SHARE 「谷口建築館 名誉館長に吉生氏」(中日新聞)
「谷口建築館 名誉館長に吉生氏」という記事が、中日新聞に掲載されています。正式名称「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」は2019年7月26日に開館することが発表されています。ほぼ完成している外観はこちらのブログで閲覧できます。
「谷口建築館 名誉館長に吉生氏」という記事が、中日新聞に掲載されています。正式名称「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」は2019年7月26日に開館することが発表されています。ほぼ完成している外観はこちらのブログで閲覧できます。
BIGのNY事務所に勤務する日本人建築家が、担当した新事務所の改修のエピソードを綴った記事「建築事務所のいろいろ_働く場のデザイン」がnoteに掲載されています。
これまで色々なプロジェクトに携わってきた。住宅、美術館、オフィスビル、サッカースタジアム、場所もサイズも色々だ。
その中で一番大変だったプロジェクト、それは去年完成したBIGの新事務所だろう。もちろん設計デザインはBIGによるもの。たまたま一つのプロジェクトが終わった区切りのいい私に、担当の指令が下された。
新築でもなくただの改装なのに何が大変だったのか?と言われそうだが、いくら飛躍中のBIGと言え、大金を叩けたわけでもなく、低コスト、タイトスケジュールに加え、BIGのショーケースともなるビアルケや200人以上の建築家たちの「家」となる新事務所に求められる完璧さ。この重圧があった。
Bjarke Ingels Group (BIG), ニューヨークに勤務する建築家です。出世街道からは遠く離れた私だけれど、BIGをはじめ黒川紀章、スティーブンホールと建築事務所を渡り歩き、そこでの興味深く貴重な経験が私の最大の財産だと思っています。
ユウブックスから刊行されたインタビュー集『アーキテクトプラス “設計周辺”を巻き込む』をプレビューします。
第二回目のプレビューは、豊田啓介・蔡佳萱・酒井康介/noizのインタビュー「コンピューテーショナル・デザインを武器に、デザインと戦略を提供する」と、齋藤精一/Rhizomatiks Architectureのインタビュー「アートの手段を用いながら建築や都市のフレームワークを構築する」の一部を紹介します。
本書はユウブックス の1作目『リノベーションプラス 拡張する建築家の職能』の続編です。
「建築家の職能の拡張」を共通のテーマにしながらも、『リノベーションプラス』が「探求と生活の両立」であるならば、今作は「探求の延長にある領域で、フィーについて考える」に編集者の個人的な関心が移ったことも反映されました。
具体的には設計業務を遂行するうえで、それをより良いものとするために自然と考察し、手掛けることになる領域、つまり建物のソフトの部分に関わってくる「企画」「リサーチ」「コンサルティング」といった、“設計周辺”に積極的に携わることの可能性を探っています。
取材を通し、ソフト面でも提案した価値に見合う対価を得ること、それがアトリエ系設計事務所の置かれた経営状況をより良い方向に導き、ひいては設計者の地位の向上につながるのではと、建築家の方々には教えていただきました。
もちろんそれらの領域への進出が仕事を取るための工夫、フィーについての試行錯誤、といった側面だけで行われているわけでは決してありません。
多くが社会問題を解決し、またよりよい設計ができるような環境を整えたり、多様化する社会にプロジェクトを対応させたり、歴史文化やコミュニティに貢献する事業を生み出すなど、建築家らしい視点でより広く社会に良い影響を与える手法について深く考え、試みられています。
ちなみに、いわゆる“上流工程”に建築家が関わることの意味とは何か、についても巻頭鼎談では熱く議論が交わされました。本書ではこのように、社会と同時に建築界に対し、建築家が“設計周辺”に職能を広げることへの可能性を探っています。
ぜひご一読いただけましたら幸いです。
10+1websiteでの建築論がSNSで話題になった立石遼太郎による、新しい連載論考「建築におけるフィクションについての12章」が開始されています
10+1websiteでの建築論「建築の修辞学──装飾としてのレトリック」がSNSで話題になった立石遼太郎による、新しい連載論考「建築におけるフィクションについての12章」がmillegraphのnoteページで開始されています。序章は無料で閲覧することができます。立石は東京藝大出身で松島潤平建築設計事務所に勤務しています。
また2019年7月13日に立石によるレクチャーとディスカッションが藝大で行われるとの事(参加無料)。
立石遼太郎氏は、2015年の修士制作《静かなレトリック》(東京藝術大学サロン・ド・プランタン賞)から、一貫して建築を語る語彙をより豊かにすることを志向し、建築の新しい語り方を提示してきた。そのエッセンスは、論考「建築の修辞学──装飾としてのレトリック」(「10+1 website」2018年4月号)として発表されている。 連載「建築におけるフィクションについての12章」は、12の建築物をモチーフに、「フィクション」という視座から、凝り固まった建築の見方を解凍し、より豊穣で乱雑な現実世界へと溶かし広げていく試みである。 各章の字数は約15,000〜20,000文字を予定しており、2019年6月現在、約17,000字の第1章が公開されている。約18,000字からなる「第2章は7月10日に公開予定。 このような連載を掲載できる専門誌が失われた今、noteという現代ならではのインタラクティブな環境を採用し、書き手と読者の新たな関係構築を目指している。
富井雄太郎/millegraph(ミルグラフ)
MVRDVが、ファサードの既存レンガを、ガラス製レンガに置き換える操作で2016年に改修を行ったシャネルの店舗が、エルメスの店舗として再オープンしたそうです。MVRDVがインスタグラムの写真を投稿しています。2016年完成当時の写真はこちらで閲覧可能です。
隈研吾のウェブサイトに、中国・上海の、大学教授の研究室の為の棚「上海LABO」の写真が3枚掲載されています。
大学教授の研究室に、蜂の巣からヒントをえた、エルム材の棚をデザインした。
蜂の巣のジオメトリーに基づいて、板と板とを篏合させるシステムを開発し、単調になりやすい木製の棚に、有機的なリズム感を与えることができた。
隈研吾が化粧品メーカー・コーセーの為にデザインした、化粧品カウンターの画像が1枚、週刊粧業に掲載されています。
二俣公一 / ケース・リアルが設計した、福岡の、彫金教室&ギャラリー「WORKSHOP NANOKAWA」です。
伝統的な技法を活かして手作業で作品を生み出しているジュエリーブランド「hum」。
彼らが彫金教室として福岡に新たに構えた拠点の計画を行った。求められたのは「作りたい人」や「学びたい人」が自由に使えるオープンアトリエで、定期的に企画展なども行うギャラリーを併設したスペース。
4階建てのビルの2階にある区画は長い廊下に面して大きな2つの開口を持つ空間で、開口部越しに見る廊下からの雰囲気が印象的な場所であった。我々はこの特徴を活かし、もともとあった大きな開口部はそのままガラス張りにして開放性をキープ。廊下側にギャラリーを、さらにガラス間仕切りを介してその奥をスクールスペースとし、廊下側からギャラリーとスクールとが重なって見えるレイヤー状の機能配置とした。
また、内部の床は工場をイメージしたピンクのアクリル樹脂系の塗料で仕上げ、一方の天井は既存の荒々しさを活かしてスケルトン天井に。バーチ積層合板を天板に用いた中央の作業机は、彫金机のベーシックな形状を踏襲しつつも機能的にはシンプルにして、配線などの整理に気を払った。
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