SHARE 山本嘉寛建蓄設計事務所 / 山本嘉寛による、大阪市旭区の住宅「『 』の家」
all photos©YFT, / 山田圭司郎
山本嘉寛建蓄設計事務所 / 山本嘉寛が設計した、大阪市旭区の住宅「『 』の家」です。
下町の鰻の寝床状敷地に建つ小さな住宅。限られたスペースを最大限有効に活用するため、隣地境界一杯に内側から施工可能で内外装が一体、十分な断熱性を有しているロックウール充填鋼板サンドイッチパネルを採用し、防火被覆や代替進入口が必要となる3階建を避けて、階段を中心にスプリットレベルのプランニングを行っている。1つの大きなハコの中に『』型平面の各階を半階ずらしながら積み重ねることで東西・南北両方向に拡がりがある空間とし、住み手があたかも枝から枝へ止まり木を渡るような住まいを計画した。
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以下、建築家によるテキストです。
下町の鰻の寝床状敷地に建つ小さな住宅。限られたスペースを最大限有効に活用するため、隣地境界一杯に内側から施工可能で内外装が一体、十分な断熱性を有しているロックウール充填鋼板サンドイッチパネルを採用し、防火被覆や代替進入口が必要となる3階建を避けて、階段を中心にスプリットレベルのプランニングを行っている。1つの大きなハコの中に『』型平面の各階を半階ずらしながら積み重ねることで東西・南北両方向に拡がりがある空間とし、住み手があたかも枝から枝へ止まり木を渡るような住まいを計画した。最上階はガラス貼りのルーフテラスとし、エキスパンドメタルの階段を通じて居室や浴室に光と風を取り込んでいる。南側のファサードはビル用サッシを用いて間口一杯の開口を取り、レース・厚手・遮光、3種類の素材を1枚に紡ぎ合わせたカーテンによって自由にプライバシーを調整出来る。
■建築概要
意匠設計:山本嘉寛建蓄設計事務所/山本嘉寛
構造監理:S.Y.U構造設計室/磯本佳秀
竣工:2014年