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2020.7.16Thu
2020.7.15Wed
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建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート
photo©architecturephoto

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architecture|art|feature
東京美術館・博物館栗田祥弘図面あり港区造研設計
建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート photo©architecturephoto
建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート photo©architecturephoto
建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート photo©architecturephoto

建築家・栗田祥弘がヨックモックとクライアントである株式会社ヨックモックホールディングス取締役会長・藤縄利康と5年の歳月をかけた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」が竣工した(建築は竣工しているが展示作品は2020年10月の開館に向け準備している状態)。

建築設計と展示計画を担当した栗田祥弘建築都市研究所を主宰する栗田祥弘は、隈研吾建築都市設計事務所出身の建築家。本美術館の計画には、敷地選定から関わり、クライアントとの週一回の打ち合わせを続けて計画を練り上げたのだという。当初は、都市を離れた静謐な森の中などの敷地も候補に挙がったそうだが、計画が進む中で明確になった「家に友人を招くようにお迎えしたい」という建築コンセプトを体現できる敷地として、東京・南青山のこの地が選ばれた。

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建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート photo©architecturephoto
建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート
建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート photo©architecturephoto

この「ヨックモックミュージアム」が建つ敷地は、最寄りの表参道駅から約10分程度歩いた住宅街の中にある(その途中には、青いタイルを使用した外観が印象に残っている「ヨックモック青山本店」がある)。その敷地環境と建築コンセプト(家に友人を招くようにお迎えしたい)を受けて、建物の外観は家型が採用されている。

そのヴォリュームは、家よりも少し大きいが、美術館としては慎ましいと感じるサイズに設計されている。ファサードの特徴になっているのは「8種類の特注タイルを目地を通さないというルールで貼った」という二枚の壁である。この壁は視覚的に重量感を感じさせるものの、上から吊り上げられていることにより独特の浮遊感を持って存在している。柱で支えられていないことによって、美術館のエントランスは訪問者を穏やかに受け入れてくれるような感覚も与えている。

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建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート photo©architecturephoto

さあ、美術館に入ってみよう。
エントランス右側にあるエレベーター部分の壁面には、ヨックモック青山本店を想起させる、青いタイルが使われている。ブランドのアイデンティティーにもなっているタイルを使うという事は、ブランディングという意味でも効果的だと思われる。

縦長プロポーションで幅の絞られた入り口は、親密さを感じさせるもので、権威的な美術館ではなく、まさに「家のような」美術館だと感じる。

エントランスに備え付けられているロッカーを見ると、そのサインも、セラミックで作られていることに気づく。まだ仮段階のサインだが、手掛けているのは、廣村正彰が主宰する廣村デザイン事務所である。廣村は様々な建築家とのコラボレーションでも知られているデザイナーで、栗田やクライアントの熱心な様子に共感し、このプロジェクトに参加することを決めたという。

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建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート photo©architecturephoto
建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート photo©architecturephoto
建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート photo©architecturephoto

エントランス脇に備えられた階段を下っていくと、照明が落とされた最初の展示室である地下空間にたどり着く(エレベーターでも移動可能)。

取材当日は、まだ作品が搬入されておらず、実寸大模型等で展示の最終調整が行われている状態であった(なので写真がありません)。ここでも新型コロナウイルスの影響が大きく、展示作品の著作権関係の処理がストップしてしまったとの事。

地下、展示室での最も注目すべき特徴は、ピカソのセラミック作品を、じかに見ることができる展示計画だという。一般的にはアクリル製の展示ケースで保護されるものを、(一部ではあるが)その保護なしに閲覧できるようにするのだという。この趣向も、建築コンセプトである「家に友人を招くように」と通じている。ピカソのセラミック作品は花瓶のように機能を持つ形式をしているものも多い。絵画ではなく、日常にあってもおかしくないものであるからこそ、アクリルケース越しではなく、実際の目で見て欲しいのだという。

また、このフロアでは、作品のみならず、ピカソの生きた時代をスライドショーや動画で、感覚的に伝える展示計画が進められているのだという。訪問者は実物を作品として見るだけでなく、その作られた時代背景と共に見ることができる場所になるようだ。

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建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート photo©architecturephoto

(※セラミックのサインは仮段階のもの)

地階からは、エレベーターを使用し2階展示室に移動する。エレベーターを降りると、そこは地階展示室と対照的に、光をふんだんに取り入れた展示空間がある。外観からも確認することができた屋根と壁のスリットから柔らかい光が取り込まれている。

この間接光の差し込む2階展示室では、セラミック作品を自然光の中で観賞してほしいという館長の強い思いのもと、紫外線対策を行った上でセラミック作品の展示を行なっている。

