
SHARE 松葉邦彦 / TYRANTによる、東京・八王子市の飲食店「LANTANA」。台形を歪ませた様な“不整形な区画”での計画。機能を超えた“新たな価値観”の発見を求め、どの辺とも平行ではない“わずかな歪み”を持つカウンターを中央に配置。床のピンクは店名である中南米の花の色から着想




松葉邦彦 / TYRANTが設計した、東京・八王子市の飲食店「LANTANA」です。
台形を歪ませた様な“不整形な区画”での計画です。建築家は、機能を超えた“新たな価値観”の発見を求め、どの辺とも平行ではない“わずかな歪み”を持つカウンターを中央に配置しました。また、床のピンクは店名である中南米の花の色から着想しています。店舗の場所はこちら(Google Map)。
鮮やかな花を咲かせる中南米原産のランタナの名前を冠したレストランの計画です。
京王八王子駅から徒歩1分のテナントビル内の居抜き店舗を、イタリアンレストランへと改修しました。
既存の天井と壁は活用しつつ、床やカウンターを新たに造り直すことで、レストランにふさわしい空間へと刷新しています。
客席の椅子が置かれる範囲の床は、メンテナンスしやすいようにモルタル調のタイルを採用しました。一方、その周囲をランタナの花の色をイメージさせる鮮やかなピンク色の絨毯で囲み、ゴールドの見切材を用いることで華やかさを演出しました。
台形を歪ませたような不整形な区画の平面の中央に、いずれの辺とも平行にならないようにカウンターを配置しました。
9席分のテーブルとキッチンの作業台を兼ねた幅5m×奥行き1.1mの天板は、窓際やキッチンの通路幅員の確保をしやすくするために、あえて長方形を変形させた平面四辺形を用いています。また、各席にはカトラリーを入れるための引き出しを設けています。カウンターの天板が持つわずかな歪みは、周囲の不整形な空間に埋もれてしまい、意識して見なければほとんど気にならないと思います。ただ、そのわずかな歪みを用いて特異点のようなものを創り出すことで、一般的にレストランのデザインに求められる意匠性や機能性、快適性だけではない新たな価値観を見出せないかと考えています。
以下の写真はクリックで拡大します
















以下、建築家によるテキストです。
鮮やかな花を咲かせる中南米原産のランタナの名前を冠したレストランの計画です。
京王八王子駅から徒歩1分のテナントビル内の居抜き店舗を、イタリアンレストランへと改修しました。
既存の天井と壁は活用しつつ、床やカウンターを新たに造り直すことで、レストランにふさわしい空間へと刷新しています。
客席の椅子が置かれる範囲の床は、メンテナンスしやすいようにモルタル調のタイルを採用しました。一方、その周囲をランタナの花の色をイメージさせる鮮やかなピンク色の絨毯で囲み、ゴールドの見切材を用いることで華やかさを演出しました。
台形を歪ませたような不整形な区画の平面の中央に、いずれの辺とも平行にならないようにカウンターを配置しました。
9席分のテーブルとキッチンの作業台を兼ねた幅5m×奥行き1.1mの天板は、窓際やキッチンの通路幅員の確保をしやすくするために、あえて長方形を変形させた平面四辺形を用いています。また、各席にはカトラリーを入れるための引き出しを設けています。
カウンターの天板が持つわずかな歪みは、周囲の不整形な空間に埋もれてしまい、意識して見なければほとんど気にならないと思います。ただ、そのわずかな歪みを用いて特異点のようなものを創り出すことで、一般的にレストランのデザインに求められる意匠性や機能性、快適性だけではない新たな価値観を見出せないかと考えています。
■建築概要
題名:LANTANA
所在地:東京都八王子市明神町4-7-2 3階
主用途:レストラン
設計:TYRANT 担当/松葉邦彦
施工:有限会社アップストーン
延床面積:48.31㎡
設計:2025年7月~2025年9月
工事:2025年10月~2025年11月
竣工:2025年11月
写真:広川智基
| 種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
|---|---|---|
| 内装・床 | 床 | |
| 内装・床 | 見切材 | |
| 内装・造作家具 | カウンタートップ+引き出し | |
| 内装・造作家具 | カウンター | ラワンベニアt12+ウレタンクリア塗装 |
| 内装・造作家具 | 引き出し取手 |
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