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山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識
photo©笹倉洋平

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福本工務店建材(外装・床)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)住宅図面ありリノベーション奈良山本嘉寛笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識俯瞰、南側より見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識外観、南側の道路より見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識1階、左:居間、右:ダイニング photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識1階、居間からキッチン側を見る。 photo©笹倉洋平

山本嘉寛建築設計事務所が設計した、奈良・橿原市の「草臥の家」です。
戦前築の長屋を改修する計画です。建築家は、古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施しました。また、歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識されました。

奈良県中部。古くから街道沿いの宿場町として栄えた橿原市八木町。
江戸期の街並みが保存されている重伝建地区の今井町に比べて規制が緩く、旅籠から明治・大正期の古民家、戦後の昭和レトロな店舗併用住宅まで、バラエティに富んだ年代・様式の建物が混在した生活感の溢れる地域です。

しかし規制が緩いと同時に特別な保護施策もないため、近年は昭和期以前の建物の取り壊しが相次ぎ、駐車場やハウスメーカーのプレファブ住宅、賃貸ハイツから成る均質な街並みへの移行が急速に進んでいます。

建築家によるテキストより

お施主様は八木町の豊かな街並みや古い民家の保存・活用に寄与しながらそこで実際に生活したいという強いご希望をお持ちでした。
地域のまちづくり活動を担うNPO法人の協力もあり、空き家のまま放置された大きなニコイチ長屋の片側を譲り受けて改修することになりました。

このニコイチ長屋は昭和の戦前期に5軒並んで建てられ、住み手や住み方の変遷によってアレンジを加えられつつ約100年間維持されてきました。1軒は数年前に解体撤去され、残った4軒も老朽化が進んでいます。特に今回改修を行う建物は約30年間、窓を締め切ったまま放置され、漏水・腐朽・蟻害による損傷が進んで廃屋の一歩手前といった有様でした。

建築家によるテキストより

建物の東半分だけをスケルトンまで解体してベタ基礎を敷設、柱梁を入れ替え或いは継ぎ接ぎし、西側の隣家が解体撤去された場合でも十分な耐震性を確保できるよう構造補強を行いました。特に傷みが激しかった玄関は一度全て解体して、まだ使える部材を吟味し再利用しながら組み直しています。

南北の庭に開いた風通しの良い居間を中心に回遊性の高い間取りに変更し、床・壁・天井に断熱施工、設備と外部建具は全てやりかえ、木製建具は出来る限り補修して再利用しました。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識鳥瞰、南東側より見下ろす。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識俯瞰、北側より見下ろす。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識俯瞰、敷地上空より見下ろす。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識俯瞰、南東側より見下ろす。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識俯瞰、南側より見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識俯瞰、南側より見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識外観、南側より見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識外観、南側の道路より見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識外観、南側の道路より見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識外観、敷地内の南側より開口部越しに内部を見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識外観、敷地内の南側より玄関を見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識外観、敷地内の南側より玄関を見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識外観、敷地内の南側より玄関を見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識1階、玄関 photo©山本嘉寛
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識1階、玄関から居間側を見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識1階、居間からキッチン側を見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識1階、左:ダイニング、右:キッチン photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識1階、廊下から居間を見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識1階、キッチンから居間を見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識1階、左:キッチン、右:居間 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識1階、左:庭、右手前:ダイニング、右奥:キッチン photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識1階、ダイニングから居間を見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識1階、左:居間、右:ダイニング photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識1階、居間から2階への階段を見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識1階から2階への階段から居間を見る。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識1階から2階への階段 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識2階、正面:廊下、右:寝室 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識2階、寝室、天井を見上げる。 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識2階、和室 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識1階、土間 photo©山本嘉寛
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識外観、北側の庭より見る。夜景 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識外観、敷地内の南側より開口部越しに内部を見る。夜景 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識外観、南側より玄関を見る。夜景 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識外観、南側より玄関を見る。夜景 photo©笹倉洋平
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識1階平面図 image©山本嘉寛建築設計事務所
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識2階平面図 image©山本嘉寛建築設計事務所
山本嘉寛建築設計事務所による、奈良・橿原市の「草臥の家」。戦前築の長屋を改修する計画。古い街並みの保存に寄与しつつ“実際に生活したい”施主の為に、スケルトンにした上で基礎の敷設や耐震補強なども実施。歴史を読み解いて“新しい住み方”との接点を探る設計も意識断面図 image©山本嘉寛建築設計事務所

