adolf von Hildebrand)

■作品概要

Title: Croquis:Layering, Repeating, Returning for Planarity
Year: 2025
Medium: Mixed media


出展者情報

オフィスユアサ
2019年設立。2022年まで湯浅良介個人の活動、2023年よりスタッフと協働し「TEMPO」(2023)、「MARIE」(2024)などを設計。これまではコラージュやデペイズマン、スケーリングなどの絵画表現を活用し設計を行う。現在は岡倉慎乃輔、藤井杏莉、松井康平と協働し商業空間や展示計画などクライアントワークをメインに活動を行う。本展では藤井杏莉、松井康平が協働作品「台座のためのマクガフィン」を発表。

スタジオユアサ
2024年多摩美術大学湯浅良介研究室として開設。建築美学と表象文化を軸にリサーチと制作活動を行う。1期となる2024年度は美術・建築史上の手法や作品を時代背景とともにリサーチし、生成AIや複合機などの技術を活用しながらそれらを現在の視点で捉え直した空間表現の制作を行う。本展では研究室所属の慶野仁希と藤原禎之がそれぞれの研究テーマを元に研究・制作を続けている作品群の中から一部を発表。

ゴッティンガム
1982年生まれ。2012年にアーカスプロジェクト実行委員会を退任以降、東京を拠点に活動。手続き型の制作手法や演劇的な写真表現を特徴とし、美術、建築、デザインの領域で作品発表を続けている。これまでに「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」(国立科学博物館)や「The Original」(21_21 DESIGN SITE )など数多くの企画展に写真を提供。2021年発行の『建築雑誌』(日本建築学会)では、年間を通じて表紙写真を担当。また、ザ・キャンパス(東京)やアマネク別府ゆらり(大分)にパブリックインスタレーションが常設。主な個展に「オープンスタジオのためのオープンスタジオ」(The 5th Floor、2024年)。主な共著に『クリシュナ—そこにいる場所は、通り道』(アーツカウンシル東京)、『米麹のモノリス』(山口情報芸術センター)など。2019年よりFICCIONESでCGI建築に取り組む一方、Studio Xxingham K.K. と共にデータベースの企画にも注力している。2025年より多摩美術大学建築・環境デザイン学科非常勤講師。

湯浅良介
1982年東京都生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了。内藤廣建築設計事務所を経て、2019年よりOFFICE YUASAを主宰。2024年より多摩美術大学准教授。主な作品に、「FLASH」(2021)、「となりはランデヴー」(2022)、「波」(2022)、「LIGHTS」(2024)など。主な著作に、『HOUSEPLAYING No.01 VIDEO』(OFFICE YUASA)、『PATH』(盆地Edition)など。主な個展に「POLE STAR」(un、2022)、「BLINK」(same gallery、2023)、「TEMPO++」(CoAK、2024)など。主な受賞歴に東京藝術大学吉田五十八修了制作賞受賞、東京建築コレクション内藤廣賞、第9回ap賞入賞、SDレビュー2023槇賞、住宅建築賞2024入賞など。

リリーステキストより

■建築概要

展覧会名:Anybody Seen The Same River Twice?
会期:2025年3月16日(日)~4月26日(土)
開廊時間:平日10:00~18:00 ※月曜のみ12:00~18:00
休廊日:土曜日、日曜日、祝日 ※イベント開催日および作家在廊日は開廊いたします。
イベント・作家在廊日など会期中の最新情報は下記URLより発信します。
https://anybody-river.com
入場料:無料
会場:プリズミックギャラリー
住所:〒107-0062 東京都港区南青山4-1-9 秋元南青山ビル 1F
アクセス:東京メトロ銀座線外苑前駅1a・1b出口より徒歩10分、東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩20分
お問い合わせ:office@yuasaryosuke.com
企画:湯浅良介
企画協力:ゴッティンガム
主催:プリズミックギャラリー

