杉中浩之+杉中真由美+杉中俊介+杉中瑞季 / 多和良屋による、神奈川・横浜市の住宅「反町の家」
杉中浩之+杉中真由美+杉中俊介+杉中瑞季 / 多和良屋による、神奈川・横浜市の住宅「反町の家」 photo©大竹央祐

杉中浩之+杉中真由美+杉中俊介+杉中瑞季 / 多和良屋が設計した、神奈川・横浜市の住宅「反町の家」です。

横浜市の中心部に近いながらも、落ち着いた風情とたくさんの坂道がある住宅街にたつ戸建住宅です。

道路との関係性、立体的な家族の居場所、木を多用した空間の3つを主なテーマに設計しています。

リビングやダイニング、和室、2階デスク、それぞれの窓から、道路を介することで得られる視覚的な抜け感、道路を空地と捉えることで得られる建物周りの庭の広がり感など、敷地三方を囲う道路との関係を大切に計画しました。

1階LDKから階段、踊り場の読書スペースを経て2階廊下のデスクスペースへと、家族の居場所が立体的につながり、地面と接するLDKから吹抜けを介した2階デスクの眺めへと、外との関係も立体的に展開します。

本敷地は、行政の規定により一定程度以上の耐火性能が求められています。木製建具が使えるように延焼線に合わせて壁面位置を調整し、木を最大限見せられる仕様を精査した上で、あらわしの構造材は一定寸以上のサイズとすることで、充分な耐火性能を確保しつつ、木のぬくもりが感じられる住まいとしています。

建築家によるテキストより
ジュリアンウォラル・スぺーシーズ+2.5アーキテクツ(森藤文華・葛沁芸)による、千葉・勝浦市の住宅「UBARA BEACHOUSE」
ジュリアンウォラル・スぺーシーズ+2.5アーキテクツ(森藤文華・葛沁芸)による、千葉・勝浦市の住宅「UBARA BEACHOUSE」 photo©Edmund Sumner

ジュリアンウォラル・スぺーシーズ2.5アーキテクツ(森藤文華・葛沁芸)が設計した、千葉・勝浦市の住宅「UBARA BEACHOUSE」です。

“UBARA BEACHOUSE” は、日本に住むオーストラリア人の兄弟夫妻がその両親や家族とともに余暇を過ごすための別荘として計画された。敷地は成田空港からも近い千葉の外房の地、太平洋に面した海岸沿いにある。敷地眼下に広がる海の眺望を最大に取り入れつつ、家族それぞれが静かに過ごす事のできる空間を計画した。

建築は、過酷な自然環境と対峙する海岸に置かれたキューブが、家族を包み込むイメージからスタートした。そのキューブをGLより+約3000浮いた空中に鉄骨と木の混構造の架構として配し、南西方向に大開口を設けることで海の眺望を最大限に生かした。また、水平線の彼方には兄弟の故郷オーストラリアが位置する。

建築家によるテキストより
荒川修作+マドリン・ギンズが2005年に完成させた集合住宅 三鷹天命反転住宅をテーマにしたドキュメンタリー「死なない子供、荒川修作」が期間限定で無料公開

荒川修作+マドリン・ギンズが2005年に完成させた、東京・三鷹の集合住宅 三鷹天命反転住宅をテーマにしたドキュメンタリー「死なない子供、荒川修作」が期間限定で無料公開されています。公開終了は2020年6月末を予定とのこと。

新型コロナウイルスの影響によって世界中が不安な時を過ごしている今日、私たち一人一人が繋がりを持つ様々なコミュニティーとの絆は心強い支えとなっています。荒川修作+マドリン・ギンス東京事務所、並びにニューヨークのReversible Destiny Foundationスタッフ一同、改めて皆様との絆に深く感謝申し上げます。

都市の封鎖や外界との断絶が強いられる状況の下、多くのアーティスト、美術館をはじめアート界では、新しい手法で芸術の可能性を発表し共有できる取り組みを始めています。荒川修作+マドリン・ギンス東京事務所とReversible Destiny Foundationも、皆様と荒川+ギンズが創造した様々な哲学やプロジェクトを共有したく、この度新しく隔週でニューズレター『Distraction Series』の配信を始めます。

映画『死なない子供、荒川修作』/ Children Who Won’t Die, ARAKAWA
本編: 80分 / 言語: 日本語 / 字幕: 英語
配信終了予定:2020年6月末日