以下、建築家によるテキストです。


奈良県中部。古くから街道沿いの宿場町として栄えた橿原市八木町。
江戸期の街並みが保存されている重伝建地区の今井町に比べて規制が緩く、旅籠から明治・大正期の古民家、戦後の昭和レトロな店舗併用住宅まで、バラエティに富んだ年代・様式の建物が混在した生活感の溢れる地域です。

しかし規制が緩いと同時に特別な保護施策もないため、近年は昭和期以前の建物の取り壊しが相次ぎ、駐車場やハウスメーカーのプレファブ住宅、賃貸ハイツから成る均質な街並みへの移行が急速に進んでいます。

お施主様は八木町の豊かな街並みや古い民家の保存・活用に寄与しながらそこで実際に生活したいという強いご希望をお持ちでした。
地域のまちづくり活動を担うNPO法人の協力もあり、空き家のまま放置された大きなニコイチ長屋の片側を譲り受けて改修することになりました。

このニコイチ長屋は昭和の戦前期に5軒並んで建てられ、住み手や住み方の変遷によってアレンジを加えられつつ約100年間維持されてきました。1軒は数年前に解体撤去され、残った4軒も老朽化が進んでいます。特に今回改修を行う建物は約30年間、窓を締め切ったまま放置され、漏水・腐朽・蟻害による損傷が進んで廃屋の一歩手前といった有様でした。

建物の東半分だけをスケルトンまで解体してベタ基礎を敷設、柱梁を入れ替え或いは継ぎ接ぎし、西側の隣家が解体撤去された場合でも十分な耐震性を確保できるよう構造補強を行いました。特に傷みが激しかった玄関は一度全て解体して、まだ使える部材を吟味し再利用しながら組み直しています。

南北の庭に開いた風通しの良い居間を中心に回遊性の高い間取りに変更し、床・壁・天井に断熱施工、設備と外部建具は全てやりかえ、木製建具は出来る限り補修して再利用しました。

古い素材やつくりかた、空間を捨て去って均質な大量生産品で家や街をつくることは容易ですが、一度失った文化の積み重ねを取り戻す事は出来ません。古いものを読み解き、新しい住み方・考え方との接点を丁寧に探ることで過去と未来をつなぐ住まいをつくり、それがやがて街の在り方にも何らかの影響を及ぼすことを願っています。

■建築概要

題名:草臥の家
所在地:奈良県橿原市八木町
主用途:住宅(長屋形式)
設計:山本嘉寛建築設計事務所 担当/山本嘉寛
施工:福本工務店
協力:キッチン / KANWORKS
構造:木造
階数:地上2階
敷地面積:156.62㎡
建築面積:71.33㎡
延床面積:106.05㎡
新築:1938年
設計:2020年6月~2022年6月
工事:2022年6月~2023年3月
竣工:2024年10月
写真:笹倉洋平、山本嘉寛

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・床濡れ縁 床

杉足場板OF

外装・壁外部 壁

焼杉鎧貼[美杉・特注幅](共栄木材)
焼杉縦貼[塗装Nブラック](中本造林)

外装・屋根外部 屋根

瓦葺替[鬼瓦美装し再利用]
ガルバリウム鋼板小波葺[ニスクカラーPro いぶし銀](NISC)

内装・床玄関 床

大磯洗い出し

内装・壁玄関 壁

土壁中塗仕上

内装・天井玄関 天井

杉羽目板貼

内装・床居間、キッチン 床

チェリーフローリング[ソリッドチェリーセレクト](IOC)

内装・壁居間 壁

薄塗土壁

内装・天井居間 天井

既存荒板美装

内装・壁キッチン 壁

モザイクタイル貼[IPボーダーW白マット25角](名古屋モザイク工業)

内装・天井キッチン 天井

AEP

内装・床土間 床

モルタル金ゴテ押エUC

内装・壁土間 壁

構造用合板貼

内装・天井土間 天井

杉羽目板貼

内装・床トイレ、洗面室 床

Pタイル[モルタライク647-705](Tajima)