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プリズミックギャラリーGottingham建築展湯浅良介図面あり藤井杏莉松井康平慶野仁希藤原禎之スタジオユアサオフィスユアサ
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    共同住宅、福祉施設、教育施設をメインとしつつ、銀座久兵衛の数寄屋建築や京都の町家風商業施設まで多岐にわたる設計活動をしております。また、マンション・デザイン監修の依頼も多数あり、評価いただいております。BCS賞はじめグッドデザイン賞も多数受賞。その他数々の建築に関する賞もいただいております。

    私たちは、建物単体のデザインではなく「使う方・周辺の方々の環境を作り出す使命がある」との理念の基、社名を「環境設計」とさせていただきました。

    プロジェクトに対して企画から竣工まで一貫して携わっていただくことを基本とし、模型をたくさん作り、CGも多用してプレゼンを行い継続的に担当していただくので、多くを身に着けることができます。

    最初は先輩スタッフとペアとなり一連の流れを覚えていただきます。慣れてきましたら、プロジェクトのスタートから竣工までを主担当として携わっていただきます。

    事務所の改修をおこないました。見通しの良いオープン・スペースの中で、一人当たり1畳分のデスクを確保しております。フリーアドレスですので、その日の仕事内容に合わせて場所が選択できます。ガラス・スクリーンを通して竹林と数寄屋門の景色を眺めながら業務をしていただけます。

    私たちと一緒に幅広い視野を養いながら、環境造りに取り組んでいきませんか!
    応募をお待ちしております。

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    建築求人情報
    2025.04.07 Mon 17:28
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    【ap job更新】 集団力での創造を目指す「ゼロ・アーキテクツ プラス コンサルティング」が、建築設計職(経験者・既卒・2025年新卒)を募集中

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    【ap job更新】 集団力での創造を目指す「ゼロ・アーキテクツ プラス コンサルティング」が、建築設計職(経験者・既卒・2025年新卒)を募集中戎橋公衆トイレ
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    集団力での創造を目指す「ゼロ・アーキテクツ プラス コンサルティング」の、建築設計職(経験者・既卒・2025年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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    自身の建築の能力を最大限生かしたい方、建築が好きな人を募集してます。

    集合住宅・ホテル・商業施設・オフィス・福祉施設・公共施設などの新設、改修、再開発。インテリア・ブランディングデザインなどジャンルを問わず、建築に関わる業務に取り組んでおり、建築の設計・デザイン業務を通して社会貢献することを念頭に建築に取り組んでいます。

    企画力・技術力・意匠力が統合した提案ができる、唯一無二の価値が提供できる設計事務所を目指しており、弊社の価値観に共感できる方を募集します。

    現在、集合住宅・福祉施設・ホテル・再開発等の計画がいくつかあり、技術とコミュニケーション能力の高い人材を募集しております。

    【環境】
    現在メンバーは20代-40代前半が中心の10名でいくつかの設計を進めています。
    プロジェクトは10㎡のトイレから11万㎡の再開発まで多岐に渡るため多くの経験を積むことができる環境です。
    プロジェクトごとにそれぞれがチームリーダーの元で、積極的に意見を交わし合い知見を広げ高めながらプロジェクト(作品)の質を向上させていくプロセスを大切にしており、メンバーには創造することの喜びを自身の価値につなげて欲しいと考えています。

