長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」
photo©西将隆

長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」

長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」です。お店のウェブサイトはこちら

デンマーク発のインテリアプロダクトブランド「HAY」の期間限定での東京出店となる「HAY TOKYO」の空間デザインを担当した。その展示スペースは少しずつ外部とのコラボレーションを行いながらコンテンツを増やし日々刻々と成長してゆく、永遠に動き続ける店舗空間を想定した新たな提案である。そこでわれわれは人のアクティビティを誘発する「インターフェース」という可動システムを使いながら空間を構成している。インターフェースとは建築とも家具とも言えない、中間くらいのもので、動かせるけど仕組みを知る管理側でしか動かすことのできない什器システムのことを言う。

エントランスのデザインに関しては、地下への誘導を強くするために、今までその存在に気づかれていなかった地下への専用階段を認知させることを目指した。次の改修のフェーズで大幅に改修されることから、壊されるものである前提で、すでにサインであふれかえる表参道において、サインで誘導を計画するのではなく、この街の中でやってはならないと思われているような行為を行うことで目を引き認知させようと考え、既存の階段と階段まわりの壁全面をスプレーで塗装した。

以下の写真はクリックで拡大します

長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 photo©西将隆
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・神宮前の商業施設GYRE内の店舗「ヘイトウキョウ」 image courtesy of スキーマ建築計画

以下、建築家によるテキストです。


「HAY TOKYO」

デンマーク発のインテリアプロダクトブランド「HAY」の期間限定での東京出店となる「HAY TOKYO」の空間デザインを担当した。その展示スペースは少しずつ外部とのコラボレーションを行いながらコンテンツを増やし日々刻々と成長してゆく、永遠に動き続ける店舗空間を想定した新たな提案である。そこでわれわれは人のアクティビティを誘発する「インターフェース」という可動システムを使いながら空間を構成している。インターフェースとは建築とも家具とも言えない、中間くらいのもので、動かせるけど仕組みを知る管理側でしか動かすことのできない什器システムのことを言う。まず一つのインターフェースとして、1200ピッチで穴をあけたレースウェイをH=2750の高さに1200ピッチで配置し、単管パイプを立ててパネルで繋ぐことで、どこにでも壁を立てられる構成にしている。レースウェイは配線ダクトを置き、照明用の配線を収容するだけでなくドラム式延長コードを使ってフロア用の電源を床面まで落とし、必要に応じて使えるようにしている。またもう一つのインターフェースとして、普通に手では動かせないけれど、ハンドリフターを使えば一人で運べる、レジカウンターや椅子のディスプレイ棚、植木鉢など、一連のリフター仕様の什器がある。この2種類のインターフェースで構成された空間は、カフェ部分以外は一晩ですべて空にすることができるため、ライブを行うために室内の半分を空にしたいという要望にも応えられる。また、もちろん毎日マーケットの動向に合わせお店のレイアウトを変えることもできる。このようなシステムで構成されているため、外部とコラボレーションをしながら一年を通して成長し続けることができる。エントランスのデザインに関しては、地下への誘導を強くするために、今までその存在に気づかれていなかった地下への専用階段を認知させることを目指した。次の改修のフェーズで大幅に改修されることから、壊されるものである前提で、すでにサインであふれかえる表参道において、サインで誘導を計画するのではなく、この街の中でやってはならないと思われているような行為を行うことで目を引き認知させようと考え、既存の階段と階段まわりの壁全面をスプレーで塗装した。

■建築概要
題名:ヘイトウキョウ
設計:長坂常/スキーマ建築計画
担当:會田 倫久
所在地:東京都 渋谷区 神宮前 5-10-1 GYRE地下1階
主用途:物販店舗・飲食店舗
施工:株式会社ディー・ブレーン
階数:1階
延床面積:1110.9㎡
構造:SRC造
竣工:2018年10月
写真:西将隆

あわせて読みたい

#渋谷の関連記事

#スキーマ建築計画の関連記事

この日更新したその他の記事

【ap job更新】 株式会社SALHAUSが、2019年度の設計スタッフ(正社員)を募集中
【ap job更新】 株式会社SALHAUSが、2019年度の設計スタッフ(正社員)を募集中
【ap job更新】 株式会社SALHAUSが、2019年度の設計スタッフ(正社員)を募集中大船渡消防署住田町分署

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

株式会社SALHAUSの、2019年度の設計スタッフ(正社員)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社SALHAUSでは2019年度の設計スタッフ(正社員)を募集します。
当社は小さな戸建住宅・インテリアから大きな公共建築、まちづくりまで、色々な規模のデザインを行う設計事務所です。コンペ・プロポーザルにも積極的に参加して、これからの建築がどういった公共性を獲得できるか、地域や都市といった大きな視点を持ちながらデザインを考えています。
SALHAUSは3人の事務所代表者が、フラットな関係で議論しながら設計を進めていることが特徴です。その議論に能動的に参加してくれる、やる気のある設計スタッフを募集します。

【ap job更新】 株式会社スウィング(大阪)が、設計スタッフ・アルバイト・インターンを募集中
【ap job更新】 株式会社スウィング(大阪)が、設計スタッフ・アルバイト・インターンを募集中
【ap job更新】 株式会社スウィング(大阪)が、設計スタッフ・アルバイト・インターンを募集中ZEZEOSAKA /シェアハウス

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

株式会社スウィング(大阪)の、設計スタッフ・アルバイト・インターン募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

はじめまして大阪の設計事務所 株式会社スウィングです。

わたしたちは、物販・飲食店舗、オフィス、住宅、クリニックや宿泊施設など、建築設計・店舗デザインをジャンルレスに手掛けています。
現在、木造テナント建築やスキーリゾートエリアでのグランピングロッジ、オフィスビル、別荘などの建築設計や飲食店、シェアオフィス、物販店などの店舗デザインをはじめ、様々なプロジェクトが進行しています。

スタッフ数は7名とアトリエ規模ではありますが、社名に代表個人名をいれていないのは、トップダウンで物事を進めていくのではなく、担当スタッフの主体性や熱意、コミュニケーションを大切にしていきたいという想いからです。またOJTを重視し、新卒者でも担当としてすぐに実践を経験できる事務所です。

長時間労働ありきではなく、担当者によって業務に偏りがでないよう作業日報をつけ、週一の全体MTGで業務管理を共有化しているなど、社内コンセンサスを大切にしています。
また、オフィスもフランクな雰囲気で、恒例行事の建築見学旅行もスタッフでプランを決めたりと、自由で風通しのよい社風だと思います。

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。