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トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る
photo©楠瀬友将

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architecture|feature
禿真哉三進金属工業クリキンディ楠瀬友将建材(内装・造作家具)建材(内装・壁)建材(内装・床)港区図面あり鈴野浩一清水建設阿野太一トラフ建築設計事務所店舗東京
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作るエントランス側よりキャッシャーエリアを見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る売場(Mini 4WD) photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る売場(Mini 4WD)から歩道を見る。 photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作るイベントスペースから売場側を見る。 photo©楠瀬友将

トラフ建築設計事務所が設計した、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」です。
模型メーカーの為の新旗艦店の計画です。建築家は、“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案しました。そして、“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作りました。店舗の場所はこちら(Google Map)。

模型文化を発信する、タミヤの新フラッグシップ「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」の設計を手掛けた。

既存店の向いに新築された新虎安田ビル1階の、前面大通りの大きな歩道空地に面する6テナント分の区画が敷地となった。既存の模型ファンにとどまらずファン層の拡大を目指し、世界に向けて発信できる文化拠点としてのフラッグシップが求められた。

建築家によるテキストより

巨大なツインスターが出迎えるメインエントランスから入り、売り場を抜けて左奥にはイベントスペース「MODELERS SQUARE」、右側はカフェを併設する1/1スケールの車両展示スペースとした。カフェエリアはオフィスエントランスにも接続し、幅広い層が集まる文化的なゾーンとなっている。

歩道に面した幅広い店内を蛇行する、約6000アイテムを集約する高さ4m、全長約100mの商品棚は、趣味の部屋のように訪れる人の好奇心をかき立て、町の模型屋というノスタルジーも感じさせる。蛇行する棚の端まで見通せる貫通窓が風景を切り取り、次の部屋が垣間見えることで、店内奥へと誘導する機能を持つ。

建築家によるテキストより

模型店ならではの高揚感を与えるために、大きな棚の上部をストックとして、特徴的なタミヤのボックスアートを積極的に見せている。プラモデルの塗装工程のサーフェイサーを思わせる、ライトグレーの棚を背景にボックスアートが映える。
グレーのMDF、パーティクルボード、ゴムチップの床でエリアを分け、各エリアの特徴や機能に合わせている。通りからは商品棚の開口を通じ、奥の大きな壁面を利用したギャラリーウォールの展示が垣間見える。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る歩道から見た店舗の様子。 photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る庇の企業ロゴを見る。 photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る歩道よりファサードを見る。 photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作るエントランス側よりキャッシャーエリアを見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作るキャッシャー部分を見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作るキャッシャーの背面にある企業ロゴの詳細。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作るキャッシャーエリアからカフェ側を見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作るカフェ、1/1スケールの車両が展示されている。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作るカフェから歩道側を見る。 photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る入居するビルのオフィスエントランス側からカフェを見る。 photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作るカフェ、商品棚の上部を見る。 photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作るキャッシャーエリアから売場(Static Models)を見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作るキャッシャーエリアから商品棚の開口部越しに売場側を見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る売場(Static Models) photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る売場(Static Models)、開口部からイベントスペース側を見通す。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る売場(Static Models) photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る売場(Static Models)、商品棚の開口からイベントスペースまでを見通す。 photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る売場(Static Models) photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る売場(Static Models) photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る売場(Static Models) photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る売場(RC Models) photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る売場(Mini 4WD) photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る売場(Mini 4WD)から歩道を見る。 photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る売場(Mini 4WD)、商品棚の詳細。 photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る売場(Mini 4WD) photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る売場(Mini 4WD)からイベントスペースを見る。 photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作るイベントスペース photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作るイベントスペースから売場側を見る。 photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作るイベントスペースから売場側を見る。 photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る通りより開口部越しにイベントスペースを見る、夜景。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る通りより開口部越しに売場を見る、夜景。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る通りより開口部越しにメインエントランスを見る、夜景。 photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る通りより開口部越しにカフェを見る、夜景。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る平面図 image©トラフ建築設計事務所

以下、建築家によるテキストです。


模型文化を発信する、タミヤの新フラッグシップ「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」の設計を手掛けた。

既存店の向いに新築された新虎安田ビル1階の、前面大通りの大きな歩道空地に面する6テナント分の区画が敷地となった。既存の模型ファンにとどまらずファン層の拡大を目指し、世界に向けて発信できる文化拠点としてのフラッグシップが求められた。

巨大なツインスターが出迎えるメインエントランスから入り、売り場を抜けて左奥にはイベントスペース「MODELERS SQUARE」、右側はカフェを併設する1/1スケールの車両展示スペースとした。カフェエリアはオフィスエントランスにも接続し、幅広い層が集まる文化的なゾーンとなっている。

歩道に面した幅広い店内を蛇行する、約6000アイテムを集約する高さ4m、全長約100mの商品棚は、趣味の部屋のように訪れる人の好奇心をかき立て、町の模型屋というノスタルジーも感じさせる。蛇行する棚の端まで見通せる貫通窓が風景を切り取り、次の部屋が垣間見えることで、店内奥へと誘導する機能を持つ。