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    建築求人情報
    2025.04.07 Mon 14:30
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    MVRDVによる、中国・成都の商業施設「LuLa Light Mall」。緑豊かな湖と高層ビル群の狭間の敷地。地域の温暖な気候を活かす建築を目指し、箱を緩やかに積み重ねて屋外テラス等の外部空間を生み出す構成を考案。従来のモールの閉鎖的な形式から離れ“内外一体”の体験を提供
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    商業施設MVRDV中国
    MVRDVによる、中国・成都の商業施設「LuLa Light Mall」。緑豊かな湖と高層ビル群の狭間の敷地。地域の温暖な気候を活かす建築を目指し、箱を緩やかに積み重ねて屋外テラス等の外部空間を生み出す構成を考案。従来のモールの閉鎖的な形式から離れ“内外一体”の体験を提供 image©MVRDV
    MVRDVによる、中国・成都の商業施設「LuLa Light Mall」。緑豊かな湖と高層ビル群の狭間の敷地。地域の温暖な気候を活かす建築を目指し、箱を緩やかに積み重ねて屋外テラス等の外部空間を生み出す構成を考案。従来のモールの閉鎖的な形式から離れ“内外一体”の体験を提供 image©MVRDV
    MVRDVによる、中国・成都の商業施設「LuLa Light Mall」。緑豊かな湖と高層ビル群の狭間の敷地。地域の温暖な気候を活かす建築を目指し、箱を緩やかに積み重ねて屋外テラス等の外部空間を生み出す構成を考案。従来のモールの閉鎖的な形式から離れ“内外一体”の体験を提供 image©MVRDV

    MVRDVが設計している、中国・成都の商業施設「LuLa Light Mall」です。
    緑豊かな湖と高層ビル群の狭間の敷地での計画です。建築家は、地域の温暖な気候を活かす建築を目指し、箱を緩やかに積み重ねて屋外テラス等の外部空間を生み出す構成を考案しました。そして、従来のモールの閉鎖的な形式から離れ“内外一体”の体験を提供します。


    こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

    成都にあるMVRDVの「LuLa Light Mall」は、箱の積み重ねであり、屋外のライフスタイルのために現地の気候を活用しています

    MVRDVは、LuLa Light Mallの設計を公開しました。これは、成都の開発中のLuxelakes・エコシティ地区に位置し、現在建設中の大部分が屋外のショッピングセンターです。Luxelakesの豊かな自然の特徴と、成都でよく知られている屋外でのライフスタイルに着想を得て、このデザインは、箱を緩やかに積み重ねた形をしており、それらの間には広々とした開口部があります。これにより、訪れる人々が成都の気候や隣接する湖の景色を楽しめるよう、大きなテラスや歩道、階段が生まれています。

    Luxelakesは、過去20年間にわたり、成都の南部で徐々に開発が進められてきたエコタウンです。5.5平方キロメートルの広さを持つこの地域は、1.4平方キロメートルに及ぶ曲がりくねった湖と豊かな緑で知られており、それらがこの地区に公園のような雰囲気を与えているほか、多くの湖畔開発プロジェクトも展開されています。LuLa Light Mallの立地は、敷地の南東に湖と緑地の一部があり、北西には高密度の高層ビル群があることで、都市と自然の狭間という境界的な位置にあります。

    そのためMVRDVのチームは、自らのデザインによって生じる障壁を最小限に抑えることを目指し、自然への眺望が常に感じられるような透過性のあるプロジェクトを構想しました。このアイデアは、成都の公園に多く見られる東屋から着想を得ています。このプロジェクトは2つの主要な要素から構成されており、敷地の西端には高さ99メートル・19階建てのタワーがあり、残りの部分には4階建ての基壇プランスが配置されています。商業スペースの外殻がアトリウムを囲むような典型的なモールのタイポロジーとは異なり、基壇部分では商業ユニットをより小さな箱に分割し、それらを積み重ねることで、その隙間から光や空気、景色、そして人々が入り込めるようにしています。これが「ライトモール」というコンセプトです。敷地の東端では、一連の大きな箱が積み重ねられ、湖の眺望を最大限に活かすためにさまざまな方向に回転させられています。

    • 残り8枚の写真と建築家によるテキスト
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    商業施設MVRDV中国
    2025.04.07 Mon 14:25
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    【ap job更新】 家具からインテリアデザイン、建築ディレクションまで手掛ける「LINE-INC.」が、インテリアデザイン・建築設計・プロダクト開発のスタッフを募集中