内装・壁トイレ、洗面室 壁

AEP

内装・天井トイレ、洗面室 天井

杉羽目板貼

内装・床和室 床

縁なし畳

内装・壁和室 壁

AEP

内装・天井和室 天井

AEP

内装・床子供部屋 床

吉野杉フローリングOF

内装・壁子供部屋 壁

AEP

内装・天井子供部屋 天井

AEP

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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    藤本壮介による「JINS銀座店」が2026年3月28日にオープン。レーモンド設計の“教文館ビル”の1階と地階1階に入居。“やわらかな和”をテーマに設計
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    architecture|culture
    中央区店舗東京藤本壮介銀座
    藤本壮介による「JINS銀座店」が2026年3月28日にオープン。レーモンド設計の“教文館ビル”の1階と地階1階に入居。“やわらかな和”をテーマに設計外観 image courtesy of JINS
    藤本壮介による「JINS銀座店」が2026年3月28日にオープン。レーモンド設計の“教文館ビル”の1階と地階1階に入居。“やわらかな和”をテーマに設計1階 image courtesy of JINS
    藤本壮介による「JINS銀座店」が2026年3月28日にオープン。レーモンド設計の“教文館ビル”の1階と地階1階に入居。“やわらかな和”をテーマに設計地下1階 image courtesy of JINS

    藤本壮介による「JINS銀座店」が2026年3月28日にオープンします。
    アントニン・レーモンド設計の“教文館ビル”(1933年竣工)の1階と地階1階に入居します。また、“やわらかな和”をテーマに設計されました。

    本店舗の設計を手がけたのは、世界的建築家・藤本壮介氏。

    近代日本建築の巨匠アントニン・レーモンド氏による1933年竣工の名建築・教文館ビルの歴史を継承しつつ、現代の感性を吹き込みました。和菓子や和紙のようなやわらかさを感じさせる白の外壁で建物を包み込むことで、新たな“和”の表現に挑戦。

    白の左官材にミラーの破材を混ぜて磨き上げるという、緻密な手仕事が光る仕上げが特長です。店内1階には、まるで大木をくり抜いたような凛とした空間に商品が広がります。

    地上1階から地下1階へと続く開放的な吹き抜け構造には左右対称の階段を採用。地下1階は剥き出しの躯体が建物の重層的な歴史を物語り、新旧の時代が交差する独自の空気感を醸成します。

    吹き抜けには、彫刻家・名和晃平氏による高さ5メートルの《Snow-Deer》を常設展示。大阪・関西万博でも注目を集めた本作は、真珠のような光沢を放つホワイトパールの色彩を纏った静謐な佇まいで、銀座に新たなエネルギーをもたらします。

    これまでの屋外展示とは異なり、地下1階と地上1階をつなぐ階段により作品を上下の視点から360度鑑賞できる、ユニークなアート体験を提供します。

    【引用元サイト名】

    以下に掲載する画像は拡大して閲覧可能です。

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    中央区店舗東京藤本壮介銀座
    2026.03.04 Wed 15:04
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    【ap job更新】 建築とインテリアを横断し、土地や身体感覚から空間を造る「MHAA建築設計事務所」が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)を募集中

    ap job 【ap job更新】 建築とインテリアを横断し、土地や身体感覚から空間を造る「MHAA建築設計事務所」が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)を募集中

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    建築求人情報
    【ap job更新】 建築とインテリアを横断し、土地や身体感覚から空間を造る「MHAA建築設計事務所」が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)を募集中
    【ap job更新】 建築とインテリアを横断し、土地や身体感覚から空間を造る「MHAA建築設計事務所」が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)を募集中盤桓
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
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    建築とインテリアを横断し、土地や身体感覚から空間を造る「MHAA建築設計事務所」の、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    MHAA建築設計事務所は、建築とインテリアを横断し、土地や身体感覚から空間を造る設計事務所です。
    業務拡張に伴い設計スタッフを募集します。

    現在、ホテル、住宅、集合住宅、ワイナリー、福祉施設などの建築設計に加え、カフェやレストラン、物販店舗のインテリア設計まで、常時20件以上のプロジェクトが進行中です。
    規模は小規模案件から延床約10,000㎡規模まで多岐にわたります。

    私たちは少数精鋭の設計事務所です。代表との距離が近く、日常的に直接議論を重ねながら設計を進めています。
    早い段階から担当物件を持つことができるため、実務を通して密度高く経験を積むことが可能です。

