トラフのウェブサイトに「イソップ 新丸ビル店」の写真が掲載されています
トラフのウェブサイトに「イソップ 新丸ビル店」の写真が7枚掲載されています。
今年で25周年を迎えるオーストラリアのスキンケアブランド、イソップの新丸ビル店の内装計画。同時オープンする横浜ベイクォーター店と併せて計画を行った。
手入れをすることで健やかな肌を活かすというイソップのスキンケアプロダクトの特徴に着目し、丁寧に磨き上げ染色をすることで素材感を活かしたOSB板(構造用木質ボード)を、2店舗共通の仕上げ材として空間全体に使用した。通常は下地材として用いられ、ラフな印象を持つOSBは、石材のように表情を変え、特徴的な質感を空間に与えている。
新丸ビル店では、入店する区画の周辺環境が白を基調にした空間であったため、OSBをブラウンに染色し周囲との差別化を図った。店内奥の壁面中央へ帯状に商品を集約させ陳列することで、空間を引き締めると共に、訪れた人々が自然と商品へ向い入店できるような計画とした。
店舗前方にカウンターを独立させて配置することで、商品に導かれて入店した人々が店内を回遊するような導線をつくり出す。カウンターは、小さな店内を効率よく使うために、ショップスタッフの作業を吟味し、必要な機能をすべて内蔵したシンプルで浮遊感を持つ箱型とした。この箱は、必要によって様々な部分が開かれ、作業が終わればまた元のシンプルな箱に戻る。
大型商業施設内においても、イソップのブランドイメージが明確に伝わるような店舗を目指した。