淵上正幸のアーキテクト訪問記が更新しています。「保坂猛氏にトップガン・インタビューをする」です
淵上正幸のアーキテクト訪問記が更新しています。「保坂猛氏にトップガン・インタビューをする」です。
横浜は不思議と心安らぐ街だ。それは単なるエキゾティック・タウンという言葉だけでは片付けられない。みなとみらい21地区、大桟橋、山下公園、山手の丘など、アーバン・スケープと海との関わりが素晴らしいからだろう。保坂猛さんの事務所は関内駅から海方向へ数分行ったところにある。保坂さんはすでに学生時代に西田司さんとSPEED STUDIOを組んで設計活動をしていた早熟派だ。トム・クルーズの映画「トップガン」を見てパイロット志望となり防衛大学に入学(それから建築家への道を進むのはこのインタビューを読んでのお楽しみ!)。そんな真っ直ぐなところが設計にも現れていて、無数のスケッチを描き続け、非常によく考えられた作品を生み出す本格派。特に内部空間と外部空間の取り合いは斬新かつ一級品。そこには建築家ではないがコミュニケーション・マネージャーの奥様・メグさんの内助の功のみならず、現場にも行くという外助の功もあるようだ。今住宅以外の作品も増えてきた。春秋に富む若手建築家の大きな飛翔に期待したい。