神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©長谷川健太

神田篤宏+佐野もも / コンマが設計した、東京の住宅「隙間の家」です。

建築を考える際にある種の「平等性」がつくれたらよいな、と考えている。それはどのような人に対しても一律なものではなく、それぞれ違う人や、事柄に対する最適解の集合体のような建築だ。
法規や慣習、利用者の生活や使い方、周辺の影響や施工合理性など、それぞれの次元を取り上げてみるとそれらは、連動することもあれば時に相容れず並行を辿ることもある。建築をそうした様々な独立した論理や理屈の集合体だと考えると、これらを統合しそのものの全体性でコントロールして完結するのではなく、独立した論理の集まりとして捉え直すことができる。

トラフによる、東京・原宿のセレクトショップ「NUBIAN HARAJUKU」の写真

トラフのウェブサイトに、東京・原宿のセレクトショップ「NUBIAN HARAJUKU」の写真が掲載されています

トラフのウェブサイトに、東京・原宿のセレクトショップ「NUBIAN HARAJUKU」の写真が19枚掲載されています。店舗の場所はこちらで

国内外のモード、ストリートカルチャーを融合させ新たなトレンドを発信するセレクトショップ、NUBIAN原宿店の移転に伴う内装計画。原宿・竹下通りから脇道を入った閑静な場所にある3階建ての既存建物の1階、265m2のスペースに、イベントにも対応できるフレキシブルな店舗が求められた。

エレベータコアを取り囲むコの字型平面の店内は、特定のブランドがイベント的に使うポップアップのエリア、メインの売場となる中央エリア、店内奥の高額商品を扱うエリアの3つに分かれる。ひとつの大きな空間でありながら、高低差やマテリアル、照明などでエリアごとに性格を変えることで奥へと客を導く。
色や形の違う商品群が店内で雑然と見えないように、幾何学形状の什器でフレーミングする計画とした。28mm角のフレーム什器は、粗い磨きのステンレスを基準に、カラーフレームを組み合わせて構成し、いくつかはNUBIANの文字をかたどり、店内にプレイフルな印象を与えている。カウンターバックの大きな壁面には、素材感のあるマテリアルの上に、スタンプを押したようなテキストでパターンを描く。中央のエリアは構造を見せるスケルトン天井とし、間接照明を仕込んで空間全体を柔らかい光で満たした。売場中央にあるウーファー内蔵のカウンターと、什器と同じフレームを使ったオリジナルスピーカーは空間の象徴となる。

商品を美しく見せることに加え、その商品と出会う体験そのものをデザインしたいと考えた。

手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所による、東京・千代田区の「番町教会」の写真
手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所による、東京・千代田区の「番町教会」の写真 photo©japan-architects.com

 
手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所が設計した、東京・千代田区の「番町教会」の写真がjapan-architects.comに掲載されています

手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所が設計した、東京・千代田区の「番町教会」の写真が30枚、japan-architects.comに掲載されています。

トラフによる、東京・新宿の、建材企業本社ビルの外来スペースとワークスペース「NOHARA」の写真

トラフのウェブサイトに、東京・新宿の、建材企業本社ビルの外来スペースとワークスペース「NOHARA」の写真が掲載されています

トラフのウェブサイトに、東京・新宿の、建材企業本社ビルの外来スペースとワークスペース「NOHARA」の写真が16枚、掲載されています。

建材の販売や建設事業などを手掛ける、野原グループ本社ビルの1階外来スペースと、8階社内ワークスペースの内装計画。1階の外来スペースには来訪者を迎えるエントランスと会議室、8階のワークスペースは、社員がアイデアを生むためのクリエイティブな働き方のできる場が求められた。

1階の外来スペースは、外光の入る通りに面した側に打ち合わせブースや待合のベンチを配置し、反対側には会議室を配置した。奥まで続く長い壁面には、同社で展開をしている壁紙、「WhO」の同柄で色違いのものを、会議室を跨いで連続して貼ることで空間に一体感を与えた。床のフローリングもパターン張りにすることで、空間にリズムを与えている。オープンな待合いとミーティング席、半クローズなブース席、個室の会議室などでスタイルに合わせた使い方ができる。
8階のワークスペースは、働き方に合わせて選択的に使えるよう、形状や個性の異なる大きな家具でゾーニングし、空間を特徴づけた。階段状の家具や、一段上がったステージ上のブース席、背を低い壁で囲われたL型のソファ席、背の高いラックを取り囲むハイカウンターなどで構成している。通常は下地材として使用されるパーティクルボードを素材として用い、異なる家具に共通性を持たせた。大きな家具がラグの上に乗っているように、フローリングの貼り方と色を切り替え、家具にまとまりを与えている。また同社のプロダクト開発にも関わった、リング状の天井装飾材カールトンクラウドで空間にアクセントをつけた。

同社の扱う建材を随所に用いながらも、ショールームのような見せ方ではない、色々な働き方を許容する空間を目指した。

トラフによる、東京・渋谷の既存ビルをまるごとリノベした美容室「boy Tokyo」の写真

トラフのウェブサイトに、東京・渋谷の既存ビルをまるごとリノベした美容室「boy Tokyo」の写真が掲載されています

トラフのウェブサイトに、東京・渋谷の既存ビルをまるごとリノベした美容室「boy Tokyo」の写真が20枚、掲載されています。店舗の場所はこちらです。

ヘアサロンを手がける「boy」の新店舗、「boy Tokyo」の内装計画。原宿の閑静なエリアに飲食店として設計された、屋上と吹き抜けを持つ2階建てのビルの、1、2階をヘアサロン、中2階をエステルームとして改装する。何度も改装が繰り返された内部空間を、建築自体の特徴を引き出すようにスケルトンにし、boy設立以来の35年間で集められた家具や照明、ステンドグラスなどのboyのコレクション品を取り込んで、記憶をつなげていくような計画とした。

1階には、レセプションカウンター、クローク、ワークカウンターなど、様々な機能の什器が求められたため、それらを一体にした大きな家具で、施術エリアと待合スペースをゆるやかに分けている。既存のコンクリート床は磨いてエポキシ樹脂でコーティングした。ダムウェータ―を撤去した開口には内部に照明器具を仕込み、照明ボックスとして生まれ変わらせる。2階では、映画上映会やレクチャー、ワークショップなどが予定されており、それらのイベントの際に床を広く使えるよう、壁や柱に取り付けた什器以外は、全て可動式の什器で構成した。床は既存のパターン貼りフローリングに磨きと染色を施して仕上げ、中2階の床は、5.3mの天井高さを活かして、天井から吊り下げる構造で増床を行い、エステルームの個室をつくった。2層分の高さの大きな窓には、既存の黒いサッシュに合わせて、黒いリボンで縁取ったカーテンを製作し、外光を柔らかく取り込む。それら既存躯体へ慎重に手を加え、ヘアサロンとしての機能を備えた空間に、boyのコレクション品が彩りを与えている。

boyのカット技術「HAZUSHI(ハズシ)」にならい、完成させすぎない、クリエイティヴで変化を予感させるような空間を目指した。

【ap job 更新】 髙橋一平建築事務所が、スタッフを募集中
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