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2025.9.12Fri
2025.9.11Thu
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる
photo©鳥村鋼一

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Lifetect二階堂大城禎人宮里尚志福屋建材(外装・壁)建材(外装・建具)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・建具)建材(内装・浴室)建材(外構・床)図面あり集合住宅沖縄鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる外観、東側の道路より見る。 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる4階住戸、5階への階段側からダイニングとリビングを見る。 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる4階住戸、リビングから開口部越しに外部を見る。 photo©鳥村鋼一

大城禎人建築設計事務所と宮里尚志 / Lifetectが設計した、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」です。
観光地であり米軍基地も近い地域での計画です。建築家は、多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案しました。また、“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させることも意図されました。

沖縄県北谷町に建つ「砂辺の集合住宅」。

建築家によるテキストより

砂辺エリアは県内屈指のマリンスポーツのスポットがあり、東アジア最大の米軍基地・嘉手納基地も近接する。アメリカ軍人・軍属人が多く暮らすほか、観光地として賑わいをみせる環境下で、本計画は多様な生活スタイルの入居者を想定し、居住空間を提案した。

建築家によるテキストより

この建築の意義は二つあると考える。

一つ目は「新たな景観の提案」。コンクリートジャングルと呼称される単調な沖縄の街並みに同化せず、リズミカルな開口計画や敷地の緑化を行った。残念なことに県内では近年、外構に植栽を施さず、土間打ちしてしまう建物が多く見られる。

二つ目は「賃貸建築としての質を一般的な構法・材が担保」。RCのラーメン構造で1フロア毎にがらんどうな空間を造りながら、構造体の逆梁に座れたり、開口計画で明暗のコントラストを付けたり。普及している工法や既製の窓サッシなどが建築空間の質を高める。

ごくごく普通の技術で多様な生活スタイルの住まい手を受けとめる大らかな空間となった。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる外観、東側の道路より見る。 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる外観、東側の道路より見る。 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる外観、東側の道路より見る。 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる1階、北側駐車場 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる外観、東側の道路よりエントランスを見る。 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる1階、EVホール photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる1階、EVホール、芭蕉紙によるウォールアートを見る。 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる3階住戸、手前:ダイニング、奥:リビング、右:キッチン photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる3階住戸、ダイニングからキッチンを見る。 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる3階住戸、リビングとダイニングからキッチンを見る。 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる4階住戸、廊下側からエントランスを見る。 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる4階住戸、エントランス側から5階への階段側を見る。 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる4階住戸、リビングとダイニング photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる4階住戸、リビングとダイニング photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる4階住戸、リビングから開口部越しに外部を見る。 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる4階住戸、5階への階段側からダイニングとリビングを見る。 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる4階住戸、5階への階段を見る。 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる4階住戸、5階にあるROOM3 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる4階住戸、洗面室からバスルームを見る。 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる4階住戸、バスルームと洗面室 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる4階住戸、廊下側からエントランスを見る。夕景 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる4階、リビングから開口部越しに外部を見る。夕景 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる4階住戸、5階への階段側からダイニングとリビングを見る。夕景 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる4階住戸、5階のROOM3。夕景 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる3階住戸、リビングとダイニングからキッチンを見る。夜景 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる1階、EVホール。夜景 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる外観、東側の道路よりエントランスを見る。夜景 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる外観、東側の道路より見る。夜景 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる外観、東側の道路より見る。夜景 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる外観、東側の道路より見る。夜景 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる外観、北側の道路より見る。夜景 photo©鳥村鋼一
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる1階平面図 image©大城禎人事務所とLifetect
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる2階平面図、3階平面図 image©大城禎人事務所とLifetect
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる4階平面図 image©大城禎人事務所とLifetect
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる5階平面図 image©大城禎人事務所とLifetect
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる北側立面図 image©大城禎人事務所とLifetect
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる東側立面図 image©大城禎人事務所とLifetect
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる南側立面図 image©大城禎人事務所とLifetect
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる断面図 image©大城禎人事務所とLifetect
大城禎人事務所とLifetectによる、沖縄・中頭郡の「砂辺の集合住宅」。観光地であり米軍基地も近い地域での計画。多様な生活スタイルの居住者を想定し、大スパンのグリッドと逆張りでつくるRCラーメン構造の建築を考案。“普通の技術”を用いつつも扱い方で“空間の質”を向上させる断面図 image©大城禎人事務所とLifetect