テーマパーク「養老天命反転地」、死なないための住宅「三鷹天命反転住宅」、巨大な円筒建造物「奈義の龍安寺」など、奇想天外な作品群で世界中に大きな波紋を投げかけてきた荒川修作が、2010年5月19日午前0時35分、ニューヨークで急逝した。生前、自身の建てた「三鷹天命反転住宅」について荒川はこう語っている。「ここに住むと身体の潜在能力が引き出され、人間は死ななくなる」と。

常識を軽々と越えた荒川氏の言葉の数々をはじめ、宇宙物理学者・佐治晴夫氏のインタビュー、三鷹の“死なない家”で生活する人々の身体的変化、そこで生まれ育った子供の記録映像を織り交ぜながら、芸術・科学・哲学を総合した斬新な都市計画を構想するまでに至った荒川の全活動を振り返る本作は、全人類の誰もが想像すらできなかった世界の可能性を浮き彫りにするとともに、壮大な生命賛歌を高らかに歌い上げる。

Cast: 荒川修作、佐治晴夫、山岡遊眞、山岡想乃、三鷹天命反転住宅の住人
監督: 山岡信貴
音楽: 渋谷慶一郎
ナレーター:浅野忠信

グラフィックデザイナー 西村祐一 / Rimishunaと、京都国立近代美術館のキュレーター 本橋仁の展示デザインによる、展覧会「チェコ・デザイン 100年の旅」
グラフィックデザイナー 西村祐一 / Rimishunaと、京都国立近代美術館のキュレーター 本橋仁の展示デザインによる、展覧会「チェコ・デザイン 100年の旅」 photo©守屋友樹

グラフィックデザイナー 西村祐一 / Rimishunaと、京都国立近代美術館のキュレーター 本橋仁の展示デザインによる、展覧会「チェコ・デザイン 100年の旅」です。
京都国立近代美術館でのこの展示は現在臨時休館中です。

美術館での展示におけるパネルやキャプションなどの文字情報の扱いは、日頃から細心の注意を払いたいと考えている。この展覧会は1900年から現代までのデザインをクロノロジーで紹介するものだ。紹介される作品の多くは「日用品」である。もしこれが、絵画作品や彫刻といった美術作品(Fine Art)であれば、作品名が書かれたキャプションを作品の近くに設置することは妥当な選択といえるだろう。
しかし、展示されるものが本展のように日用品である場合、どうだろうか。当然、普段の生活では日用品にベタベタとキャプションなど貼られていない。デザイン展においては作品が、あまりに「作品然」としすぎることは、応用美術(Applied Art)を扱うデザインにおいてはリアリティを失ってしまう。

設計者によるテキストより
トラフによる、東京・代官山の店舗「ミナ ペルホネン ネウトラーリ」の写真

トラフのウェブサイトに、東京・代官山の店舗「ミナ ペルホネン ネウトラーリ」の写真が14枚掲載されています。

ファッションブランド、ミナ ペルホネンの新たな直営店として代官山ヒルサイドテラスにオープンした、ミナ ペルホネン ネウトラーリの内装計画。隣地の庭を望む、間口5.4m、奥行き10.8mの矩形の空間が敷地となった。“ネウトラーリ”はフィンランド語で“ニュートラル”を意味し、ミナ ペルホネンが考える“ニュートラル”という視点から新たにつくられた、コレクションラインと合わせやすいシンプルなアイテムを販売する。

窓の外の庭を森に見立てて借景とし、その風景と連続するように、チークの古材で覆われた小屋を配置した。この小屋にストック、レジカウンター、フィッティングルームなどの機能をもたせ、そのまわりを売り場とした。手前と奥に設けられた壁面のミラーが景色を増幅させ、大きなタマゴ型をした小屋が中央に建っているような錯覚を起こす。チークの古材板が描く緩やかなカーブや、浮遊感のある黒皮鉄のハンガーのラインは、店内奥へと人々を自然に導く。床は既存のフローリングをグレーに染色、壁も白く塗装し、洋服の色が映えるよう、空間の色のトーンを抑えた。

小屋や庭、ミラーといった要素が内外の境界を曖昧にし、小さな敷地であっても広がりの感じられる空間を目指した。

藤本壮介が基本構想とデザイン監修を、佐藤可士和がグランドプロデューサーを務めた、屋上が公園状になっている「ユニクロ パーク横浜ベイサイド店」の写真

藤本壮介が基本構想とデザイン監修を、佐藤可士和がグランドプロデューサーを務めた、屋上が公園状になっている「ユニクロ パーク横浜ベイサイド店」の写真が9枚、WWDに掲載されています。

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