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平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」

3,210.25平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」

architecture|feature
ギャラリービンセント・エシテ住宅平田晃久建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)建材(外構・床)建材(外装・その他)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)東京複合ビル
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht

平田晃久建築設計事務所が設計した、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」です。竣工は2017年9月です。
撮影したのは、東京を拠点とするフランス人写真家・映像作家のビンセント・エシテです。

東京、大塚に建つ住宅、ギャラリーの複合ビルである。
一本の樹においては、幹、枝、葉というように、互いに異なる部分が、有機的に共存している。ここでは、それと同様にボックス、ひだ状の窓、植栽を階層的に組み合わせて、一本の樹木が空中に現出させる領域のように、内外の境界があいまいな、人のためのやどりしろのようなものをつくろうとした。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 image©平田晃久建築設計事務所
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 image©平田晃久建築設計事務所
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 image©平田晃久建築設計事務所
平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」 image©平田晃久建築設計事務所

以下、建築家によるテキストです。


野性的な階層構造

東京、大塚に建つ住宅、ギャラリーの複合ビルである。
一本の樹においては、幹、枝、葉というように、互いに異なる部分が、有機的に共存している。ここでは、それと同様にボックス、ひだ状の窓、植栽を階層的に組み合わせて、一本の樹木が空中に現出させる領域のように、内外の境界があいまいな、人のためのやどりしろのようなものをつくろうとした。

ボックス、ひだ、植物
ボックスは部屋スケールのRC構造の箱で、部屋相互の関係に配慮し、適切な重なりをつくりながら積み上げることで、立体的なボイドを内包した全体のストラクチャーができる。
次にボックスにひだ状の窓を開ける。ひだは内壁と連続した一枚のサーフェスで、工場溶接された鉄板を捨て型枠にコンクリートを打設し、ボックスと融合させている。内外の空間が撹拌され、身体スケールの快適なからまりしろが生成される。
さらに、ひだの周りに植物を配する。ひだに内包された保水性の軽量土壌によって、雨水だけで維持できる。山の植生のように各所の微気候に適応した植物を配している。

からまりの他者性
ボックスの集合、ひだ、植物は元々は別の出自を持つ。しかし、それらが階層的に組み合わさることによって有機的な全体が生まれるのではないだろうか。[[植物/ひだ]/ボックス]と記述できるような階層構造である。
それは、フラクタルと呼ばれる自己相似的な階層構造と言うよりはむしろ、異なる出自を持つ他者同士が、階層的にからまることによってできる、いわば「野性的な階層構造」である。
人間の野性を呼び覚ますような、高度に立体的で、生き生きとした〈からまりしろ〉に満ちた建築をつくること。

Treeness Houseは、途中震災の影響や与件の変更などがあり、8年をかけて実現された。しかし、このプロジェクトが始まった当初から考えてきた、他者的で野性的な階層構造を建築にするというアイデアを様々な与件が変わってもなお新鮮さを牛しなうことなく実現できたことは大きかった。自己完結しない異質性を巻き込んだ建築の作り方として、この先様々な形で発展させられる原理性を持っていると考えている。
(平田晃久)

■建築概要

題名:Tree-ness House
設計:平田晃久建築設計事務所
担当:外木裕子 大場晃平* 杉山征利(*は元所員)
所在地:東京都豊島区
主用途:住宅・ギャラリー
施工:大原工務所
階数:5階
敷地面積:139.55㎡
建築面積:99.68㎡
延床面積:331.38㎡
構造:RC造
竣工:2017年9月
写真:Vincent HECHT

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・壁外壁

コンクリート打放し

外装・屋根屋根

コンクリート金ゴテ押え タケイ式躯体防水(タケイ工業)

外装・建具開口部

スチールサッシ、アルミサッシ(YKK ap)

外装・その他ひだ

スチールプレートの上、変性エポキシ樹脂下塗り材、フッ素樹脂塗装

内装・床1階床

コンクリート金ゴテ押え 研磨仕上げの上浸透性表面強化仕上剤塗布

内装・壁1階壁

PBの上AEP塗装

内装・天井1階天井

PBの上AEP塗装 コンクリート打放し仕上げ

内装・床2階床

モルタル金ゴテ押えの上防塵塗装

内装・壁2階壁

PBの上AEP塗装

内装・天井2階天井

コンクリート打放し仕上げ

内装・床3階床

フローリング(I.O.C.Co.Ltd)

内装・壁3階壁

PBの上AEP塗装、コンクリート打放し

内装・天井3階天井

PBの上AEP塗装

内装・床玄関床

モルタル金ゴテ押えの上防塵塗装

内装・壁玄関壁

アッシュ突板合板

内装・天井玄関天井

アッシュ突板合板

内装・床ダイニング床

コンクリート金ゴテ押え 研磨仕上げの上浸透性表面強化仕上剤塗布

内装・壁ダイニング壁

コンクリート打放し仕上げ

内装・天井ダイニング天井

コンクリート打放し仕上げ

内装・床キッチン床

フローリング(I.O.C.Co.Ltd)