以下、建築家によるテキストです。


沖縄県北谷町に建つ「砂辺の集合住宅」。

砂辺エリアは県内屈指のマリンスポーツのスポットがあり、東アジア最大の米軍基地・嘉手納基地も近接する。アメリカ軍人・軍属人が多く暮らすほか、観光地として賑わいをみせる環境下で、本計画は多様な生活スタイルの入居者を想定し、居住空間を提案した。
 
敷地は角地で東と北側に前面道路などが接道、一方、西側に近隣マンションの駐車場(空地)があるため、西向きの眺望が長期的に確保できる。この視線の抜けとレンタブル比を考慮して、1階を共用エントランス+ピロティ空間、上階をワンフロア1室で計3室とし、4~5Fはメゾネット形式の構成とした。

構造は私の事務所兼3世帯住宅「400」で試みた、「グリッド+逆梁」のRCラーメン構造を採用。ヒューマンスケールを意識した「400」と対照的に、「砂辺の集合住宅」では大スパンのグリッドになるよう、躯体寸法を調整。天井や壁のフトコロを極力作らない設計とすることで湿度がたまりにくい環境、共用階段を中央に配置したことで各階の室内は中心から行き止まりのない回遊動線となっている。

逆梁は構造だけではなく、室内の腰かけにもなる。窓や壁際のみならず、廊下もくつろぐ一つの場となり、開口部は着座した場所から視線が外に抜けるよう、位置を検討した。既製品の防火サッシ2種類を組み合わせながら四方・縦横に散りばめたことにより、街に対してリズミカルなファサードとなるが、室内からは外が見え隠れする。ワンフロア内に開放感と籠もった感という質の異なる場を内包する。

1階はピロティにより生まれた余白を積極的に緑化。RC製のベンチを設け、近隣住民も気軽に立ち寄れる休憩スペースとして機能するよう期待している。また、共用エントランスには沖縄県産の素材を用いる作家とコラボレーションすることで、現代的な表現を取り入れている。

この建築の意義は二つあると考える。

一つ目は「新たな景観の提案」。コンクリートジャングルと呼称される単調な沖縄の街並みに同化せず、リズミカルな開口計画や敷地の緑化を行った。残念なことに県内では近年、外構に植栽を施さず、土間打ちしてしまう建物が多く見られる。

二つ目は「賃貸建築としての質を一般的な構法・材が担保」。RCのラーメン構造で1フロア毎にがらんどうな空間を造りながら、構造体の逆梁に座れたり、開口計画で明暗のコントラストを付けたり。普及している工法や既製の窓サッシなどが建築空間の質を高める。

ごくごく普通の技術で多様な生活スタイルの住まい手を受けとめる大らかな空間となった。

■建築概要

題名:砂辺の集合住宅
所在地:沖縄県中頭郡北谷町
主用途:集合住宅
設計:大城禎人建築設計事務所 担当/大城禎人
施工(分離発注):福屋(建築)、インテリアTAKA、ウイニング商会、シュウデン、島設備、島袋瓦工房、渡久地工業、當山官業、當銘塗装、那覇総合ガス、日光建創、西原タイル、ヒロ工務店、フジテック
実施設計協力:一級建築士事務所 二階堂 担当/二階堂 将
構造設計:宮里尚志/Lifetect一級建築士事務所
造園:HADANA 担当/葉棚達也
構造:鉄筋コンクリート造
階数:地上5階
敷地面積:258.24㎡
建築面積:170.76㎡
延床面積:736.27㎡
設計:2020年3月~2021年12月
工事:2022年1月~2024年8月
竣工:2024年8月
写真:鳥村鋼一