ピカソのセラミック作品を、自然光の中で見てもらいたいという、設計者とクライアントの願いも、建築コンセプトに繋がっていると感じる。美術館ではあるのもの、そこに「家」の感覚を持ち込むという趣向。それを自然光という形でも表現している。

そういえば、この展示室に採用されている、天井の形状も、どこかの家の、屋根裏を想起させる。展示コンセプトと建築デザインのどこちらにも、明確にコンセプトという軸が通っていることを感じる。

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建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート photo©architecturephoto
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建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート photo©architecturephoto

外部階段を通って、一階に降りると建築の最後の空間としてカフェ兼ワークショップスペースが配置されている(取材当日はまだ家具が入っていない状態)。

そこでは、アートセラピーの資格をもった学芸員の皆さんによるワークショップが行われるのだそう。ただ作品を鑑賞する美術館ではなく、その作品を通して訪問者とのコミュニケーションをとる計画がされているのだとか。これも「家に友人を招くようにお迎えしたい」というコンセプトが運営方針にも浸透している表れだと思える。

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建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート photo©architecturephoto

中庭を通って、エレベーター横の階段を降りると、最初のスペースに戻ってくる。

設計者である栗田氏に話を聞きながら、この建築を回って見てきただのだが、その語り口の様々な部分からは、この5年間この建築とピカソに深く向き合ってきたかが感じられた。
そして美術館という一般的に権威的とも思われるビルディングタイプに、“家”という概念を持ち込み、それを柔らかく親しみやすいものにするべく、設計者と運営者が知恵を絞りそれが実現されている様子も見て知る事が出来た。

展示作品が収蔵された状態に、もう一度訪問したいと思う。


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建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート photo©architecturephoto
建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート image©栗田祥弘建築都市研究所
建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート image©栗田祥弘建築都市研究所
建築家・栗田祥弘とクライアントが5年の歳月をかけて完成させた、南青山のピカソのセラミック作品を展示する“家のような”美術館「ヨックモックミュージアム」のレポート image©栗田祥弘建築都市研究所
■建築概要

所在地:東京都港区南青山6丁目15-1
主要用途:美術館、飲食店
事業主:一般社団法人YMハウス
設計・監理:栗田祥弘建築都市研究所
設計担当/栗田祥弘、久保田賢
監理担当/栗田祥弘、久保田賢、柳辰太郎
構造:造研設計 担当/長倉真一
機械設備:テーテンス事務所 担当/村瀬豊、西村憲人
電気設備: EOSplus 担当/遠藤和広、高橋翔、福島颯太
サイン計画:廣村デザイン事務所 担当/廣村正彰、関根早弥香、門脇梨恵
展示計画:栗田祥弘建築都市研究所 担当/栗田祥弘、濵中峻、久保田賢、前芝優也
運営計画:栗田祥弘建築都市研究所 担当/栗田祥弘、濵中峻、久保田賢、大井雄太、前芝優也
建築施工:株式会社佐藤秀 担当/小八重一幸、五十嵐、中塚諒
カフェ内装施工:イシマル 担当/芦沢主水、大矢倫央
———
設計期間:2016年2月~2017年10月
工事期間:2018年1月~2020年6月15日
———
敷地面積:318.82㎡
建築面積:222.77㎡
延床面積:902.00㎡ (容積対象849.53㎡)
建ぺい率:69.88%(許容70%)
容積率:266.55%(許容280%)
構造:鉄骨ブレース構造一部鉄筋コンクリート造
杭・基礎:直接基礎
階数:地上2階 地下3階
最高高さ:14.614m
最高軒高:14.167m
道路幅員:7m
地域地区:第2種中高層住居専用地域

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東京美術館・博物館栗田祥弘図面あり港区造研設計
2020.07.16 Thu 11:36
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    代官山 蔦屋書店にて、書籍『“山”と“谷”を楽しむ建築家の人生』の選書フェア「建築家が人生の山と谷をともに歩んだ1冊」が開催

    SHARE 代官山 蔦屋書店にて、書籍『“山”と“谷”を楽しむ建築家の人生』の選書フェア「建築家が人生の山と谷をともに歩んだ1冊」が開催

    日程
    2020年7月14日(火)
    –
    8月14日(金)
    architecture|exhibition|book
    谷尻誠永山祐子西田司五十嵐淳佐久間悠山﨑健太郎森田一弥小堀哲夫鈴野浩一後藤連平
    代官山 蔦屋書店にて、書籍『“山”と“谷”を楽しむ建築家の人生』の選書フェア「建築家が人生の山と谷をともに歩んだ1冊」が開催
    代官山 蔦屋書店にて、書籍『“山”と“谷”を楽しむ建築家の人生』の選書フェア「建築家が人生の山と谷をともに歩んだ1冊」が開催されています
    store.tsite.jp