内装・壁キッチン壁

PBの上AEP塗装

内装・壁キッチンパネル

(アイカ工業)

内装・床ボックス1床

本革貼り

内装・壁ボックス1壁

本革貼り

内装・天井ボックス1天井

PBの上AEP塗装

内装・床ボックス2床

フローリング(I.O.C.Co.Ltd)

内装・壁ボックス2壁

アッシュ突板合板

内装・天井ボックス2天井

PBの上AEP塗装

内装・床寝室1・2床

フローリング(I.O.C.Co.Ltd)

内装・壁寝室1・2壁

PBの上AEP塗装

内装・天井寝室1・2天井

PBの上AEP塗装

内装・床主寝室床

フローリング(I.O.C.Co.Ltd)

内装・壁主寝室壁

PBの上AEP塗装

内装・天井主寝室天井

PBの上AEP塗装

内装・床洗面室床

磁器質タイル:(ハイセラミクス)(平田タイル)

外構・床床

コンクリート金ゴテ押えの上防塵塗装、砂利敷き

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※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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    DOMINO ARCHITECTS 大野友資と、知財系法規に詳しい法律家 水野祐らが参加して行われた座談会『この時代の「著作」のあり方とは?』の内容

    162.39 DOMINO ARCHITECTS 大野友資と、知財系法規に詳しい法律家 水野祐らが参加して行われた座談会『この時代の「著作」のあり方とは?』の内容

    architecture|culture|design
    大野友資小野直紀水野祐講演録
    DOMINO ARCHITECTS 大野友資と、知財系法規に詳しい法律家 水野祐らが参加して行われた座談会『この時代の「著作」のあり方とは?』の内容が、雑誌 広告のnoteページに掲載されています
    note.kohkoku.jp

    DOMINO ARCHITECTS 大野友資と、知財系法規に詳しい法律家 水野祐、広告の編集長 小野直紀が参加して行われた座談会『この時代の「著作」のあり方とは?』の内容が、雑誌 広告のnoteページに掲載されています。

    以下は、その中の印象的な部分。(CC BY 4.0に基づいて『この時代の「著作」のあり方とは?』(水野祐・大野友資・照沼健太)を掲載)

    建築家はひとりでは作品をつくれない
    委ねたあとに創造性が”振動”する

    小野:水野さんは著作特集号のなかでとくにおもしろかった記事として、大野さんの「振動する著作」をあげていましたね。どんな内容なのか、著者である大野さんから解説いただけますか?

    大野:画家や彫刻家と違い、建築家は大勢の人に仕事を発注しなければ建物をつくれません。そこで感じる「自分のつくったものについて、どこまで『自分がやった』と言えるのか?」という問い、そして「自分が設計したものを委託する際、依頼の仕方によって創造性がどのように変化するのか?」という興味を原点とした論考です。僕がずっと考えていたこの2点を、小野さんと打ち合わせを重ねてまとめたものですね。

    水野:「振動」という言葉の使い方もうまいなと思いました。

    大野:打ち合わせのなかで何気なく使った言葉だったんですけど、それを小野さんが「おもしろい!」と言ってくれたのでタイトルに使うことになりました。

    水野:「振動する著作」は基本的にはプロ同士のコラボレーションで起こる振動について書かれていますが、一方でユーザーとの間に起こる振動の可能性として、建築家アレハンドロ・アラヴェナ率いる設計事務所エレメンタルによる集合住宅キンタ・モンロイが紹介されていました。そこで質問なんですけど、大野さん自身は、ユーザーをコラボレーターとして想定することには肯定的ですか? それとも否定的ですか?

    大野:それについては、僕自身もすごく考えています。そのうえで、基本的には、プロ同士の間で起こる振動がいちばん刺激的だと思っています。というのも、振動させる相手を知ったうえで、振幅自体はコントロールしたいからです。振動のあとに収束せずに発散させてしまうと、何も決めていない状態に戻ってしまい、無責任に放り出すことと同じになってしまうからです。だから、ユーザーとの間で振動させる場合は、ガイドラインをつくってお手本を示すのが大事だと考えていますね。でも、それはプロとユーザーの間だけでなく、プロ同士の場合でも必要な、手放し方の工夫のひとつだと思います。もちろんプロ同士の場合「この人は自立させた方がおもしろそうだ」と思ったらもっと触発されるような発注の仕方になるでしょうけど。

    note.kohkoku.jp
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    大野友資小野直紀水野祐講演録
    2020.08.19 Wed 08:03
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    宮川清志 / SESNによる、東京・文京区の、自動運転システムを開発する企業のオフィス兼ガレージ「TierⅣ」

