佐藤可士和 / SAMURAIによる、東京・中央区日本橋本町の「武田グローバル本社 インテリアデザイン」です。
武田薬品工業が東京・日本橋本町に建設した新グローバル本社のインテリアデザインのクリエイティブディレクション。
常に患者さんを第一に考え、優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献するという創業以来引き継がれてきた同社の思いを汲み、人間の「生きる力」をオフィス全体の空間デザインコンセプトに設定した。
エントランスから受付、ワーキングエリアまでの一連の流れを人間の生命を育むストーリーと捉え、『生』『水』『光』『土』『木』『人』『絆』『未来』という8つの漢字のモチーフを洗練された現代的なアイコンで表現。それらを、日本企業らしい「和」を感じさせるあしらいで、壁面のアートワークやカーペット、照明などに展開した。
「生きる力」をサポートする日本発のグローバルな研究開発型のバイオ医薬品企業のアイデンティティを発信すると同時に、そこで働く多様な人たちが、同社の目指す明るい未来を共有できる空間にすることを目指したスペースブランディングプロジェクトである。
以下の写真はクリックで拡大します
■建築概要
武田グローバル本社
所在地: 東京都中央区日本橋本町二丁目1番1号
用途: オフィス
竣工年月: 2018年3月16日
開業: グランドオープン 2018年7月2日
階数: 地上24階、地下4階、塔屋1階(ビル全体) 1階エントランス、4階~23階(SAMURAI担当)
高さ: 123.79m(ビル全体)
面積: 敷地面積2,741.31㎡、建築面積2,217.44㎡、延床面積 45,578.29㎡(ビル全体)
クレジット
プロジェクトマネージメント :三井不動産株式会社
コンストラクションマネジメント:日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社
都市計画・設計・監理:株式会社日本設計
施工:竹中工務店 Takenaka Corporation
空間クリエイティブディレクション:佐藤可士和
インテリアデザイン総合監修・インテリアデザイン:SAMURAI
フォトグラファー:太田拓実