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弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」

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UNQUOTEシェアオフィス事務所仙台塩谷淳宮城弓削純平徳山史典
弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」 photo©塩谷淳

弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」です。

仙台市内、国道沿いに位置する元新聞社印刷工場の建物をシェアオフィスへ転用するプロジェクト。中心市街地から離れたロードサイド型のシェアオフィスのあり方を考えた。
運送会社が運営をするということで、シェアオフィス内部にストックのための大きな倉庫や配送のためのヤードを抱え込んでいる。物流業のノウハウを活かした物流サポートをおこない、ビジネスインキュベーションの核としても機能する「人と物を動かすシェアフィス」を構想している。その特異性に呼応した空間を目指した。

以下の写真はクリックで拡大します

弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」 photo©塩谷淳
弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」 photo©塩谷淳
弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」 photo©塩谷淳
弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」 photo©塩谷淳
弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」 photo©塩谷淳
弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」 photo©塩谷淳
弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」 photo©塩谷淳
弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」 photo©塩谷淳
弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」 photo©塩谷淳
弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」 photo©塩谷淳
弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」 photo©塩谷淳
弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」 photo©塩谷淳
弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」 photo©塩谷淳
弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」 photo©塩谷淳
弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」 photo©塩谷淳
弓削純平+徳山史典 / UNQUOTEによる、宮城・仙台市の、コワーキングスペース・イベントスペース「STUDIO 080」 photo©塩谷淳

以下、建築家によるテキストです。


仙台市内、国道沿いに位置する元新聞社印刷工場の建物をシェアオフィスへ転用するプロジェクト。中心市街地から離れたロードサイド型のシェアオフィスのあり方を考えた。
運送会社が運営をするということで、シェアオフィス内部にストックのための大きな倉庫や配送のためのヤードを抱え込んでいる。物流業のノウハウを活かした物流サポートをおこない、ビジネスインキュベーションの核としても機能する「人と物を動かすシェアフィス」を構想している。その特異性に呼応した空間を目指した。

元印刷工場・倉庫の大きいヴォリュームを生かし、物の保管から流通までの機能を内包する大きく使えるシェアオフィスを考えた。「モノのための空間」から「人のための空間」への転用である。今回は、第1期工事としてもともと事務所やシャワー室として利用されていた区画をワークスペースとし、タイヤの保管庫となっていた区画を大きなイベントスペースにリノベーションしている。
ワークスペース区画では既存の廊下壁位置を境界に外壁側である西側のみ、天井を解体、幅8m高さ5m奥行き23mの大きながらんどうをつくり、外壁におおきく窓を開け光を取り入れた。その中に必要最小限の管理用事務所およびトイレを内包した箱を配置している。境界から東側の各個室が入るゾーンに置いては既存壁および天井を極力残し、コストを抑えている。

がらんどうの中のフリーデスクスペースやラウンジ、固定デスクスペースといった諸機能については専用の木製家具ユニットによって緩やかに分節を行い担保した。このユニットはレゴブロックのように簡単に再配置・再構成可能なW910/D455/H388mmの三次元に展開された、いわば人のためのパレットのようなものである。積む高さや配置、一番上にかぶせる天板の種類によってベンチやプランター、カウンター、棚およびパーティションなど様々な機能を持たせることができる。140という余剰を持った数量を確保するために、1×4材とマツの角材による極力簡素なつくりにした。
イベントスペース区画は天井を抜き設備配管をすべて撤去、更新・整理配列をし直した。床は黒い長尺シートにワックスを強めにかけ光沢を強調し、他の部屋とは異なる非日常感を際立たせた。

設計と並行してロゴデザイン、コンセプトムービー、WEBデザインも行なっている。

■建築概要
物件名:STUDIO 080
所在地:宮城県仙台市
工事種別:内装工事
用途:コワーキングスペース/イベントスペース
対象延べ床面積:760㎡
施工:株式会社イーソーコ総合研究所
構造:鉄骨造 (リノベーション)
規模:地上2階
竣工:2019年3月
写真:塩谷 淳
企画:株式会社イーソーコ総合研究所