    【設計の考え方】
    私たちは、歴史や土地の記憶、素材の背景を読み解くことから設計を始めます。敷地の環境や文脈を丁寧に捉え、それらを空間の骨格へと落とし込んでいきます。
    平面・断面のスタディを重ね、プロポーションや動線、光の入り方を検証しながら、模型やCGを通して空間を具体化します。建築とインテリアを分けず、内と外、構造と仕上げ、家具と空間を連続したものとして横断的に考えることを大切にしています。

    また、設計は図面の中だけで完結するものではありません。
    私たちは日々の生活や食文化、旅先での体験、素材に触れる身体感覚からも着想を得ます。レストランでの一皿の構成や厨房の動き、ワイナリーでの醸造工程、土地に根ざした産業の風景。そうした経験を通じて得た感覚を、動線計画やキッチン設計、空間の密度や素材選定へと反映させます。

    急速にデジタル化が進む現代において、失われつつある身体的な感覚や土地に根ざした感性をもう一度呼び起こすこと。手を動かし、確かめながら、時間を重ねても価値を持ち続ける建築を目指しています。

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    建築求人情報
    2026.03.04 Wed 14:26
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    建築家の永山祐子が「令和7年度 芸術選奨 文部科学大臣新人賞」を受賞。大阪・関西万博で手掛けた二つのパヴィリオンが評価される
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    architecture|art|culture|remarkable
    永山祐子
    建築家の永山祐子が「令和7年度 芸術選奨 文部科学大臣新人賞」を受賞。大阪・関西万博で手掛けた二つのパヴィリオンが評価される永山祐子 photo©architecturephoto

    建築家の永山祐子が「令和7年度(第76回) 芸術選奨 文部科学大臣新人賞」を受賞しています。
    こちらのPDFに全受賞者の一覧があります。また建築分野では、松隈洋が「令和7年度芸術選奨文部科学大臣賞(評論部門)」を受賞しています。建築に近い分野では、深澤直人や岡﨑乾二郎も受賞しています。

    以下は、公式に公開された永山への贈賞理由です。

    令和7年、永山祐子氏は、大阪・関西万博のウーマンズ パビリオンとパナソニックグループパビリオンを手掛け、初の単著と作品集を刊行した。注目すべきは、ウーマンズ パビリオンでは、様々な規制をクリアし、氏がデザインアーキテクトを務めたドバイ万博日本館の組子(くみこ)ファサードのリユースを実現したこと。連続した万博で同じ部材が転用されるのは史上初だろう。しかも二つのパビリオンのファサードは、2027年国際園芸博覧会の異なる出展施設で再利用することも、万博の会期中に決定した。先駆的な循環型プロセスの試みとして高く評価できる。

    bunka.go.jp
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    永山祐子
    2026.03.04 Wed 11:17
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    2026.3.02Mon
    • 【ap job更新】 感性と分析の両面からデザインを探求し、海外からも様々な人が集まる「ayami takada architects」が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)と アルバイトを募集中
    • 建築家8組による新作模型の展覧会「波板と珊瑚礁 ‐ 建築を遠くに投げる八の実践」が、WHAT MUSEUMで開催。入場チケットをプレゼント。ALTEMY、Office Yuasa、ガラージュ、GROUP、DOMINO ARCHITECTS、畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオ、平野利樹、RUI Architectsが出展
    • 【ap job更新】 代官山を拠点に活動する「梅澤竜也 / ALA INC.」が、設計スタッフ・アルバイト・事務職を募集中
    • 【ap job更新】 ディテールを大切にした、ハイエンドな集合住宅や邸宅を手掛ける「アーキサイトメビウス」が、設計スタッフ(新卒・既卒・経験者)を募集中
    • 【ap編集長の建築探索】vol.010 成瀬・猪熊建築設計事務所「Nishiogi comichi terrace」
    2026.3.06Fri
    • 2026年2月にアーキテクチャーフォトで注目を集めた記事トップ40
    • ファラによる、ポルトガル・ポルトの「atelier pomo」。床と天井に特徴を持つオフィス空間。緑のタイルが広がる床の中に“花の様に見える黄の四角形”を配置し、細い金属の線がつくる“緩やかな幾何学的な網”で天井を構築。“静かで陽気なアルテ・ポーヴェラ”も意図

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