    代官山 蔦屋書店にて、書籍『“山”と“谷”を楽しむ建築家の人生』の選書フェア「建築家が人生の山と谷をともに歩んだ1冊」が開催されています。会期は2020年8月14日まで。選書しているのは、永山祐子・鈴野浩一・佐久間悠・谷尻誠・五十嵐淳・森田一弥・小堀哲夫・山﨑健太郎・西田司・後藤連平。

    社会とともに変わっていく価値観や経済状況に振り回されず、創造的な生き方を実践している建築家たちの姿を描き出した『”山”と”谷”を楽しむ建築家の人生』。
    インタビューを受けた建築家7名・編集者3名の計10名の皆様に「人生の山と谷をともに歩んだ1冊」をテーマに、選書頂きました書籍フェアを開催致します。

    store.tsite.jp

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    谷尻誠永山祐子西田司五十嵐淳佐久間悠山﨑健太郎森田一弥小堀哲夫鈴野浩一後藤連平
    2020.07.16 Thu 15:03
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    長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・六本木の店舗「DESCENTE BLANC 六本木」
    photo©長谷川健太

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    architecture|feature
    東京店舗長坂常六本木長谷川健太図面あり港区建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・造作家具)スキーマ建築計画
    長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・六本木の店舗「DESCENTE BLANC 六本木」 photo©長谷川健太
    長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・六本木の店舗「DESCENTE BLANC 六本木」 photo©長谷川健太
    長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・六本木の店舗「DESCENTE BLANC 六本木」 photo©長谷川健太

    長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、東京・六本木の店舗「DESCENTE BLANC 六本木」です。店舗の公式ページはこちら。

    DESCENTE BLANCが六本木ヒルズ内森タワー4階の比較的小さい区画にインショップとしてオープンした.
    小さい区画ながら高密度に店舗を計画した。具体的には可動ハンガーバーを前後左右いっぱいに詰め、昇降することによっての変化が目まぐるしく、落ち着いた近隣のお店の中で異彩を放ち際立たせることを考えた。

    建築家によるテキストより
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    東京店舗長坂常六本木長谷川健太図面あり港区建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・造作家具)スキーマ建築計画
    2020.07.16 Thu 11:06
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    長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・港区の、カレッタ汐留内にあるソロワーキングスペース「Think Lab 汐留」
    photo©阿野太一

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    architecture|feature
    東京店舗長坂常事務所阿野太一港区建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・家具)建材(内装・造作家具)スキーマ建築計画
    長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・港区の、カレッタ汐留内にあるソロワーキングスペース「Think Lab 汐留」 photo©阿野太一
    長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・港区の、カレッタ汐留内にあるソロワーキングスペース「Think Lab 汐留」 photo阿野太一
    長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・港区の、カレッタ汐留内にあるソロワーキングスペース「Think Lab 汐留」 photo©阿野太一

    長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、東京・港区の、カレッタ汐留内にあるソロワーキングスペース「Think Lab 汐留」です。

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    建築家によるテキストより
    • 残り20枚の写真と建築家によるテキスト
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    東京店舗長坂常事務所阿野太一港区建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・家具)建材(内装・造作家具)スキーマ建築計画
    2020.07.16 Thu 09:37
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    東日本旅客鉄道 JR東日本建築設計 隈研吾による「高輪ゲートウェイ駅」のVR動画

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    architecture|video
    東日本旅客鉄道JR東日本建築設計港区東京駅舎隈研吾

    東日本旅客鉄道 JR東日本建築設計 隈研吾(隈研吾建築都市設計事務所)(デザインアーキテクト)が設計した、東京・港区の「高輪ゲートウェイ駅」のVR動画です。

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    東日本旅客鉄道JR東日本建築設計港区東京駅舎隈研吾
    2020.07.16 Thu 07:58
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    2020.7.15Wed
    • 御手洗龍建築設計事務所による、東京・世田谷区の集合住宅の一住戸「Rib」
    • 中村拓志 & NAP建築設計事務所のデザイン監修による、東日本の既存建物を改修したヴィラ「Loggia on the Shore」
    • 長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・多摩市の、住宅・治療院「取口さんち」
    • 中村拓志 & NAP建築設計事務所と大和ハウス工業による、広島市の「畑の下のラボラトリー(IROHA village)」
    2020.7.17Fri
    • 隈研吾による論考「建築は、ひどい目にあってはじめて変わることができる――建築家・隈研吾がコロナ禍に考えたこと」
    • ICADA / 岩元真明+千種成顕による、広島・福山市の、アトリエ付き住宅「節穴の家」
    • 平川フミオ+トプノワ・マリナ / 24d-studioによる、兵庫・神戸市の、築35年の木造住居兼事務所の改修「House of Many Arches(アーチだらけの家)」
    • 『西浦教授が語る「新型コロナ」に強い街づくり』(東洋経済ONLINE)

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