SHARE コー・アーキテクチャー・インターナショナルによる、東京都世田谷区のスパ「Aqua Sports & Spa」
photo©roland hable
コー・アーキテクチャー・インターナショナルが設計した、東京都世田谷区のスパ「Aqua Sports & Spa」です。
Aqua Sports & Spaは日本に伝統的に根づいていた入浴場の発想をスパとして現代に全く新しい形で再現復活させ、健康のみならず、豊かなコミュニティ―ライフの交流の貴重な場としてつくられました。
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以下、建築家による概要です。
Aqua Sports & Spaは日本に伝統的に根づいていた入浴場の発想をスパとして現代に全く新しい形で再現復活させ、健康のみならず、豊かなコミュニティ―ライフの交流の貴重な場としてつくられました。
1982年に創られた瀬田スポーツコネクションが、革新的都市型スポーツ&スパとしてよみがえり、6階建て総面積6000平米の広々とした会員制クラブとして、パーソナルなスポーツトレーニングに加え、スパとして会員同士の社交の場としての機能を重視した施設となっています。
急斜面の中腹に位置するかつての旧徳川屋敷跡であった緑の木々に囲まれた敷地は、
天然温泉を完備し、富士を一望にのぞむ素晴らしい景観に恵まれています。
洗練された建物と多彩なプログラムが充実したこのクラブは西洋的、東洋的な空間定義や具体性を追求発見できる機会をコー社に与えました。
建物内はスポーツ施設と会員交流の施設とに分かれており、各々の機能に応じたスケールで、各エリアは白と濃いグレーのコンクリート塊( volumes)により成り立っています。
50Mのスイミング・プールは建物に並行する外の高速道路や歩道と同じレベルになっており、広い開口部が泳ぐ人と外を歩く人々との感覚的境界を曖昧にさせ、プライベート空間とパブリック空間との調和感をうみだしています。
カフェとラウンジは東西にのびる小空間として配置されており、外の風景を眺められるツリートップ・ビューの場になりました。
この建物(作品)は著しくミニマリスティックな美意識のもとに表現され、都市環境の喧噪に相対するように古代の響きを呼び興す静寂さに満ちているのです。
■建築概要
設計及びランドスケープ&インテリア設計:
コー・アーキテクチャー・インターナショナル
COE Architecture InternationalとCOE Architecture International Project Team:
インテリアデザイン:株式会社イリア
場所:東京都世田谷区
延床面積:6000M2
竣工:2016年6月
施工:東急建設株式会社
撮影:
Roland Halbe
Kunihiko Ishijima
Kai Nakamura
Masao Nishikawa
Kei Takashima-Nacasa
Norihito Yamauchi