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UNQUOTEシェアオフィス事務所仙台塩谷淳宮城弓削純平徳山史典
2019.06.14 Fri 09:18
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    審査員:
    藤井直敬(株式会社ハコスコ代表取締役/デジタルハリウッド大学教授/一般社団法人VRコンソーシアム代表理事/元眼科医/元神経科学者/アーティスト)
    豊田啓介(建築家/noiz共同主宰/gluon共同主宰)
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    登録期間:
    2019年5月15日(水)〜7月15日(月)23:59まで

    提出期間:
    2019年5月31日(金)〜7月15日(月)23:59まで
    審査・講評イベント:
    2019年6月19日(水)VRAA Tour in VRChat
    2019年8月18日(日)VRAA MeetUp in 実空間+VRChat(授賞式・交流会イベント)

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    テクノロジー豊田啓介
    2019.06.14 Fri 16:52
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    玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、愛知・弥富市の、大型賃貸型物流施設の託児所・休憩ラウンジ・売店「レッドウッド弥富DC KLÜBB エリア」

    0.00 玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、愛知・弥富市の、大型賃貸型物流施設の託児所・休憩ラウンジ・売店「レッドウッド弥富DC KLÜBB エリア」

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    タカトタマガミデザイン倉庫吉村昌也図面あり愛知玉上貴人
    玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、愛知・弥富市の、大型賃貸型物流施設の託児所・休憩ラウンジ・売店「レッドウッド弥富DC KLÜBB エリア」 photo©吉村昌也
    玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、愛知・弥富市の、大型賃貸型物流施設の託児所・休憩ラウンジ・売店「レッドウッド弥富DC KLÜBB エリア」 photo©吉村昌也

    玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、愛知・弥富市の、大型賃貸型物流施設の託児所・休憩ラウンジ・売店「レッドウッド弥富DC KLÜBB エリア」です。本体設計は、塩浜工業が手掛けています。

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    我々は初期からこの「KLÜBBエリア」の設計を手がけており、このレッドウッド弥富DCはレッドウッド南港DC1(2016竣工)から南港DC2、藤井寺DCに続く4棟目のプロジェクトとなる。

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    タカトタマガミデザイン倉庫吉村昌也図面あり愛知玉上貴人
    2019.06.14 Fri 15:25
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    山口貴司建築設計事務所による「碧の茶室」

    0.00 山口貴司建築設計事務所による「碧の茶室」

    architecture|feature
    インスタレーション山口貴司茶室
    山口貴司建築設計事務所による「碧の茶室」 photo©ryosuke fujii

    山口貴司建築設計事務所が設計した「碧の茶室」です。

    かながわ建築祭2019にて開催された、茶室デザインコンペティションの展示のために制作した2帖の茶室である。

    展示場所が海に隣接する横浜市みなとみらい地区に位置する馬車道駅構内であることから、海をモチーフにした茶室を構想した。

    海中に潜った時の体験と茶室で腰を下ろした時の体験を重ね合わせ、静謐な空間を立ち上げる。

    ホログラムフィルムと表面保護用のブルーフィルムを併用した短冊状のフィルムを華奢なステンレスパイプフレームの四周に積層する。
    ブルーフィルムの密度を上下でグラデーショナルに変化させることで、海中の碧の濃淡を表現した。

    茶室は華奢なフレームで自立しているため、風が吹くと全体が海のように大きく揺れる。
    するとフィルムが擦れ合って波のような音を立て、フィルムの受ける光が屈折と反射を起こすことで空間が煌めく。

    それはまるで海から2帖分の空間を切り取ったような体験であり、海の底から水面へとうつろう碧のグラデーションの中に身を委ねるようにして、侘び寂びの世界に没頭できる茶室である。

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    インスタレーション山口貴司茶室
    2019.06.14 Fri 10:28
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    2019.6.13Thu
    • 久米貴大+チャンヴィタン・ワタンヤ / Bangkok Tokyo Architectureによる、タイ・バンコクの住宅を改修したヘアサロン「Rikyu by boy Tokyo」
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    2019.6.15Sat
    • 石上純也の設計で建設が進められ6/21から公開される、今年の「サーペンタイン・パヴィリオン」の公式の現場写真

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