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外構・床外構 床

本部石灰岩(HADANA)

外構・床駐車場 床

コンクリート金鏝押え

外装・壁外壁

アクアトップSF(大同塗料)

外装・建具1階エントランス木製建具

アコヤ(池上産業)

内装・床1階エントランス 床

磚瓦(島袋瓦工業)

内装・壁1階エントランス 壁

芭蕉紙(TSUTO)

内装・床2~4階エントランス水回り 床

タイル張り[29-29-G001](フォンテトレーディング)

内装・床2~3階居室 床

チークUNIフローリングUC(GHS沖縄)

内装・床4~5階居室 床

メルバウフローリングUC(GHS沖縄)

内装・建具金属建具

開口部次世代ビル用サッシ PRO-SE・BFG 大臣認定防火設備(LIXIL)

内装・浴室浴室

置型バスタブT204-150(フォンテトレーディング)

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※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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    津金愛理+フン・チョク・テイ / オンデザインによる、東京・世田谷区の住戸改修「拡がるリビングの家」。築40年の集合住宅内での計画。家族や友人とシェアできるリビングの要望に、集まるだけではない“様々な活動が同時多発的に起こる”空間を志向。個室の機能の一部も取り出してリビング内に多様な居場所を作る
  • 2024.5.20Mon
    山口誠デザインによる、東京・台東区のオフィスビル「MONOSPINAL」。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る
  • 2024.5.15Wed
    廣部剛司建築研究所による、千葉・南房総市の「VILLA MKZ」。岩盤の露出等がある“複雑な条件”の土地。条件の間を“縫うような”計画を行う為、三角形を連続させた平面をベースとした“可変の余地を内包する”方法論で設計。海を向く諸室が“折れ曲がり”連続する空間を作る
  • 2023.12.20Wed
    稲山貴則建築設計事務所による、神奈川・逗子市の「緑道の家」。奥側で“緑道”に面する旗竿敷地に計画。豊かな環境を最大限に導入する空間を求め、床レベルと窓配置等の操作で歩行者の視線を意識せず“自然を眺められる”内外の関係性を構築。緑道と共に過ごす生活を提案する
  • 2023.8.08Tue
    古城龍児+小畑俊洋 / STUDIO MOUNによる、長崎の「雲仙の住宅」。施主所有の農舎の隣に計画。既存建物と新住居が一体となる“生活の場”を目指し、寸法や形状等を協調させて両者が呼応する関係を構築。日常風景を様々な場所に設けた開口部で切取り“新たな景色”として見せる
  • 2023.8.04Fri
    オンデザインパートナーズによる、神奈川・横浜市の「まちのような国際学生寮」。多様な学生が住む寮。共同生活で“交流を促進”する存在を目指し、最小限の“個室”と様々な特徴を持つ居場所“ポット”を散在させた生活機能を担う“共用部”で構成。小さな滞在空間の“連続体”として建築を作る
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    【ap job更新】 能動的に街や社会に関わり、“新たな豊かさ”を追求する「note architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中

    ap job 【ap job更新】 能動的に街や社会に関わり、“新たな豊かさ”を追求する「note architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中

    architecture|job|promotion
    建築求人情報
    【ap job更新】 能動的に街や社会に関わり、“新たな豊かさ”を追求する「note architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中
    【ap job更新】 能動的に街や社会に関わり、“新たな豊かさ”を追求する「note architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中深川住宅
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    能動的に街や社会に関わり、“新たな豊かさ”を追求する「note architects」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    【オフィスの紹介】
    note architectsでは、建築・リノベーションの設計を通じて“自由で活き活きとした日常”を目指し様々なプロジェクトに取り組んでいます。

    多様化している社会に応えるため、多様な個性を活かしたチーム作りを目指しています。
    事務所もまだ成長過程にあり、主体的にプロジェクトに取り組みたい方には、実力を発揮しやすい環境です。また、近所の店舗やクリエーターの方との交流もあり、プロジェクトごとに協業しながら取り組んでいるため、広い視野を持った建築家として成長することができます。独立志望の方も、長く働きたい方も共に歓迎しています。

