福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 俯瞰、北側より見下ろす。 photo©新建築社写真部
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 外観、北東側の道路より見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 1階、テラスより開口部越しに「オフィス+カフェ」を見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 1階、左:テラス、右:「オフィス+カフェ」 photo©新建築社写真部
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオ が設計した、千葉・流山市の「HOUSE F つながりを生む場所」です。
新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所です。建築家は、地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向しました。そして、多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案しました。
設計者の自宅兼事務所です。
1階の事務所を街の人も自然に立ち寄れる場所とすることで、地域の繋がりを育むことを試みています。
敷地は、75%の住民が10年以内に引っ越してきた新しい街にあり、今後は高齢化や人口減少の問題が訪れることも予想されます。
かつてニュータウンが辿った轍を踏まないために、設計者は「生活の延長線上で当事者として街を考え続ける」ことこそが、持続的な街のあり方だと考えました。
1階には事務所兼オープンなスペースを設け、街の人々が自然に立ち寄れる場としています。
たくさん淹れるコーヒーを近所の人とシェアすると、小さなカフェのようになる。大きな本棚に近隣住民の本も並べると、図書館に近い機能を果たす。プロジェクターで一緒に映画を観れば、そこは映画館のようになる。
こうした「暮らしの一部をほんの少し広げる」アイデアを積み重ねることで、人と街のゆるやかな繋がりを育むことを試みています。
街の人が「家の外にいても中にいても、一緒に何かを共有している」感覚を得られるように、素材やエレメント、床レベルを連続させ、建築的な境界を曖昧にしています。これによって内と外をシームレスにつなぎ、人々の距離感を近づけました。
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福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 俯瞰、北側より見下ろす。 photo©新建築社写真部
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 外観、北西側の道路より見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 外観、南東側の路地より見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 外観、南東側の路地よりサブエントランスを見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 外観、北東側の道路より見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 1階、テラスより「オフィス+カフェ」側を見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 1階、テラスより開口部越しに「オフィス+カフェ」を見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 1階、テラスより開口部越しに「オフィス+カフェ」を見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 1階、テラスより開口部越しに「オフィス+カフェ」を見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 1階、左:テラス、右:「オフィス+カフェ」 photo©新建築社写真部
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 1階、左:テラス、右:「オフィス+カフェ」 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 1階、正面:「オフィス+カフェ」、右:カフェキッチン photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 1階、「オフィス+カフェ」から2階への階段側を見る。 photo©新建築社写真部
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 2階、階段側からダイニングとリビングを見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 2階、左:ダイニング、右:キッチン photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 2階、リビングからダイニングを見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 2階、リビングと吹抜 photo©新建築社写真部
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 2階、リビングと吹抜 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 2階、リビングの吹抜 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 2階、北東側バルコニーから空を見上げる。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 2階、ダイニングから3階への階段を見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 2階から3階への階段 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 3階、階段側からスタディースペースを見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 3階、階段側からスタディースペースを見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 3階、スタディースペースを見る。 photo©新建築社写真部
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 3階、スタディースペースから開口越しに外部を見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 3階、マスターベッドルームから開口部越しに南東側バルコニーを見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 3階、南東側バルコニー photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 3階、南東側バルコニーから空を見上げる。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 屋上階、南西側バルコニー photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 屋上階、南西側バルコニー photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 2階、パウダールームから浴室側を見る。 