nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい 鳥瞰、東側より見下ろす。 photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい 外観、南側より見る photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい ダイニングルーム photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい テラスからダイニングルーム側を見る。 photo©Masahiro Ohgami
nendo が設計した、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」です。
生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地での計画です。デザイナーは、土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案しました。そして、各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まいとなりました。
軽井沢町に位置する約5,800㎡の傾斜地に建つ、2人の子供を持つ4人家族のためのウィークエンドハウス。
生い茂る木々や浅間山への眺望など、心地良い多様な景観が楽しめる地形を活かすよう、まずは大きなテラスを斜面にせり出すように配置。そして、その上に20㎡程度の「小屋」を6個点在させた。
それぞれの小屋はわずかに異なる方向を向くようにし、屋根の高さは景色に合わせて変えた。
キッチンやダイニング、寝室などの機能をひとつひとつの小屋に割り当て、まるで屋根がそれぞれ「手をつなぐ」ように、最後に小屋を柔らかくつなぎ合わせた。
こうすることで、特徴や快適さの異なる小さな居場所が複数生まれると同時に、ひとつの屋根の下で暮らしている一体感も感じられるようになった。
それは、まるで適度な距離感でひとりひとりの時間や個性が尊重されつつ、そこで暮らす家族の一体感やつながりを感じることができる、まさに「手をつなぎあっている家族」の様子をそのまま体現したかのような住まいとなった。
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nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい 鳥瞰、東側より見下ろす。 photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい 外観、南側より見る photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい 外観、南側より見る。 photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい 外観、屋根の詳細 photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい エントランス側からダイニングルームを見る。 photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい ダイニングルームから開口部越しに外部を見る。 photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい ダイニングルーム photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい ダイニングルーム photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい リビングルーム photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい リビングルームから開口部越しに外部を見る。 photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい リビングルーム、家具の詳細 photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい リビングルームから開口部越しにテラスを見る。 photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい テラスからダイニングルーム側を見る。 photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい テラスと廊下 photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい 廊下からダイニングルーム側を見る。 photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい キッチン photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい 個室 photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい バスルーム photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい バスルームから開口部越しに外部を見る。 photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい ベッドルーム photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい ベッドルーム、開口部の詳細 photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい 天井と壁の詳細 photo©Masahiro Ohgami
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい 配置図 image©nendo
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい 平面図 image©nendo
nendoによる、長野・軽井沢町の「手をつなぐ家」。生い茂る木々や眺望も楽しめる敷地。土地の特徴と家族の暮らしを考慮し、機能を割当てた“6つの小屋”を点在させて“柔らかく繋ぐ”構成を考案。各自の時間が尊重されつつ皆で生活する一体感も感じられる住まい コンセプトスケッチ image©nendo
以下、建築家によるテキストです。
軽井沢町に位置する約5,800㎡の傾斜地に建つ、2人の子供を持つ4人家族のためのウィークエンドハウス。
生い茂る木々や浅間山への眺望など、心地良い多様な景観が楽しめる地形を活かすよう、まずは大きなテラスを斜面にせり出すように配置。そして、その上に20㎡程度の「小屋」を6個点在させた。
それぞれの小屋はわずかに異なる方向を向くようにし、屋根の高さは景色に合わせて変えた。
キッチンやダイニング、寝室などの機能をひとつひとつの小屋に割り当て、まるで屋根がそれぞれ「手をつなぐ」ように、最後に小屋を柔らかくつなぎ合わせた。
こうすることで、特徴や快適さの異なる小さな居場所が複数生まれると同時に、ひとつの屋根の下で暮らしている一体感も感じられるようになった。
それは、まるで適度な距離感でひとりひとりの時間や個性が尊重されつつ、そこで暮らす家族の一体感やつながりを感じることができる、まさに「手をつなぎあっている家族」の様子をそのまま体現したかのような住まいとなった。
■建築概要
題名:手をつなぐ家
所在地:長野県軽井沢町
主用途:住宅
設計:nendo 担当/佐藤オオキ、石林典飛、林光峯
施工:新津組
構造:鉄骨造
階数:地上1階
敷地面積:5812.39㎡
建築面積:158.53㎡
延床面積:142.48㎡
設計:2022年1月~2023年12月
工事:2024年1月~2025年5月
竣工:2024年6月
写真:Masahiro Ohgami
Located on a hilly 5,800㎡ site in Karuizawa lies a weekend house for a family of four with two children.
The design begins with a large terrace extending over the slope, fully embracing the wonderful terrain of lush greenery and a view of Mt. Asama. Six small “cottages” approximately 20㎡ in size are scattered along this terrace.
Each cottage is positioned to all slightly face different directions, with varying roof heights to match the surrounding landscape. Each dedicated to functions like the kitchen, dining area, and bedrooms, the cottages are gently intertwined, with the roofs harmoniously “holding hands.”
In doing so, small spaces with distinct characteristics and comfort levels are created, while also allowing a sense of unity under one roof. The house maintains a respectful distance that honors each family member’s time and individuality while still fostering connection among the family, resulting in a true embodiment of “a family holding hands.”