    事務所のある清澄白河は、川や公園が多く、都会の洗練された店舗と自然が混ざり合った環境です。プロジェクトの半数が近隣エリア内にあり、お施主様同士もご近所のため、交流を深めるイベントなども開催しています。

    現在は住宅、別荘、集合住宅、店舗、茶室空間など空間設計と、組立て式屋台tomioka stand事業の2軸で、街や社会に新たな価値を提供する視点で設計を行っております。

    地域のつながりの中で、より能動的に街や社会に関わり、新たな豊かさを追求しています。そんなプロセスの中で、共に成長していける方とご一緒できればと思います。

    楽しく情熱的に、デザインに取り組んでくださる方のご応募、お待ちしています。

    【代表プロフィール】
    鎌松亮
    1985年 東京都生まれ
    2008年 隈研吾研究室卒
    2010年 株式会社石本建築事務所入社
    アトリエと組織設計事務所にて、作品としての建築の強さと、それを支える技術力の両軸を学び独立。
    2016年 note architects設立

    job.architecturephoto.net
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    建築求人情報
    2025.09.12 Fri 18:45
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    【ap job更新】 歴史的な建造物を対象に、リサーチから設計と施工まで手掛ける「デザイン・フォー・ヘリテージ」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)、リサーチャー、バックオフィスメンバーを募集中

    ap job 【ap job更新】 歴史的な建造物を対象に、リサーチから設計と施工まで手掛ける「デザイン・フォー・ヘリテージ」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)、リサーチャー、バックオフィスメンバーを募集中

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    建築求人情報
    【ap job更新】 歴史的な建造物を対象に、リサーチから設計と施工まで手掛ける「デザイン・フォー・ヘリテージ」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)、リサーチャー、バックオフィスメンバーを募集中
    【ap job更新】 歴史的な建造物を対象に、リサーチから設計と施工まで手掛ける「デザイン・フォー・ヘリテージ」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)、リサーチャー、バックオフィスメンバーを募集中大平作業場跡
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
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    歴史的な建造物を対象に、リサーチから設計と施工まで手掛ける「デザイン・フォー・ヘリテージ」の、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)、リサーチャー、バックオフィスメンバー 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    株式会社デザイン・フォー・ヘリテージ(D4H)は歴史的な建造物や文化財に対して、専門的な立場からリサーチ、コンサルティング、企画、設計監理を手掛ける組織です。

    保存・修復のみではなく、歴史的な価値と接続した活用のため、現代にこそ可能なデザインを模索することを特徴としています。5期に渡って順調に組織を拡大してきましたが、事業領域の拡大、部門再編、設計フェーズにあるプロジェクトの増加のため、建築的なクリエーションを担う設計メンバーと、リサーチ専門のメンバー、バックオフィスマネージャーを募集します。建築物のみならず、土木構築物やランドスケープ、地域に根づく技術や生業までを含む、あらゆる領域を横断してデザイン・課題解決にあたることができる環境で、一緒に働く仲間を募集します。

    現在プロジェクトは全国各地で進行しており、一例として下記のようなものがあります。
    ・破損状況が著しく、耐震性に課題のある歴史的建造物の修復および補強と活用のためのプログラム提案、整備計画の策定、その後の工事のための設計、工事監理・施工
    ・歴史的建造物を核に地域全体をフィールドミュージアムとするため、遺構を地域の拠点として再生させる他、ゲストハウス、インフォメーションセンター、散策路などを総合的に整備するプロジェクト
    ・近世/近代の土木遺産の調査と修復および活用のための整備と付随する周辺のランドスケープデザイン

    下記のような業務を行い、通常の設計事務所の業務に留まらない、独自のスキルを身につけることが可能です。
    ・史料調査や、歴史的建造物の痕跡・破損・仕様等の各種調査
    ・三次元光学計測、写真測量、各種解析・工学シミュレーション
    ・記録写真、映像製作
    ・修復手法、構法、材料の研究開発
    ・修復保存のための先端技術と伝統技術の双方に関する調査研究

