小堀哲夫建築設計事務所が設計した、山口・下関の、梅光学院大学新校舎「The Learning Station CROSSLIGHT」の写真が44枚、japan-architects.comに掲載されています。
以下は小堀による公式のプロジェクトに関するテキストです。
都市の延長である三次元網目構造
梅光学院大学新校舎「The Learning Station CROSSLIGHT」は、学生が世界で活躍できる人材となるべく、”考える力”“生きる力”が培われる場を目指している。山口県下関市のキャンパスは、襞状の複雑な地形に道路が入り組む、密集した市街地にある。学校や市体育館、住宅などさまざまな要素が周囲を囲んでいることから、新校舎はこれらの中心的な場となるよう、キャンパスと街との境界をなくし、建物へ多方向からアクセスできる出入口を持たせた。点在した立体ヴォイドによる動線や視線が複雑につながる三次元網目構造の概念によってつくられたアクティブラーニング空間は、学びの空間そのものが都市構造(社会の縮図)と連続し、まったく新しい学びのシーンをつくり出していく。