SHARE 中村竜治建築設計事務所によるダンボールを使用したISSEY MIYAKEのためのインスタレーション「ダンボールの家」
中村竜治建築設計事務所が設計したダンボールを使用した「132 5.ISSEY MIYAKE」の「GRID WOOL」のためのインスタレーション「ダンボールの家」です。2014年10月31日まで、東京と大阪の店舗で見る事ができます。(詳細は最下部の情報を参照ください。)
この立体(もしくは平面)は、実際の服に使われたパターンを5.5倍に大きくし、自由に形が変えられるよう制作されている。不安定な構造だが、ある形になるとバランスを保ち、自立する。
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以下、建築家によるテキストです。
直角三角形のパターンから構成され、六角形に折り畳むことができる132 5. ISSEY MIYAKEの「GRID WOOL」。折り紙から出発したというこの服は、着ることで、身体の曲線と服の構造線が出会い、予想外の新たなシルエットが生まれる。平面から立体への変化。三角形から生まれる思いがけない形。その魅力を伝えるため、この立体(もしくは平面)は、実際の服に使われたパターンを5.5倍に大きくし、自由に形が変えられるよう制作されている。不安定な構造だが、ある形になるとバランスを保ち、自立する。自立する形を探すのはとても発見的な体験であるが、この服を着る瞬間もきっと同じなのだろう。小さな折り紙から出発し、服となり、より大きな空間への可能性を私たちに思わせてくれる。
■建築概要
タイトル:ダンボールの家
用途 :「132 5.ISSEY MIYAKE」の「GRID WOOL」のためのインスタレーション
会場 :ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE / GINZA、東京都中央区銀座4-4-5 1階
ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE / SEMBA、大阪市中央区南船場4-11-28 1階
期間 :2014年10月2日(木)〜2014年10月31日(金)11:00〜20:00
主催 :ISSEY MIYAKE INC.
設計 :中村竜治建築設計事務所
製作 :タカムラ産業
サイズ :銀座 – 展開時:6600×2540×6、折り畳み時:2540×2540×50、立体時:約3000×3000×2200
船場 – 展開時:6350×4400×6、折り畳み時:2540×2540×50、立体時:約3000×3000×2200
素材 :ダンボール(シングル)