SHARE MoMAに収蔵された事が話題となっている携帯電話の「絵文字」のデザインを手掛けたのは、建築家の青木淳だった
MoMA(ニューヨーク近代美術館)に収蔵された事が話題となっている携帯電話の「絵文字」のデザインを手掛けたのは、建築家の青木淳だったそうです。ニューヨークタイムズでも、その制作者と紹介されている、栗田穣崇が当時の経緯をツイートしていました。詳細な経緯は、栗田穣崇の2016年10月27日のツイートを遡ってご覧ください。
絵文字の開発そのものの実働は1か月程度でした。開発メンバーも企画の私と開発の同期の2名。絵文字の開発にOKが出て、メーカーに絵文字のリストとドットデザインを納入するまで1か月しかなく、確か98年の春ごろだったと記憶しています。
— 栗田穣崇Shigetaka Kurita (@sigekun) 2016年10月27日
僕はデザイナーでもデザイン専攻でもなく、単なる文系大卒サラリーマンなので、デザインはメーカーのデザイナーがやってくれると思っており、仕様だけ作れば終わりだと考えていました。ところがメーカーからそんなよく分からないものは作れないのでドコモさんお願いします、と盛大なブーメラン。
— 栗田穣崇Shigetaka Kurita (@sigekun) 2016年10月27日
ドコモにもデザイナーはいないので、外注せざるを得ません。といってもウェブデザイナーがまだあまりいない時代、当時のボスであるリクルート出身の松永真理さんに相談したところ、建築家の青木淳さんを紹介されました。とても高名な建築家です。https://t.co/VYGf3Bcgr0
— 栗田穣崇Shigetaka Kurita (@sigekun) 2016年10月27日
ドコモにもデザイナーはいないので、外注せざるを得ません。といってもウェブデザイナーがまだあまりいない時代、当時のボスであるリクルート出身の松永真理さんに相談したところ、建築家の青木淳さんを紹介されました。とても高名な建築家です。https://t.co/VYGf3Bcgr0
— 栗田穣崇Shigetaka Kurita (@sigekun) 2016年10月27日
そうしていくつかデザインのサンプルを作り、リストとともに先ほどご紹介した建築家の青木淳さんにデザインを依頼。そしてデザインを監修、いくつかのチェックを経て、メーカーに仕様書とともに納入。ここまでで1か月です。
— 栗田穣崇Shigetaka Kurita (@sigekun) 2016年10月27日
オリジナル絵文字のデザインについては、私のデザインや発案もありますが、青木淳さんによるところが大きいので、私が作りました、というのは心苦しい限りです。この場を借りて改めて青木淳さんにお礼を申し上げます。
— 栗田穣崇Shigetaka Kurita (@sigekun) 2016年10月27日