小山登美夫と保坂健二朗によるトークイベント「現代アートの価値の決め方、つくり方」が青山ブックセンター本店で開催されます
小山登美夫と東京国立近代美術館主任研究員の保坂健二朗によるトークイベント「現代アートの価値の決め方、つくり方」が青山ブックセンター本店で開催されます。開催日は、2014年8月5日。事前申し込みも受け付けています。
8月24日まで東京国立近代美術館において「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクションより」が開催中です。本展には「市場価格的」「美術史的」と2つの意味において世界トップクラスの作品が一堂に展示されています。杉本博司、マーク・クイン、ゲルハルト・リヒター、ロン・ミュエク、アンドレアス・グルスキーなど、名前を聞くだけでも錚々たる顔ぶれです。
しかし、本展に出品されている作品をはじめ、現代アートにおいて、なぜ、あれがあんなに高価なの? 一体どこに価値があるの? と思う人も少なくないでしょう。
では、彼らの作品はいかにして「世界トップクラス」と言われるまでになったのでしょうか。 誰に見込まれ、どのような社会情勢のもとで評価され、美術史の文脈においてどのような意味を見出されているでしょうか。
今回は、今や世界トップクラスのアーティストである村上隆や奈良美智を世に送り出してきた小山登美夫ギャラリーディレクターの小山登美夫さんと、本展企画者の東京国立近代美術館 学芸員 保坂健二朗さんに、普段あまり知ることができない現代アートマーケットの仕組みをギャラリストの立場から、学芸員の立場からお話いただき、いかにして現代アートが評価され価値が作られていくのかを学び、現代を生きる私たちにとって現代アートはどのような意味・価値を持っているのかを考えていきます。