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 外観、北東側の道路より見る、夜景 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 1階、テラスより開口部越しに「オフィス+カフェ」を見る、夜景 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 1階、左:テラス、右:オフィスとカフェ、夜景 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 2階、左:ダイニング、右:キッチン、夜景 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 2階、正面:北東側バルコニー、右:ダイニング、夜景 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 2階、ダイニングからキッチンを見る、夜景 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 3階、階段側からスタディースペースを見る、夜景 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 3階、南東側バルコニー、夜景 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 2階、パウダールームから浴室側を見る、夜景 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 屋上階、南西側バルコニー、夜景 photo©TOREAL 藤井浩司
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 配置図 image©かまくらスタジオ
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 1階平面図 image©かまくらスタジオ
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 2階平面図 image©かまくらスタジオ
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 3階平面図 image©かまくらスタジオ
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 屋上階平面図 image©かまくらスタジオ
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 断面図 image©かまくらスタジオ
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 ダイアグラム image©かまくらスタジオ
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 ダイアグラム image©かまくらスタジオ
福井啓介+森川啓介 / かまくらスタジオによる、千葉・流山市の「HOUSE F」。新しい街に建つ設計者の自邸兼事務所。地域の繋がりを育む為に、生活の延長で“当事者として街を考え続ける”為の建築を志向。多様な使い方ができ“街の人々が自然に立寄れる”スペースを備えた事務所空間を考案 ネットワーク図 image©かまくらスタジオ
以下、建築家によるテキストです。
新しい街の活力をどう持続させるか
設計者の自宅兼事務所です。
1階の事務所を街の人も自然に立ち寄れる場所とすることで、地域の繋がりを育むことを試みています。
敷地は、75%の住民が10年以内に引っ越してきた新しい街にあり、今後は高齢化や人口減少の問題が訪れることも予想されます。
かつてニュータウンが辿った轍を踏まないために、設計者は「生活の延長線上で当事者として街を考え続ける」ことこそが、持続的な街のあり方だと考えました。
暮らしを“少しだけ”拡張して共有する
1階には事務所兼オープンなスペースを設け、街の人々が自然に立ち寄れる場としています。
たくさん淹れるコーヒーを近所の人とシェアすると、小さなカフェのようになる。大きな本棚に近隣住民の本も並べると、図書館に近い機能を果たす。プロジェクターで一緒に映画を観れば、そこは映画館のようになる。
こうした「暮らしの一部をほんの少し広げる」アイデアを積み重ねることで、人と街のゆるやかな繋がりを育むことを試みています。
明確な境界を設けない空間づくり
街の人が「家の外にいても中にいても、一緒に何かを共有している」感覚を得られるように、素材やエレメント、床レベルを連続させ、建築的な境界を曖昧にしています。これによって内と外をシームレスにつなぎ、人々の距離感を近づけました。
株分けネットワークがもたらす街の活力
この地域では、もともと隣近所から始まった“植物を増やして分け合う”株分けネットワークが、数十軒にまで広がっています。
こうした能動的な活動こそ、街の活力の証明。そこで、本計画ではファサード全体に立体的な植栽を配置し、1階では街と直接つながる開放的な空間を、2階以上では南からの太陽光が内外を貫通する斜めの抜けに株分けされた植物を中心に植え込みました。
平面・断面ともにテラスと内部空間が交互に現れ、森の木々の間に住むような豊かな空間が生まれています。
つながりを育む
このように、日常の楽しみを通じて空間と生活を共有することで、緩やかで豊かな繋がりを少しずつ育てていくのが設計者の狙いです。 “日常を当事者として共有する”ことが、結果的に街の活力を持続させる礎になると信じています。
多様な活動が生む波及効果
この建物が完成して以来、カフェや講演会、ワークショップ、上映会など、さまざまな活動が展開されてきました。そうした取り組みが複数のネットワークを生み出し、ここだけでなく他の場所にも影響を及ぼし始めています。
「自分たちの1階をこの建築のようにしたい」「この仕組みを別の場所でも実現したい」という声が寄せられ、同様の取り組みを望むコミュニティが増えてきています。
豊かなつながりの広がり
日常の延長にある小さな活動が重なり合い、地域の多様な人々が緩やかに繋がる未来が見え始めています。これから生まれてくる新たな交流や活動が、どのような広がりを生み出していくのか――その行方を楽しみにしています。
■建築概要
作品タイトル:HOUSE F つながりを生む場所
作品タイトル(英文表記):HOUSE F -The House that Fosters Connections-
住所:千葉県流山市おおたかの森
主要用途:住宅+事務所+CAFE
設計:株式会社かまくらスタジオ 担当/福井啓介、森川啓介
設計者名(英文表記):KAMAKURA STUDIO
構造設計:鈴木設計 担当/鈴木俊之、秋元拓
設備・電気・外構・造園設計:株式会社かまくらスタジオ 担当/福井啓介
施工:有限会社アイエフ 担当/福井健二
設備施工:株式会社azbi 担当/山本賢太郎
電気施工:清田商事 担当/標清
外構・造園施工:東和ランドテック株式会社 担当/高橋義典
主体構造・構法:鉄骨造
基礎:ベタ基礎
階数:地上3階
地域地区:市街化区域、第一種低層住居専用地域、22条指定区域、景観条例
道路幅員:6m(接道する方位:北、西)
駐車台数:1台
軒高:9.726m
最高高さ:9.933m
敷地面積:135.79㎡
建築面積:80.3㎡(59%、70%)
延床面積:168.79㎡(116%、120%)
1階:71.75㎡
2階:58.93㎡
3階:38.11㎡
設計期間:2018年6月〜2020年6月
工事期間:2020年6月〜2022年1月
写真:TOREAL 藤井浩司、新建築社写真部
建材情報 種別 使用箇所 商品名(メーカー名) 外構・床 外構 ウッドデッキ (チャネルオリジナル )
外構・床 駐車場 床 コンクリート刷毛引き
外構・床 その他 床 ウッドデッキ (チャネルオリジナル )
外装・壁 外壁 水性塗料塗装(ポーターズペイント )
木製サイディング(チャネルオリジナル )
オイル塗装(オスモ&エーデル )
外装・屋根 屋根 ガルバリウム鋼板竪ハゼ葺き
内装・床 キッチン 床 チーク無垢フローリングt12
内装・壁 キッチン 壁 タイル[SPTL-1020B ](平田タイル )
内装・天井 キッチン 天井 不燃木
内装・設備 キッチン 設備 厨房機器[グラッド45 ](Sanwacompany )
食洗器[G6620SCI](miele )
ガスコンロ[RD641STS ](リンナイ )
換気扇 シェード[CFEDL-952 S ](アリアフィーナ )
内装・床 洗面所 床 チーク無垢フローリングt12
内装・壁 洗面所 壁 OR-X3410 (名古屋モザイク )
内装・天井 洗面所 天井 ヒノキ無垢材t10
内装・床 リビングダイニング 床 チーク無垢フローリングt12
内装・壁 リビングダイニング 壁 ポーターズペイント水性塗料塗装
内装・天井 リビングダイニング 天井 ヒノキ無垢材t10
