SHARE ぽむ企画の構成・本編イラストによる連載「発注者目線の仕事術」の6回目「設備更新への目配りが 維持費削減のカギ」
ぽむ企画の構成・本編イラストによる連載「発注者目線の仕事術」の6回目「設備更新への目配りが 維持費削減のカギ」が山下PMCのサイトに掲載されています
ぽむ企画の構成・本編イラストによる連載「発注者目線の仕事術」の6回目「設備更新への目配りが 維持費削減のカギ」が山下PMCのサイトに掲載されています。
発注者にとって長期スパンで建物にかかる費用は、計画の初期段階で知っておきたい情報だ。新築時にかかるコストも重要だが、それ以上に、どの時期に設備への再投資が必要となり、いつ更新しなければならないかといった情報は、経営戦略を立てるうえで必須の要素となる。
そのためには、建物にかかる費用を時間軸で提示する必要がある。発注者は新築時だけではなく、運用段階でも建築技術者の知見を強く求めているのだ。
一般に建物の一生にかかる費用(ライフサイクルコスト、LCC)は、建設時に必要な費用の5、6倍と言われている〔図1〕。建設費や土地の取得費、設計費といったイニシャルコストは、建物がある限り発生し続けるコス トの一部にすぎない。