    設計だけではないあらゆるフェーズを横断した業務範囲、多様な働き方を受け入れており、勤務日数、勤務時間の融通、リモートワークにも柔軟に対応しています。
    個人事務所と兼務のスタッフや子育てをしながら働くスタッフも多いです。また、半数以上が女性スタッフです。

    job.architecturephoto.net
    • ap job
    建築求人情報
    2025.09.12 Fri 13:30
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    永山祐子による展覧会「確かにありそうなもの」が、新宿のAWASE galleryで開催。万博建築からジュエリーまで、スケールや領域を横断する作品群を模型・素材・映像で紹介。プロダクト類は実際に購入も可能。入場無料

    SHARE 永山祐子による展覧会「確かにありそうなもの」が、新宿のAWASE galleryで開催。万博建築からジュエリーまで、スケールや領域を横断する作品群を模型・素材・映像で紹介。プロダクト類は実際に購入も可能。入場無料

    日程
    2025年9月20日(土)
    –
    10月12日(日)
    architecture|exhibition
    永山祐子建築展
    永山祐子による展覧会「確かにありそうなもの」が、新宿のAWASE galleryで開催。万博建築からジュエリーまで、スケールや領域を横断する作品群を模型・素材・映像で紹介。プロダクト類は実際に購入も可能。入場無料

    永山祐子による展覧会「確かにありそうなもの」が、東京・新宿のAWASE galleryで開催されます。
    万博建築からジュエリーまで、スケールや領域を横断する作品群を模型・素材・映像で紹介します。また、プロダクト類は実際に購入も可能。入場無料です。会期は2025年9月20日~10月12日まで。会場の場所はこちら(Google Map)。

    永山祐子によるコメント

    今年、作品集と新書という二冊を刊行する節目に、ギャラリーからお声がけをいただき、本展を開催することとなりました。

    会場は二つの部屋で構成されています。ひとつ目の部屋には、作品集の「レシピページ」を思わせる展示が広がります。発想の種や、思いがけないブレイクスルーをもたらしたモノが並び、私の頭の中をそのまま形にしたような空間となっています。

    もうひとつの部屋では、作品集の一章「動く建築」をテーマに、万博をはじめとするリユースのプロジェクトを実物のモックアップや映像を通して、かたちを変えながら未来へとつながっていく建築の姿として展示しています。

    展示写真はタペストリーやTシャツとなっており、会期終了後も廃棄されることなく、誰かの手に渡り、新たに活かされることを願っています。

    また、展示解説は音声でお聞きいただけますので、会場で作品とあわせて、あるいは帰り道などに耳を傾け、展示の理解を深めていただければと思います。

    リリーステキストより
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    永山祐子建築展
    2025.09.12 Fri 08:31
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    西久保毅人 / ニコ設計室による、東京・葛飾区の「重ねの家」。大人4人の家族が暮らす住まい。其々の生活の独立性の高さに着目し、お互いの距離を保持しつつ“集落のように”暮らしが存在する建築を志向。終の住処として将来の“介護”も想定した動線計画とする
    photo©傍島利浩

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    architecture|feature
    ニコ設計室宮嶋工務店東京都筬島建築構造事務所建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(外構・床)住宅葛飾区図面あり西久保毅人傍島利浩
    西久保毅人 / ニコ設計室による、東京・葛飾区の「重ねの家」。大人4人の家族が暮らす住まい。其々の生活の独立性の高さに着目し、お互いの距離を保持しつつ“集落のように”暮らしが存在する建築を志向。終の住処として将来の“介護”も想定した動線計画とする外観、北側の道路より見る。 photo©傍島利浩
    西久保毅人 / ニコ設計室による、東京・葛飾区の「重ねの家」。大人4人の家族が暮らす住まい。其々の生活の独立性の高さに着目し、お互いの距離を保持しつつ“集落のように”暮らしが存在する建築を志向。終の住処として将来の“介護”も想定した動線計画とする1階、玄関から廊下を見る。 photo©傍島利浩
    西久保毅人 / ニコ設計室による、東京・葛飾区の「重ねの家」。大人4人の家族が暮らす住まい。其々の生活の独立性の高さに着目し、お互いの距離を保持しつつ“集落のように”暮らしが存在する建築を志向。終の住処として将来の“介護”も想定した動線計画とする1階、「食堂」(ダイニング)からキッチンを見る。 photo©傍島利浩
    西久保毅人 / ニコ設計室による、東京・葛飾区の「重ねの家」。大人4人の家族が暮らす住まい。其々の生活の独立性の高さに着目し、お互いの距離を保持しつつ“集落のように”暮らしが存在する建築を志向。終の住処として将来の“介護”も想定した動線計画とする1階、中庭 photo©傍島利浩

