SHARE book『モデルニスモ建築』
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サグラダ・ファミリア、グエイ公園、バトリョ邸、カタルーニャ音楽堂、サン・パブロ病院……。これら観光客に親しまれている「世界遺産」のほかにも、バルセロナ市内には特殊造形の作品が高密度に群生しているが、その多くは19世紀末から20世紀初頭にかけてカタルーニャで花開いた建築運動の果実である。はたしてアントニ・ガウディは孤立した異形の天才だったのか?メンデルゾーンのアインシュタイン塔は「パドレーラ」ミラ邸なくして成立しえたのか?地域の政治経済的、文化芸術的背景を十分にふまえ、またアール・ヌーヴォー、ウィーン分離派など同時代のヨーロッパ建築思潮と比較検証しつつ、両雄ガウディとドゥメナク=イ=ムンタネーを軸にモデルニスモ建築の全体像、その近代的かつ民族的な建築言語の展開を世界建築史のなかの一章として説き明かす。都市再生プロジェクト「バルセロナ・モデル」の立役者による画期的名著。図版181点収録、巻末に関連年表・索引。
モデルニスモ建築
ウリオール・ブイガス 稲川 直樹