SHARE 本野精吾が設計した京都・山科の住宅「栗原邸」が売りに出ています
本野精吾が設計した京都・山科の住宅「栗原邸」が売りに出ています
本野精吾が設計した京都・山科の住宅「栗原邸」が売りに出ています。価格は約2億円。
以下に、2015年に行われた一般見学会の際の解説文を引用します。
この建物は、染色家で京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)校長、鶴巻鶴一の邸宅として1929年に建設されたものです。設計者は同校教授であった建築家・本野精吾(1882-1944)。当時最先端の工法「中村式鉄筋コンクリート建築」による特殊なコンクリートブロックで建てられた、合理性を追及したモダニズム建築です。しかしウィーン分離派やアール・デコの影響を受けたと思われる装飾的で表現的なデザインも見られ、時代の転換期に生み出されたものであることを感じさせます。2007年にはモダニズム建築の保存に関する国際組織DOCOMOMO Japanより優れた日本のモダニズム建築の1つとして選定され、2014年には国の登録有形文化財に登録されるなど、近年その文化財的評価が高まっています。(via facebook)