SHARE 八木敦之 / アトリエMEMEによる、神奈川・川崎市の住宅「houseG」
八木敦之 / アトリエMEMEが設計した、神奈川・川崎市の住宅「houseG」です。
2世帯住宅の計画。子供の成長、物の増加、世帯の変化などを見込み、計画には最大限の床面積が求められた。そこで、直交グリッドでプランを組んだ後、各スペースが床面積を取り合うように押し合いへし合いした結果、グリッドが微妙にゆらぐという状態を見立てた。ゆらいだグリッドの間にはふくらみがうまれ、視線や身体はゆらぎに応じて動く。四角四面の空間に親密さがもたらされる。構成・構造・建材・設備、どれも特殊なものはない建築だが、いわば平凡ではない普通さといった類の、静かな喜びに満ちた住宅が立ち上がった。
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■建築概要
houseG
用途:専用住宅
所在地:神奈川県川崎市
敷地面積:227.52㎡
建築面積:79.26㎡
延床面積:148.82㎡
規模:地上2階
構造:木造(在来軸組構法)
竣工:2019年3月
設計監理
建築:㈱アトリエMEME |八木敦之、倉島宏幸、奥野正樹
構造:小山内博樹
施工:㈱栄伸建設
写真:下里卓也