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    家具からインテリアデザイン、建築ディレクションまで手掛ける「LINE-INC.」の、インテリアデザイン・建築設計・プロダクト開発のスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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    【事務所の特徴・ビジョン】
    LINE-INC.はドアノブから街の風景までデザインする。を目標に現在の業務領域は、リテールストアやレストラン、ホテルやオフィスなどのインテリアデザインを軸に、公共施設や集合住宅の建築設計など多岐に渡ります。2002年の設立以来、手がけたプロジェクトは1000件を超え、それらの経験から得たノウハウ、柔軟性、多様性こそLINE-INC.の最大の強みだと言えます。
    また2023年9月にはLINE-PRODUCTSのショールームを新設し家具のデザイン、ディズプレイデザイン、スタジオ運営など建築インテリアを総合的に提案するブランドになりました。

    【代表者メッセージ】
    家具からインテリア、時には建築まで一貫しプロジェクトに参加できます。また、多種他業の様々な空間プロジェクトに関わる事が出来るのも弊社の面白いところだと思います。1FにCAFEのある中目黒オフィスではLINE-PRODUCTSのショールームを含む約150坪のゆとりのある空間で仕事が出来るのも魅力のひとつです。

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    建築求人情報
    2025.04.07 Mon 10:05
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    最も注目を集めたトピックス[期間:2025/3/31-4/6]

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    最も注目を集めたトピックス
    最も注目を集めたトピックス[期間:2025/3/31-4/6]

    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2025/3/31-4/6)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


