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元木大輔 / DDAAによる、東京・港区の鮨店「鮨よしい / sushi yoshii」

1,105.16元木大輔 / DDAAによる、東京・港区の鮨店「鮨よしい / sushi yoshii」

architecture|feature
元木大輔店舗東京長谷川健太
元木大輔 / DDAAによる、東京・港区の鮨店「鮨よしい / sushi yoshii」 photo©長谷川健太

元木大輔 / DDAAが設計した、東京・港区の鮨店「鮨よしい / sushi yoshii」です。

鮨よしいは表参道の大通りから一本入った路地にある。
看板は極めてひっそりとしていて、お店のアプローチは暗い廊下から始まり、突き当りに蹲手水がおいてある。手水鉢にはスポットライトがあたっている。ここで手を清めて店内に入ると正面の壁には杉本博司の作品が目に入る。
北大路魯山人の「握り寿司の名人」によれば、「戦後、寿司が立ち食いから椅子にかけて食うようになった」らしい。
かつて屋台で立ち食いだった鮨の起源にならい、店内は薄暗く、唯一コンテンポラリーアートと大将の一挙手一投足をスポットライトで照らしている。
明らかに仕込みから違うお鮨と美味しいお酒に舌鼓をうちながら、目の前のコンテンポラリーアートと大将の美しい所作を楽しむ。。。と、いうのが「鮨よしい」の基本的な体験構造だ。

以下の写真はクリックで拡大します

元木大輔 / DDAAによる、東京・港区の鮨店「鮨よしい / sushi yoshii」 photo©長谷川健太
元木大輔 / DDAAによる、東京・港区の鮨店「鮨よしい / sushi yoshii」 photo©長谷川健太
元木大輔 / DDAAによる、東京・港区の鮨店「鮨よしい / sushi yoshii」 photo©長谷川健太
元木大輔 / DDAAによる、東京・港区の鮨店「鮨よしい / sushi yoshii」 photo©長谷川健太
元木大輔 / DDAAによる、東京・港区の鮨店「鮨よしい / sushi yoshii」 photo©長谷川健太
元木大輔 / DDAAによる、東京・港区の鮨店「鮨よしい / sushi yoshii」 photo©長谷川健太
元木大輔 / DDAAによる、東京・港区の鮨店「鮨よしい / sushi yoshii」 photo©長谷川健太
元木大輔 / DDAAによる、東京・港区の鮨店「鮨よしい / sushi yoshii」 photo©長谷川健太
元木大輔 / DDAAによる、東京・港区の鮨店「鮨よしい / sushi yoshii」 photo©長谷川健太

以下、建築家によるテキストです。


鮨よしいは表参道の大通りから一本入った路地にある。
看板は極めてひっそりとしていて、お店のアプローチは暗い廊下から始まり、突き当りに蹲手水がおいてある。手水鉢にはスポットライトがあたっている。ここで手を清めて店内に入ると正面の壁には杉本博司の作品が目に入る。
北大路魯山人の「握り寿司の名人」によれば、「戦後、寿司が立ち食いから椅子にかけて食うようになった」らしい。
かつて屋台で立ち食いだった鮨の起源にならい、店内は薄暗く、唯一コンテンポラリーアートと大将の一挙手一投足をスポットライトで照らしている。
明らかに仕込みから違うお鮨と美味しいお酒に舌鼓をうちながら、目の前のコンテンポラリーアートと大将の美しい所作を楽しむ。。。と、いうのが「鮨よしい」の基本的な体験構造だ。

僕たちがデザインを担当したのは、屋台に倣い1~2年という短期間で移転を繰り返している「鮨よしい」の3店舗目で、連歌のように以前のお店の形式やコンセプトを引き継いでデザインしている。
引き継いだのは、暗いアプローチと以前の店舗ではカウンターの天板として使われていた古材の足場板だ。今回は足場板をアプローチでの本来の用途「足場板」として使っている。板を支えるのは銅メッキした足場用の単管パイプ。
仕上げだけを丁寧に変化させただけのとても簡素な素材をもともとの用途そのままに使用している。
店内のテーブルもそのまま銅メッキした単管パイプを使って組んだ。
そのテーブルの上にのるのは出来るだけ加工されていない「無垢な素材」がふさわしいと思えたので、小口をたたいた大谷石とグロスの高いガラスを重ね、ふっくらしたシャリとシャープなネタのようなコントラストのある素材を選択している。

■建築概要
鮨よしい / sushi yoshii
施主:hiromiyoshii
場所:東京都港区
用途:鮨屋
プロジェクトチーム:DDAA / 元木大輔, 伊東鷹介, 石川雄基
施工:Setup
延床面積:34.22m²
完成:2018年10月
撮影:長谷川健太

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元木大輔店舗東京長谷川健太
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    齋藤隆太郎 / DOGによる、千葉・松戸市の住宅「後天性高床住居」

    1,432.53 齋藤隆太郎 / DOGによる、千葉・松戸市の住宅「後天性高床住居」

    architecture|feature
    住宅千葉図面あり田中哲也髙橋菜生齋藤隆太郎
    齋藤隆太郎 / DOGによる、千葉・松戸市の住宅「後天性高床住居」 photo©髙橋菜生

    齋藤隆太郎 / DOGが設計した、千葉・松戸市の住宅「後天性高床住居」です。

    本住宅は北と東の2方向を3mの擁壁に、南をブロック塀に囲まれた人工造成地が敷地であり、そのフラットな地盤にRC壁を立ち上げ、在来木造住宅が乗る高床形式を採用している。
    それは周辺地域の「建ち方」が人工地盤によって駐車スペースと居住エリアを上下分離していることにも起因する。

    さらに1階のピロティ空間をベタ基礎と土間コンで打ち固めて所々に坪庭を配し、ランチや運動、地域開放のためのスペースをつくり出している。
    つまり、高床の起源である湿地帯や斜面地といった地球由来の敷地ではない人工造成地に、ヴォリュームを馴染ませ、住まい手のアクティビティを取り込んだ、純然たる「後天的」な高床住居として設計しているのである。

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    2019.04.23 Tue 15:44
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    STA土屋辰之助アトリエによる、神奈川・川崎市の「桐光学園 アップコート棟」

    2,020.37 STA土屋辰之助アトリエによる、神奈川・川崎市の「桐光学園 アップコート棟」

    architecture|feature
    スポーツ施設図面あり土屋辰之助小川重雄教育施設濱野友徳神奈川萩生田秀之
    STA土屋辰之助アトリエによる、神奈川・川崎市の「桐光学園 アップコート棟」 photo©小川重雄

    STA土屋辰之助アトリエが設計した、神奈川・川崎市の「桐光学園 アップコート棟」です。

    2018年に40周年を迎えた神奈川県川崎市の私立桐光学園の屋根付きアップコートの設計である。

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    • 残り33枚の写真と建築家によるテキスト
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    スポーツ施設図面あり土屋辰之助小川重雄教育施設濱野友徳神奈川萩生田秀之
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