SHARE 黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、沖縄・国頭郡のセカンドハウス「INFINITY」
黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesが設計した、沖縄・国頭郡のセカンドハウス「INFINITY」です。
普段は北海道で暮らすクライアントが週末やバケーションを過ごすセカンドハウスがあるのは、沖縄の北部にある「GUSHIKU MUI」というマウンテンエリア。丘の上からは目前に広がる広大な海の景色と、背面にそびえる雄大な山の空気感を存分に楽しむことができる。
1階玄関から入ると大きなエントランスガーデンが待ち構え、中央に設えたキッチンからは特等席として落ち着いた中庭の緑の景色を堪能できる。敷地幅をフル活用して設えたLDKの端部には、屋外の絶景を楽しめるジャグジーバスルームを設け、庇月のリビングテラスとその先に設えたインフィニティープールを介して海や森などの自然と繋がる環境を演出している。
世界中でリモートワークが常態化し、ワーク&ライフスタイルが劇的に変化する中、都市とリゾートの二拠点を持ち、季節や気分によって生活のバリエーションを複数選択できるマルチハビテーションの考え方は、洋の東西を問わずこれからのライフスタイルのスタンダードになると確信している。
これからの住宅は単一の要素ではなく、オフィスにもホテルにもゲストハウスにもギャラリーにもなるマルチパーパスな役割が求められるだろう。それは長らく続いてきた単一用途の「プライベートハウス」の終焉を意味し、多用途を兼ねた「パブリックハウス」として新しい可能性を示唆していると言えよう。
以下の写真はクリックで拡大します
以下、建築家によるテキストです。
普段は北海道で暮らすクライアントが週末やバケーションを過ごすセカンドハウスがあるのは、沖縄の北部にある「GUSHIKU MUI」というマウンテンエリア。丘の上からは目前に広がる広大な海の景色と、背面にそびえる雄大な山の空気感を存分に楽しむことができる。
1階玄関から入ると大きなエントランスガーデンが待ち構え、中央に設えたキッチンからは特等席として落ち着いた中庭の緑の景色を堪能できる。敷地幅をフル活用して設えたLDKの端部には、屋外の絶景を楽しめるジャグジーバスルームを設け、庇月のリビングテラスとその先に設えたインフィニティープールを介して海や森などの自然と繋がる環境を演出している。
また、プライベート空間のある2階エリアにもフルワイドのバルコニーや屋外ジャグジーを設け、景色を楽しみながら1階と異なるスタイルのアウトドアを体験できる。屋外階段を経由してアプローチできる屋上庭園にはRC造のベンチを設え、360度の海、山の景色が一望できる設えとした。
世界中でリモートワークが常態化し、ワーク&ライフスタイルが劇的に変化する中、都市とリゾートの二拠点を持ち、季節や気分によって生活のバリエーションを複数選択できるマルチハビテーションの考え方は、洋の東西を問わずこれからのライフスタイルのスタンダードになると確信している。
これからの住宅は単一の要素ではなく、オフィスにもホテルにもゲストハウスにもギャラリーにもなるマルチパーパスな役割が求められるだろう。それは長らく続いてきた単一用途の「プライベートハウス」の終焉を意味し、多用途を兼ねた「パブリックハウス」として新しい可能性を示唆していると言えよう。
■建築概要
建築設計:株式会社APOLLO一級建築士事務所(黒崎敏)
APOLLO Architects & Associates Co.,Ltd.
建築家:黒崎敏
所在地:沖縄県、国頭郡
建築用途:専用住宅(家族構成:ご夫婦)
構造:RC造
敷地面積:645.35㎡
延べ面積:233.10㎡(116.55㎡/1F, 116.55㎡/2F)
設計期間:2015年8月-2016年4月
工事期間:2019年12月-2021年3月
構造設計:正木構造研究所(正木健太)
照明設計:シリウスライティングオフィス(戸恒浩人)
竣工日:2021年3月
写真家:西川公朗
映像撮影家:青木聖也
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
外装・壁 | 外壁 | 杉板コンクリート打ち放し |
内装・床 | 床1 | タイル |
内装・床 | 床2 | ウォールナットフローリング |
内装・壁 | 壁1 | 板コンクリート打ち放し |
内装・壁 | 壁2 | アクリルエマルジョンペイント |
内装・壁 | 壁3 | タイル |
内装・天井 | 天井 | ウォールナット |
内装・照明 | 照明 | LED |
※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません
INFINITY
APOLLO Architects & Associates Co., Ltd
Architecture: Satoshi Kurosaki / APOLLO Architects & Associates
Location: Kunigami District, Okinawa Prefecture
Date of Completion: March 2021
Principal Use: Villa
Structure: Reinforced Concrete
Site Area: 645.35m2
Total Floor Area: 233.10m2 (116.55m2 / 1F, 116.55m2 / 2F)
Design Period: August 2015 – April 2016
Construction Period: December 2019 – March 2021
Structural Engineer: Masaki Structure / Kenta Masaki
Lighting design: Sirius Lighting Office / Hirohito Totsune
Photography: Masao Nishikawa