内装・造作家具 リビングダイニング 造作家具 製作 無垢チーク材+イペ材(荒川木工所 )
内装・床 1階全体 床 チーク無垢フローリングt12
内装・壁 1階全体 壁 ポーターズペイント水性塗料塗装
一部レッドシダーサイディング
内装・天井 1階全体 天井 ヒノキ無垢材t10
内装・設備 1階全体 薪ストーブ dovre640w (metos )
内装・床 主寝室 床 チーク無垢フローリングt12
内装・壁 主寝室 壁 ポーターズペイント水性塗料塗装
内装・天井 主寝室 天井 ヒノキ無垢材t10
内装・床 子供部屋 床 チーク無垢フローリングt12
内装・壁 子供部屋 壁 ポーターズペイント水性塗料塗装
内装・天井 子供部屋 天井 ヒノキ無垢材t10
内装・床 3Fスタディーコーナー 床 チーク無垢フローリングt12
内装・壁 3Fスタディーコーナー 壁 ポーターズペイント水性塗料塗装
内装・天井 3Fスタディーコーナー 天井 ポーターズペイント水性塗料塗装
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How to Sustain the Vitality of a New Community
This site is located in a relatively new neighborhood where 75% of residents have moved in within the past ten years. As time goes on, issues such as an aging population and declining numbers of residents are anticipated. To avoid following the same path as past “New Town” developments, the architect believes that the key to a sustainable community lies in each resident continuing to think about the neighborhood as an integral part of their daily life.
Extending Everyday Life “Just a Little” and Sharing It
On the first floor, the architect created an office that doubles as an open space where local residents can drop by naturally.
・Brewing extra coffee for neighbors makes it feel like a small café.
・Filling a large bookshelf with books from nearby residents gives it a library-like function.
・Watching movies together with a projector turns the space into something akin to a movie theater.
By gradually implementing these ideas—“extending part of daily life just a little”—the project aims to cultivate a gentle sense of connection between people and the community.
Designing a Space Without Clear Boundaries
To give residents a sense of “sharing something together, whether they’re inside or outside the house,” materials, architectural elements, and floor levels are treated as continuous, blurring conventional boundaries. This design approach seamlessly links the interior with the exterior, bringing people closer together.
A Plant-Sharing Network as a Source of Community Vitality
In this area, a plant-sharing network—where neighbors propagate and share cuttings—has grown to include dozens of households. Such proactive activity is a testament to the community’s vibrancy. In response, the plan features a façade filled with multi-level greenery. The first floor is designed as an open space directly connected to the street, while above the second floor, plants derived from shared cuttings are placed along a diagonal opening that lets sunlight pass through from south to north. Both the floor plans and sections alternate between terraces and interior spaces, creating a lush environment reminiscent of living among forest trees.
Fostering Connections
By sharing space and daily pleasures in this way, the architect aims to gradually nurture gentle and abundant connections. They believe that “sharing everyday life as stakeholders” ultimately serves as a foundation for maintaining a community’s vitality.
Ripple Effects of Diverse Activities
Since the completion of this building, a variety of events—cafés, lectures, workshops, and film screenings—have taken place. These endeavors have generated multiple networks, extending their influence beyond this location to other areas.
Indeed, more and more communities have begun expressing interest, saying, “We want our ground floor to be like this building,” or “We’d like to implement this concept elsewhere.”
Growing Ties That Enrich the Community
Small-scale activities rooted in daily life are overlapping, paving the way for a future where diverse members of the neighborhood can connect more naturally. It will be exciting to see how new gatherings and initiatives emerging from this setting continue to expand and shape the community.