    1,108.50 宮川清志 / SESNによる、東京・文京区の、自動運転システムを開発する企業のオフィス兼ガレージ「TierⅣ」

    architecture|feature
    1LUXSESN事務所宮川清志建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)文京区東京長谷川健太
    宮川清志 / SESNによる、東京・文京区の、自動運転システムを開発する企業のオフィス兼ガレージ「TierⅣ」 photo©長谷川健太
    宮川清志 / SESNによる、東京・文京区の、自動運転システムを開発する企業のオフィス兼ガレージ「TierⅣ」 photo©長谷川健太
    宮川清志 / SESNによる、東京・文京区の、自動運転システムを開発する企業のオフィス兼ガレージ「TierⅣ」 photo©長谷川健太

    宮川清志 / SESNが設計した、東京・文京区の、自動運転システムを開発する企業のオフィス兼ガレージ「TierⅣ」です。

    文京区本駒込にある、自動運転システムを開発するTier4のオフィス兼ガレージのデザイン。
    自動運転システムにおける周辺環境の認識方法そのものを体現、顕在化したインテリアとしています。通常の住居における車庫の仕上げられていない下地の状態。ビスの位置や、ボードのイレギュラーな目地割、腰下だけのベニアなど。そのままを利用し、その場をトレース、環境を顕在化するのみとしました。空間の要素や環境は何も変わっていないのに、全て変わった様な認識を得れるデザインとしています。

    デザイナーによるテキストより
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    1LUXSESN事務所宮川清志建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)文京区東京長谷川健太
    2020.08.19 Wed 06:49
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    トラフによる「エルメス丸の内店 リニューアルオープン ウィンドウディスプレイ」

    216.52 トラフによる「エルメス丸の内店 リニューアルオープン ウィンドウディスプレイ」

    architecture|fashion
    ウインドウディスプレイエルメス丸の内千代田区東京禿真哉鈴野浩一
    トラフのサイトに「エルメス丸の内店 リニューアルオープン ウィンドウディスプレイ」の写真が掲載されています
    torafu.com

    トラフのウェブサイトに「エルメス丸の内店 リニューアルオープン ウィンドウディスプレイ」の写真が10枚掲載されています。2020年10月までの会期だそう。

    エルメス丸の内店のリニューアルオープンにともなうウィンドウディスプレイのデザイン。エルメスの原点である馬をモチーフに、カラフルな4つのショーウィンドウがオープニングを華やかに彩る。

    4つあるウィンドウは、人々の喜びを馬の躍動感になぞらえ、一連のストーリーを感じさせる展開とした。
    長雨の後に空にかかる美しい虹。ずっと動けなかった積木の馬が、喜びのあまり積木から抜け出し、ぽっかりと切り抜かれたようなシルエットが残される。馬は虹をくぐり抜け、残像を残しながら花畑へと駆け出す。花畑へたどりついた馬は花をまとい、その姿を華やかに変える。
    動くことのできなかった馬が、抜け出し、駆け抜け、新たな姿へと変化する様子は、人々の開放感やポジティブな姿勢を象徴する。
    馬と花をかたどったカラーアクリルの重なりが、多彩な色を生み出すと同時に様々な色の影をうつす。ネオン管の虹や、踊るように行進する商品とともに、雨上がりの晴れやかさとリニューアルオープンを祝する明るい気配を街にもたらす。

    人々の気持ちを馬に託し、新たな一歩を踏み出す喜びや楽しさを感じられるウィンドウを目指した。

    torafu.com
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    ウインドウディスプレイエルメス丸の内千代田区東京禿真哉鈴野浩一
    2020.08.19 Wed 06:34
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    2020.8.18Tue
    • 青木淳と菊地敦己の対談イベントがオンラインで開催。菊地はグラフィックデザイナーで青森県立美術館や大宮前体育館でも青木と協働
    • 大口進也による、花瓶「Picture / Flower Vase」
    • 須藤雅志+齋藤健 / INVI inc.による、埼玉・川越市のレストラン「SENTIAMO」
    • 宮川清志 / SESNによる、東京・大田区の「セガ モーションキャプチャースタジオ」
    • レム・コールハースに、Countryside, The Future展やパンデミックでの労働環境の変化等について聞いているインタビュー
    • ほか
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    • 日建設計の山梨知彦によるエッセイ『「新しい集まり方」を考える』
    • 「住宅における換気によるウイルス感染対策について」(日本建築学会)
    • 「信濃川河川事務所 VR・ARを活用した監督検査を試行中」(建設通信新聞DEGITAL)

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