SHARE 白川在建築設計事務所による、岩手県大槌町の小さな複合施設「N VILLAGE」の写真
白川在建築設計事務所のウェブサイトに、岩手県大槌町の小さな複合施設「N VILLAGE」の写真が掲載されています
白川在建築設計事務所のウェブサイトに、岩手県大槌町の小さな複合施設「N VILLAGE」の写真が14枚掲載されています。
東日本大震災で甚大な被害にあった地域の集会場である。かつてはサーファーのメッカとして賑わった岩手県大槌町の浪板海岸に、サーフショップやカフェ等の入るテナントと集会場との小さな複合施設を計画した。
設計施工一括発注(デザインビルド)方式のコンペであり、提案書の作成時間は驚くほどの短さが求められた。ハウスメーカーのような確立した設計施工システムを持たなければ太刀打ちできないと感じながらも、復興していく街が単一的な方法でしか建物ができないことに危機感を感じた。デザインが空間性や作品性だけのものではなく、社会に対して適切な回答を出す手段でもあるとしたら、見積調整のしやすい提案がこのプロジェクトでは適当だと感じ、分棟形式にした。単位棟となる詳細設計を終えれば、棟を増減させることで適切な機能を満たしながら減額調整できる提案としている。
分棟形式にすることで、棟と棟の間は室のような大きさの外部空間が形成され、デッキで繋ぐことにより内外の部屋を持つような集会場としている。
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