SHARE 坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、ドーバーストリートマーケット銀座等での、ディスプレイ「TOKYO DESIGN STUDIO New Balance × Snow Peak」
坂本拓也 / ATELIER WRITEが設計した、ディスプレイ「TOKYO DESIGN STUDIO New Balance × Snow Peak」です。ドーバーストリートマーケット銀座(2019年10月18日まで)とニューバランス六本木(2019年10月25日まで)にて公開されています。場所に併せてサイズ等が異なるように設計されています。坂本はスキーマ建築計画出身の建築家です。
ロープワークによるディスプレイ。
テンション(張力)によりピンと張られたロープが角度を振りながら反復されることで、あたかも曲面のような幾何が表れる。
そして、上側の面ではロープの交わりにより、勾配を持ちながらもハンガーがずれ落ちることなく定位置に保たれ、一方、下側の面ではトレッキングの様な起伏を持ってシューズがディスプレイされる。
また、建築設備のパイプ支持などに用いられる穴あきアングルと、梱包作業用のロープといった、本来表立って使われないものを材として用い、ロープワークの機能性そのものを顕在化させるように考えた。
これらの考えは、TOKYO DESIGN STUDIO New Balanceがファーストコレクションから掲げているコンセプト“REVEAL(明らかにする)”とも通じている。
以下の写真はクリックで拡大します
以下、建築家によるテキストです。
TOKYO DESIGN STUDIO New Balance × Snow Peak@DOVER STREET MARKET GINZA
NEW BALANCEのライフスタイルカテゴリーブランド「TOKYO DESIGN STUDIO New Balance」のカプセルコレクションのためのディスプレイデザイン。
「Snow Peak」とのコラボレーションアイテムも展開されることから、アウトドアの要素をデザインに取り入れることが求められた。
しかし、元々ディスプレイに用いられるものではないテントなどの形をそのまま引用するといった不合理な構成は腑に落ちず、アウトドアから連想される機能性や行為をデザインに落とし込むことを考えた。
ロープワークによるディスプレイ。
テンション(張力)によりピンと張られたロープが角度を振りながら反復されることで、あたかも曲面のような幾何が表れる。
そして、上側の面ではロープの交わりにより、勾配を持ちながらもハンガーがずれ落ちることなく定位置に保たれ、一方、下側の面ではトレッキングの様な起伏を持ってシューズがディスプレイされる。
また、建築設備のパイプ支持などに用いられる穴あきアングルと、梱包作業用のロープといった、本来表立って使われないものを材として用い、ロープワークの機能性そのものを顕在化させるように考えた。
これらの考えは、TOKYO DESIGN STUDIO New Balanceがファーストコレクションから掲げているコンセプト“REVEAL(明らかにする)”とも通じている。
■作品概要
Client : New Balance
Construction : TANK
Display period : 5/10/2019-18/10/2019
Photograph : Yasunori Nakano
Completion date : 4/10/2019
TOKYO DESIGN STUDIO New Balance × Snow Peak@New Balance ROPPONGI
NEW BALANCEのライフスタイルカテゴリーブランド「TOKYO DESIGN STUDIO New Balance」のカプセルコレクションのためのディスプレイデザイン。
DOVER STREET MARKET GINZAと同様、ロープワークによるディスプレイであるが、New Balanceの直営店舗でもあることから大型サイズでの設置が可能で、量感のある周囲の平台とも相まって、よりその空隙が感じられるものとなった。
■作品概要
Client : New Balance
Construction : TANK
Display period : 5/10/2019-25/10/2019
Photograph : Yasunori Nakano
Completion date : 4/10/2019