塚本由晴・トム へネガン・古谷誠章・大西麻貴・百田有希が審査するシェルターインターナショナル学生設計競技2017「現代におけるコモンズの再構築」が、参加エントリーを募集しています
塚本由晴・トム へネガン・古谷誠章・大西麻貴・百田有希が審査するシェルターインターナショナル学生設計競技2017「現代におけるコモンズの再構築」が、参加エントリーを募集しています。最優秀賞には、賞状・200万円が贈られます。(ap・pr)
課 題 「現代におけるコモンズの再構築」
農村や漁村には今でも入会地の山林や水域など、地域コミュニティが共同で管理・利用しているコモンズが存在しますが、都市部(特に日本の)にはほぼないと言っても良いでしょう。
それは近代化の過程で、土地も建物も物も私有か公有に塗り分けられ、通貨を通した交換と、税金を介した再分配による社会が、特に都市の空間として成立していったからです。
このような都市空間は人口が増加し、経済成長が続く限りは人々もそれなりに幸せなのですが、そこに陰りがみえはじめると弱肉強食の度合いを強め、格差の拡大などいろいろな不都合が出てきます。
これに対抗するために、都市においても人々の暮らしを包摂する
コモンズの再構築が求められています。
また農村・漁村ではこれまで維持してきたコモンズであるところの自然資源が、人口減少により十分に利用できず、
資源としての維持管理に支障を来たし始めています。
つまり、都市においても、農村・漁村においても、コモンズの再構築が求められていると言えます。
都市における共有の資源とは何でしょうか?
今まで通り農村・漁村の資源を維持管理することができるでしょうか?
どうすれば資源に対するアクセシビリティを確保できるでしょうか?
こうした問題に建築はどのように応答することができるでしょうか?
みなさんの大胆で楽しい提案を期待しています。塚本由晴