    西久保毅人 / ニコ設計室が設計した、東京・葛飾区の「重ねの家 亀有のシェア/ケアハウス」です。
    大人4人の家族が暮らす住まいのプロジェクトです。建築家は、其々の生活の独立性の高さに着目し、お互いの距離を保持しつつ“集落のように”暮らしが存在する建築を志向しました。また、終の住処として将来の“介護”も想定した動線計画としています。

    東京都葛飾区の商店街に隣接した住宅街の角地に計画した4人家族のための住宅です。

    街角には独立した音楽室を併設しています。
    このスペースは将来的には切り離して他人に貸す事もできるし、家族の誰かがたまにお店をしても良いし、地域活動の拠点にしても良いし、、と住まい手の海老原さんご家族といろんな妄想を膨らませた結果、同じ敷地にはありつつも暮らしとは切り離した形で計画しました。

    この音楽室のボリュームが街角にある事でご家族の静かな暮らしを人目から守るという大切な役割も同時にあります。

    建築家によるテキストより

    御家族4人は50代~80代でそれぞれに独立した大人であるため個々の生活の独立性が高く、終の住処として平屋に近い暮らしをご要望されていました。そういう意味では「単世帯住宅」というよりも大人4人のためのシェアハウスの様なイメージの暮らしです。

    そこで共有する中庭の周りに距離を持ちつつ集落のように個々の暮らしが存在しているといいなと考えてました。外壁の仕上げやボリュームを細かく切り替えているのはそのためです。

    建築家によるテキストより

    一方で「将来この家で家族を順番に看取りたいので、在宅ケア、訪問ケアがしやすいようにしたい。」というご要望もありました。
    そこで外部からのアプローチを音楽室を囲む様に2つ設けています。一方は車椅子で出入りできる様にスロープとし、訪問介護の際の他者の出入りをスムーズにしています。

    そして玄関近くの個室を「看取り部屋」として設定し、家族を順番にストレスなく長期間介護のしやすい動線計画として考えました。そういう意味では4人家族の住宅でありつつ、未来のケアハウスでもあるという2重の未来を重ね合わせた計画となっています。

    建築家によるテキストより
    • 残り26枚の写真と建築家によるテキスト
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    ニコ設計室宮嶋工務店東京都筬島建築構造事務所建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(外構・床)住宅葛飾区図面あり西久保毅人傍島利浩
    2025.09.12 Fri 06:40
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    2025.9.10Wed
    • 【ap job更新】 国際色豊かな施主と共に、“文化的価値”を建築を通じて具現化する「SAAD Architects」が、設計スタッフ (既卒・経験者)と 業務委託を募集中
    • 【ap job更新】 建築家や職人ともコラボレーションし、森の価値創造に取り組む「飛騨の森でクマは踊る」が、設計と製作に携わるメンバー(既卒・経験者・2026年新卒)を募集中
    • ビオフォルム環境デザイン室による、岩手の「陸前高田 / CAMOCY」。震災被害を受けた街の7つの店舗等が入る施設。“地域が元気になる”存在を目指し、かつての街並みを参照した“蔵の屋根”が連続する様な意匠の外観を考案。建築に加えて什器も地元の職人と地元の素材で作り上げる

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