    1. 石上純也建築設計事務所による、中国・山東省の「水の美術館」。湖の上の約“1km”の建築。中国の“茫漠とした風景”という前提に対して、環境と建築を近付け“対等な存在”となる設計を志向。湖の端から端まで延びる“新しい陸地”を“水面にそっと触れる”様にしてつくる
    2. 伊東豊雄・妹島和世・塚本由晴・藤本壮介・藤村龍至によるシンポジウム「大阪・関西万博から建築の役割を考える 第1回」の動画。2025年3月に行われたもの
    3. OMA / AMOの会場デザインによる、東京・原宿での展覧会「ロエベ クラフテッド・ワールド」。マドリードで創業したブランドの為に計画。創造性・革新性・技術の歴史の伝達を意図し、1300㎡の空間の中に様々なコンセプトの部屋を創出する計画を考案
    4. 島根・隠岐の島の「海の見える交流施設」設計コンペで、河内建築設計事務所の提案が最優秀作品に選定。提案書も公開。優秀作品は、アトリエ・シムサの提案。その他の2次審査の候補者は、y&M+Tai Furuzawa+秋山怜央 JV、KAMIJIMA Architects、SAI・HiMa JV
    5. 髙濱史子小松智彦建築設計による、埼玉の店舗「JINSかわじまインター店」。商業施設と並んで建つ郊外のメガネ店。寄棟形状をベースとし周辺環境との調整を重ねて、全ての立面で見え方が異なる建築を創出。店内の様子を外部に伝える“V字の切れ込み”は外側の自然を内部に取込む役割も担う
    6. BIGによる、新しいハンガリー自然史博物館。何世紀もの歴史がある大森林の中での計画。地域の教育と文化に貢献する施設として、3本の緑化された帯が重なり合う建築を考案。全方位からのアクセスも可能で都市構造と自然景観の両方に溶け込む
    7. 遠藤克彦建築研究所による、東京・豊島区の「包の家」。公共性を担う“都市と人の狭間にある建築”も主題とし計画。恣意性のない“都市が造り出した”多面体形状で、其々の外壁から視界が得られる建築を考案。光や空気を構造や設備で包み込み意匠に統合させ最大化もする
    8. 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設(前編)
    9. 中山大介 / 中山建築設計事務所による、山形の「鶴岡の家」。両親が暮らす住宅に隣接して建つ住まい。既存との距離感と庭への眺めを考慮し、繋ぎ役となる“玄関棟”と諸室が収められた“主棟”に分けて雁行配置する構成を考案。地域特有の海風も踏まえ軒の深い瓦葺屋根とする
    10. MVRDVとEKUOによる、台湾・竹北の「マーケット・キューブ」。市場を中心に飲食や展示などの多様な用途を融合する施設。訪問者の出会いを促す為、天井の高い適応力のある空間を積層して円滑な動線で繋げる構成を考案。シンプルで柔軟性のある造りは将来の改修工事の回避も意図
    11. トラフ建築設計事務所による、京都市の店舗「BIRKENSTOCK KYOTO」。1年間限定の路面店。歴史的な街並みと同社の伝統の体現を目指し、ボンド跡を“枯山水”に見立てたり奥の空間を“庭”のように演出する計画を考案。“門”をイメージして出入口にブランドカラーのパネル等も配置
    12. ULTRA STUDIOによる、東京の「残像の家」。空間への愛着や所有の感覚を主題に計画。心情の源泉を探求し、“個人的なイメージ群の蓄積”に焦点をあて設計。空間を分断する“螺旋階段の黒い筒”を中央に配置し、全体に“装飾的要素としての色彩”を散りばめる
    13. 長岡勉 / POINTによる、東京・恵比寿の「額縁の中の額縁」。額縁の様な展示空間のギャラリーの為に制作。行き交う人との関係の構築を求め、捲れ上がる“作品としての額縁”を空間の6面に配置。自律的なものを環境とも適合させる“オブジェクトスペシフィック”の方法で作る
    14. トラフ建築設計事務所の会場構成による展覧会「ジオ・ポンティの眼:軽やかに越境せよ。」。イタリアの近代を代表する建築家を特集。多様な創作の視覚的な体感を目指し、資料の画像と実際のプロダクトが共存する“大パネル”を考案。代表作を参照した鮮やかな図案を天井に施して“らしさ”も空間に付与
    15. 黒川智之建築設計事務所による、東京のコーポラティブハウス「国立テラス」。大きな庭が点在する歴史ある住宅街での計画。多世帯が集まって暮らす積極的意味を追求し、“生きたコモン”としての豊かな庭を備えた建築を志向。通路や屋上などに様々なタイプの庭を設けて周辺環境とも呼応させる
    16. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、ジョージアの「シティゼン・タワー」。広大な公園に隣接する敷地での計画。園の豊かな緑の“垂直的な延長”を意図し、地域の丘陵地形も参照して低層部に階段状のテラスを備える建築を考案。“ねじれた”外観は低層階と高層階の段階的な融合から生まれる
    17. 篠原一男のTOTO出版による作品集『篠原一男』が、生誕100年を記念して復刊。中身のプレビュー画像も掲載
    18. 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設(後編)
    19. MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの「Portlantis」。街の港に位置するヴィジターセンター兼展示施設。港の役割を啓蒙する施設として、5つの展示空間を回転させ積層させる建築を考案。各階の外部空間を深紅の階段で繋いでパブリックな展望台としても機能させる
    20. へザウィック・スタジオによる、韓国・ソウルの、コンベンションセンターの再設計。国内で有名な会議および展示の施設を再定義する計画。ファサードと在り方を対象とし、イベントの無い時でも人々を惹きつける文化的な目的地を志向。多様な活動を許容する“ディスプレイケース”の様な建築を考案

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    最も注目を集めたトピックス
    2025.04.07 Mon 07:06
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    2025.4.06Sun
    • 田根剛へのインタビュー動画。田根がデザインアーキテクトを務める、新しい帝国ホテルについて聞く。2025年4月に公開されたもの
    2025.4.08Tue
    • OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、アルバニア・ティラナの「New Selman Stermasi Stadium」。既存スタジアムと周辺地域を再活性化する計画。近隣の様々な地域を繋げる“触媒”を目指し、試合時と日常の両方に適応できるオープンスペースを備えた建築を考案。地域の遺産を参照して天然石を用いた外観とする
    • 谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、長野の住宅「Grove Strolling Corridor」。高木が建ち並ぶ緑豊かな敷地に建つ家屋の建替。“環境まで含めた継承”を目指し、全体が木立の延長のように溶け込む在り方を志向。多数の丸太柱を構造体に用いて放射状に配置した“環境をまとう”建築を考案

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