SHARE 東日本旅客鉄道+JR東日本建築設計+隈研吾(デザインアーキテクト)による、東京・港区の駅舎「高輪ゲートウェイ駅」の写真
東日本旅客鉄道+JR東日本建築設計+隈研吾建築都市設計事務所(デザインアーキテクト)による、東京・港区の駅舎「高輪ゲートウェイ駅」の写真が10枚、隈研吾のウェブサイトに掲載されています。
東京の環状鉄道、山手線の新駅で、山手線30番目の駅となる。2020年のオリンピックにあわせて開業し、13haの駅前の敷地に計画が進められている「新しい街」と一体となって、東京の新しいゲート、海と陸とをつなぐ新しいゲートとなることが期待されてこの駅名となった。
街と駅とをシームレスにつなげることを目的として、駅の上に、膜構造の大屋根を架け、膜は鉄骨と杉の集成材で作られた折り紙形状のフレームで支えられている。
駅構内は、従来の駅と異なり、天井も高く明るく開放的な空間が出現した。木のフレームと白い膜の組み合わせは、和紙を用いた日本の「障子」を想起させるものとなった。
壁面には、木の板を凹凸をつけて貼る、「大和貼り」と呼ばれる伝統的技法が用いられ、それによって従来の駅舎にはないようなヒューマンスケールで暖かい空間が出現した。