竹中工務店による、VS.での「たてものめがね まちめがね展」。建築や街への人々の関心の向上も意図した展覧会。面白さの“理解しやすい形での発信”を目指し、“縮尺:スケール”を切口とする計画を考案。“一間ブロック”で日常を切り取った“等身大になる部屋”などを作るエントランス photo©母倉知樹
竹中工務店による、VS.での「たてものめがね まちめがね展」。建築や街への人々の関心の向上も意図した展覧会。面白さの“理解しやすい形での発信”を目指し、“縮尺:スケール”を切口とする計画を考案。“一間ブロック”で日常を切り取った“等身大になる部屋”などを作る等身大になる部屋 photo©母倉知樹
竹中工務店による、VS.での「たてものめがね まちめがね展」。建築や街への人々の関心の向上も意図した展覧会。面白さの“理解しやすい形での発信”を目指し、“縮尺:スケール”を切口とする計画を考案。“一間ブロック”で日常を切り取った“等身大になる部屋”などを作るスケールを横断する部屋 photo©母倉知樹
竹中工務店による、VS.での「たてものめがね まちめがね展」。建築や街への人々の関心の向上も意図した展覧会。面白さの“理解しやすい形での発信”を目指し、“縮尺:スケール”を切口とする計画を考案。“一間ブロック”で日常を切り取った“等身大になる部屋”などを作るたてもの・まちをつくる部屋 photo©母倉知樹
竹中工務店による、VS.での「たてものめがね まちめがね展 宇宙から虫まで、縮尺で考える建築の見方」です。
建築や街への人々の関心の向上も意図した展覧会です。建築家は、面白さの“理解しやすい形での発信”を目指し、“縮尺:スケール”を切口とする計画を考案しました。そして、“一間ブロック”で日常を切り取った“等身大になる部屋”などを作りました。※会期は既に終了しています
たてものやまちをつくるとき、「縮尺:スケール」という考え方を使います。
小さな世界の中で見えていないモノ・コトに自由に想像力をはたらかせながら、実際の大きさの世界とつなぎ合わせてみる。色々な「めがね」をかけかえスケールを旅することで、新しい景色が立ち上がってくる。そんな“たてもの・まちのおもしろい”を発見する展覧会です。
「縮尺:スケール」を切り口として、建築やまちづくりの根源的なおもしろさを広く理解しやすい形で発信することを目指しました。来場者は3つの展示室を巡りながら様々な「スケールの横断」に出会い、身体を使って体験することを通して、「たてもの・まちの新しい見方(=たてものめがね・まちめがね) 」を発見することができます。
巨大なビルが次々と建ち上がる今、建築や街という大きな存在が、実は人の手で描かれた1本の線から生まれているということを想像するのは案外難しいものです。建築への関心の薄さが「建設業の若者離れ」のきっかけの1つになっていると考えれば、まずは街行く人びとに建築・街を自分事として捉えて楽しんでもらうことが必要なのではないでしょうか?
たてもの・まちづくりの魅力を分かりやすく伝えるために、建築に不可欠な「縮尺:スケール」の横断を切り口とした3つの展示室(①1辺1.82mの「一間ブロック」によって切り取られた日常の様々なシーンに入り込む<等身大になる部屋>、②1/10~1/1000の縮尺における「たてものの捉え方」の違いを体感する<スケールを横断する部屋>、③一間サイズを1/100にしたブロックに想像力をはたらかせ、みんなの手で「まち」を積み上げる<たてもの・まちをつくる部屋>)による構成としました。
来場者はこれらの展示を巡り、会場を出て街に戻れば、巨大なビルも今までとは違った見方で捉えられるのではないだろうか。また、建設現場の機材を転用した会場計画、アップサイクル材の活用、次世代の技術展示など、建築の「大きさ」だけに留まらない幅広い観点から「たてもの・まちの新しい見方(=たてものめがね・まちめがね)」の発見を促しました。