
SHARE VUILDによる、神奈川・横浜市の「Serendie Street Yokohama茶室」。多様な人々が集まる“共創空間”の中に計画。場所を象徴する単語の頭文字“S”をモチーフとして、密度が連続的に変化する建具を備えた空間を考案。デジファブ技術を用いて“現代の茶室”として作る




VUILDが設計した、神奈川・横浜市の「Serendie Street Yokohama茶室」です。
多様な人々が集まる“共創空間”の中に計画されました。建築家は、場所を象徴する単語の頭文字“S”をモチーフとして、密度が連続的に変化する建具を備えた空間を考案しました。デジファブ技術を用いて“現代の茶室”として作られました。
三菱電機株式会社の、社内外の多様な人々が集まるオープンな共創空間「Serendie Street Yokohama」のためにつくられた茶室。
この場所の象徴であるセレンディの頭文字”S”を分解し、再構成したモチーフでデザインを組み立てた。
具体的には、Sの字で切り抜かれた面材の密度を連続的に変化させることで、建具の開放感を視覚的にコントロールしたり、柱断面をSの字の一部で凹型にくり抜くことで、手触りや触覚に訴えるディテールを作り上げた。
デジタルファブリケーションの技術を使って、身体的な親密さと視覚的な解放感を併せ持った、現代ならではの茶室を提案した。
以下の写真はクリックで拡大します


































以下、建築家によるテキストです。
三菱電機株式会社の、社内外の多様な人々が集まるオープンな共創空間「Serendie Street Yokohama」のためにつくられた茶室。
この場所の象徴であるセレンディの頭文字”S”を分解し、再構成したモチーフでデザインを組み立てた。
具体的には、Sの字で切り抜かれた面材の密度を連続的に変化させることで、建具の開放感を視覚的にコントロールしたり、柱断面をSの字の一部で凹型にくり抜くことで、手触りや触覚に訴えるディテールを作り上げた。
デジタルファブリケーションの技術を使って、身体的な親密さと視覚的な解放感を併せ持った、現代ならではの茶室を提案した。
■建築概要
題名:Serendie Street Yokohama茶室
所在地:三菱電機株式会社 DXイノベーションセンター
主用途:茶室
設計:VUILD 担当/黒部駿人、風祭あゆみ、長岡勉
構造:yAt構造設計事務所
施工:VUILD
現場施工:楽工隊
構造:木造
茶室床面積:9.86㎡
庇投影面積:16㎡
設計:2024年5月~2024年11月
工事:2024年11月~2024年12月
竣工:2025年1月
写真:Hayato Kurobe
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
内装・床 | 畳 | |
内装・床 | 縁側 | シナ合板t=24mm+ウレタンクリア塗装 |
内装・建具 | 建具 | シナ合板 t=9mm |
内装・造作家具 | 構造部材、鴨居 | 檜無垢材 105mm角+ウレタンクリア塗装 |
※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません