NHK日曜美術館が、李禹煥のベルサイユ宮殿での展示を特集します
NHK日曜美術館が、李禹煥のベルサイユ宮殿での展示を特集します。タイトルは「ベルサイユにアートの虹を架ける ~李禹煥(リ ウファン)の挑戦~」。番組のゲストは安藤忠雄・村上隆・建畠晢。放送日は、2014年9月7日。展覧会の動画はこちらで見る事ができます。
世界的に活躍するアーティスト、李 禹煥(リ ウファン)78歳。ことし6月からフランス・ベルサイユ宮殿で巨大な彫刻作品による個展が開催されている。年に一度、ひとりのアーティストを招聘(しょうへい)し、その作品を展示する大規模なアートプロジェクト。7回目のことし、選ばれたのが、李 禹煥である。
韓国の山村で生まれ、20歳で来日。戦後日本の前衛グループ「もの派」を代表するアーティストとして、日本の現代美術をけん引してきた。これまで「出会い」というコンセプトによる、鉄板と石を組み合わせたシンプルな抽象作品で知られている。ベルサイユ宮殿の庭園に、今回、展示した作品はステンレス、鉄、石を使った桁外れのスケールの新作10点。宮殿の前に、虹のように高々と弧を描く高さ12メートルの「ベルサイユのアーチ」。北斗七星をイメージした鉄板と7つの石による作品「星の影」。緑の並木道で向き合う鉄と石「対話Z」。 番組では、ベルサイユでの大規模な作品設置の様子、完成した作品、また、瀬戸内海の直島にある「李 禹煥美術館」でのインタビューなどを交え、李芸術の神髄に迫る。