商品棚はレイアウト変更が容易なスチールラックとし、ショーケースやハンギングラックなど多彩な陳列を可能している。このモジュールシステムや、当施設のエッセンス、コンセプトが海外代理店の手本となるように配慮して計画した。

模型店ならではの高揚感を与えるために、大きな棚の上部をストックとして、特徴的なタミヤのボックスアートを積極的に見せている。プラモデルの塗装工程のサーフェイサーを思わせる、ライトグレーの棚を背景にボックスアートが映える。
グレーのMDF、パーティクルボード、ゴムチップの床でエリアを分け、各エリアの特徴や機能に合わせている。通りからは商品棚の開口を通じ、奥の大きな壁面を利用したギャラリーウォールの展示が垣間見える。

頭上には模型パーツを支える枠、ランナーをイメージしたレイヤー状のライン照明が店内をめぐり、柔らかな光で店内を満たす。また、新フラッグシップのシグネチャーとして、フランチェスカ・ゲルマンディのキービジュアルを採用した。白く明るく生まれ変わった店内で、美術館のような品格と、物量の多さによる高揚感とを両立させた。

伝統と変革、両者が共存し、タミヤの新たな道筋を感じさせる拠点となることを目指した。

■建築概要

所在・会場:東京 新橋
主要用途:物販店舗・飲食店・イベントスペース
施工:クリキンディ/三進金属工業/清水建設
アートディレクション・サイン:サン・アド
照明計画:BRANCH LIGHTING DESIGN
AV設計・制作:ATK
木製家具:カリモク
インテリアスタイリング:竹内優介
延床面積:480.9㎡
設計期間:2023年5月~2024年1月
施工期間:2024年2月~2024年5月
写真:阿野太一、楠瀬友将

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床売場 床

カラーMDF [グレー]ウレタンクリア塗装

内装・壁売場 壁

木毛セメント板AEP塗装

内装・床カフェ 床

パーティクルボード ウレタンクリア塗装

内装・壁カフェ 壁

木毛セメント板AEP塗装

内装・床イベントスペース 床

ゴムチップタイル貼り

内装・壁イベントスペース 壁

木毛セメント板AEP塗装

内装・造作家具各所スチールラック

中量ボルトレスラック(三進金属工業)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません


We designed “TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO”, TAMIYA’s new flagship for modeling culture. The site is a six-tenant site on the first floor of the Shintora Yasuda Building, a newbuild across the street from the existing store. It faces an ample open space on the sidewalk along the main street. The flagship shop needed to be the cultural initiator, communicating the culture of modeling not only to the existing modeling fans but also to the world, to expand the community.

Going into the main entrance, greeted by the large twin stars of TAMIYA, visitors pass through the sales floor and into the event space “MODELERS SQUARE” at the left rear. The right side has a cafe area featuring a 1/1 scale car model. The cafe area connected to the office entrance is a cultural zone that gathers a wide range of people. The 4m-high, 100m-long shelf with approximately 6,000 items goes zigzag in the vast store along the sidewalk, stimulating visitors’ curiosity like a hobby room while arousing nostalgia for your local model shop. The meandering product shelf has cut-out windows leading the gaze to the end of the shop. The windows frame the scenery, and the visitors are guided to the rear of the shop by seeing it through the windows.
The steel rack product shelves allow easy rearrangement, enabling a variety of displays from showcases to hanging racks. This modular system, the element and concept of the store were planned to be the role model of other stores worldwide with different locations and sizes.

The topmost large shelves store stock and display TAMIYA’s iconic box art, creating excitement that can only come from a model shop. The beauty of box art is enhanced by the light gray shelves, reminiscent of the surfacers used in the model painting processes. Materials such as gray MDF, particle board, and rubber chip flooring, is used to divide areas to fit the characteristics and functions of each area. From the street, people can get a glimpse of the gallery wall exhibit, which utilizes the large wall at the back, through the openings in the shelves. The layered line lighting running in the store, evocative of runners, fills up the store with soft light. We picked up the key visuals by Francesca Ghermandi for the signature of new flagship.The newly born store, with its bright and white atmosphere, has both the character of a museum and an exuberance created by the sheer volume of goods.

Juxtaposing tradition and innovation, the store was planned to be where one can sense a new path for TAMIYA.

TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO
Building site: Tokyo,Shimbashi
Principle use: Shop,Cafe, Event space
Production: kurikindi / SANSHIN / SHIMIZU
Art Direction,Sign design: SUN-AD
Lighting design: BRANCH LIGHTING DESIGN
AV design and production: ATK
Furniture: Karimoku
Interior Styling: Yusuke Takeuchi
Total floor area: 480.9㎡
Design period: 2023.05-2024.01
Construction period: 2024.02-2024.05
Photo: Daici Ano, Tomoyuki Kusunose

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2024.07.16 Tue 06:27
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