SHARE トラフ建築設計事務所による、湘南T-SITEの店舗「ミナ ペルホネン コティ」
all photos©太田拓実
トラフ建築設計事務所が設計した、湘南T-SITEの店舗「ミナ ペルホネン コティ」です。
ファッションブランド ミナ ペルホネンの新たな直営店としてオープンするミナ ペルホネン コティの内装計画。蔦屋書店を軸にテナントを併設する湘南T-SITEの1Fに位置し、ホームプロダクトを主に取り扱う。店舗名ともなっている「コティ」とはフィンランド語で「家」を意味し、クッションや食器など日常の暮らしにまつわるアイテムを扱うことに由来する。そのため小さなプロダクトを丁寧に見せることや、色バリエーションのある商品が並んだときに映えるような空間が求められた。
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以下、建築家によるテキストです。
ファッションブランド ミナ ペルホネンの新たな直営店としてオープンするミナ ペルホネン コティの内装計画。蔦屋書店を軸にテナントを併設する湘南T-SITEの1Fに位置し、ホームプロダクトを主に取り扱う。店舗名ともなっている「コティ」とはフィンランド語で「家」を意味し、クッションや食器など日常の暮らしにまつわるアイテムを扱うことに由来する。そのため小さなプロダクトを丁寧に見せることや、色バリエーションのある商品が並んだときに映えるような空間が求められた。
売り場は正方形の空間で、床面はミナ ペルホネンの色とりどりのテキスタイルとボタンを敷き詰めてエポキシ樹脂で固め、ひとつひとつ覗き込みたくなるような床とした。中央に置かれた島什器は、その下のテキスタイルの敷き詰めた床を見せられるよう、箱の高さを変えながら真鍮製のパイプ脚で軽やかに床から浮かせるデザインとした。またこの箱は、天板の蓋や引き出しを開いたままにすることが出来、商品に合わせて変化に富んだディスプレイを可能にする。壁2面は商品の映える背景になるよう白い壁面をとし、ガラスの棚板が並ぶ。この棚板を支えているスチールパイプには可動式の仕切り板をとりつけることが出来、ひとつながりの棚の上で商品のレイアウトを整理できるよう配慮した。
様々な世代が訪れる湘南T-SITEだからこそ足を踏み入れやすく、ミナ ペルホネン コティの世界観が伝わるような空間を目指した。
■建築概要
主要用途: 物販店舗
施工: 東京スタデオ/中村塗装工業/E&Y/乃村工藝社
クレジット: 照明: マックスレイ
所在・会場: 神奈川 湘南T-SITE
延床面積: 66.8m2
設計期間: 2014.06-2015.02
施工期間: 2014.08-11,2015.03
ウェブサイト: http://www.mina-perhonen.jp/