SHARE noizが空間デザインを手掛けた、日本科学未来館の新しい常設展示「計算機と自然、計算機の自然」
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落合陽一氏が総合監修・アートディレクションした、日本科学未来館の新しい常設展示「計算機と自然、計算機の自然」の空間デザイン。コンピューターや、人工知能が高度に発達した未来において、人間の自然観、世界観がどのように変わるかを問う展示である。
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以下、建築家によるテキストです。
落合陽一氏が総合監修・アートディレクションした、日本科学未来館の新しい常設展示「計算機と自然、計算機の自然」の空間デザイン。コンピューターや、人工知能が高度に発達した未来において、人間の自然観、世界観がどのように変わるかを問う展示である。
10m×13mの平面上にランダム配置された無数のステンレス三角柱の林の中に、2枚の水平プレートによって切り取られた展示スペース群が離散的に浮遊するという構成。
ステンレスの三角柱が繊細に周囲の光や、他の鑑賞者の様子を乱反射することで、虚実が混在する視覚体験を意図的に創出している。動くごとにその風景は変化しつづけ、物質と身体、情報の境界を改めて鑑賞者に問いかける。
対の鏡面の間に挿入された展示物は、あたかもコンデンサーで蓄えられたエネルギーのような重力とは異なる不思議な平衡・浮遊感で、展示空間の中に浮かび上がる。
ここでは属性やメディウムの異なる様々な展示物群を、ありのままに一つの不均質なエネルギー場として見せることを意図した。また同時に今後10年を予定している長期の展示期間の中で、コンテンツのアップデートにも対応できる新しい「ニュートラル」さを追求している。
■建築概要
完成年:2019年
カテゴリー:空間デザイン
場所:東京(日本科学未来館)、日本
総合監修・アートディレクション:落合 陽一
企画制作:日本科学未来館
展示物・コンテンツ設計制作:株式会社TASKO、株式会社つむら工芸、株式会社ホーダウン
空間実施設計施工:株式会社つむら工芸
写真:日本科学未来館、高木康広
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
内装・その他 | 三角柱 | SUS HL t=1.2 ヘミング曲げ |
内装・その他 | 展示台プレート | 表:SUS t=1.5 鏡面仕上、裏:スチール t=1.6 メラミン焼付塗装 |
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