「増田信吾+大坪克亘 展 それは本当に必要か。」愛知巡回展が、愛知淑徳大学で開催。オンラインでの講演会や3DVRでの会場公開も企画
「増田信吾+大坪克亘 展 それは本当に必要か。」愛知巡回展が、愛知淑徳大学で開催。オンラインでの講演会や3DVRでの会場公開も企画

「増田信吾+大坪克亘 展 それは本当に必要か。」愛知巡回展が、愛知淑徳大学で開催されます。会期は2020年9月12日(土)~9月21日(月)10:00-19:00入場無料です。また、2020年9月12日(土)にはオンライン講演会も開催されます。そして、会期中には展覧会の様子を3DVRで展覧会ウェブサイト上にて公開する予定とのこと。

この展覧会は、TOTO株式会社が運営する「TOTOギャラリー・間」(東京・乃木坂)で開催された展覧会を、本学 建築・インテリアデザイン専攻の学生が愛知巡回展として再構成したものです。学部3年生を対象とした授業「デザインワークショップ」の受講生が会場計画・施工を担当し、本年度は「増田信吾+大坪克亘展 それは本当に必要か。」愛知巡回展を開催致します。
日本を代表する建築家と学生とのコラボレーションを是非ご覧ください。

詳細な情報は以下からどうぞ

VUILDによる、富山・南砺市の「まれびとの家」
VUILDによる、富山・南砺市の「まれびとの家」 photo©Takumi Ota
VUILDによる、富山・南砺市の「まれびとの家」 photo©Takumi Ota
VUILDによる、富山・南砺市の「まれびとの家」 photo©Takumi Ota

VUILDが設計施工した、富山・南砺市の「まれびとの家」です。機能は、短期滞在型シェア別荘。

「まれびとの家」は、3D木材加工機「ShopBot」と地域材を用い、製作を地域完結させることで、これまで避けられなかった長距離輸送や環境負荷、時間、コストを削減することができるのではないかという考えのもとに生まれたプロジェクトである。

現地の素材生産者が木材をデジタル加工することで、既存のサプライチェーンを介さずに、直接エンドユーザーに製品を届けられる仕組みを作る狙いを持った「まれびとの家」の建設は、そのプロトタイプと言える。

また、竣工後には短期滞在型シェア別荘としての役割を担うことで、「観光以上移住未満」の家の在り方を提案し、人が入れ替わりで「家」を共有していくことで「都市」と「地方」を結ぶことも目的のひとつとしている。

五箇山の集落に根付く伝統の合掌造りと地域の木材、現代のデジタルテクノロジーを融合させることが、新しい建築のかたちを作ることへの表明となっている。

建築家によるテキストより
二俣公一 / ケース・リアルによる、鹿児島・鹿児島市の、老舗割烹「割烹山映改修計画 一期工事」
二俣公一 / ケース・リアルによる、鹿児島・鹿児島市の、老舗割烹「割烹山映改修計画 一期工事」 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、鹿児島・鹿児島市の、老舗割烹「割烹山映改修計画 一期工事」 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、鹿児島・鹿児島市の、老舗割烹「割烹山映改修計画 一期工事」 photo©水崎浩志

二俣公一 / ケース・リアルが設計した、鹿児島・鹿児島市の、老舗割烹「割烹山映改修計画 一期工事」です。

城山の麓にある「山映」は、鹿児島の郷土料理を提供する創業昭和8年の老舗割烹。

現在の店舗は2代目が店を引き継いだ際に構えた木造2階建の建物で、建築から40年近く丁寧に使い込まれてきた。そして現在は2代目から3代目である若女将に世代が移っていく移行期にあり、今回そのような移り変わりに合わせて、厨房やトイレなどの水回り、メインのカウンタースペースから段階的に改修を行うことになった。

第一期の計画の軸となったのは、若女将が接客するカウンタースペースの背景。
私たちは建物の外壁形状に沿わせて室内に型枠を組み、カウンター背面に新たにコンクリートのL字型の壁をつくり付けることを考えた。

コンクリートの色には、初代女将が好んでいたという藤の花の淡い紫を採用。表面を叩いて凹凸のある仕上げとし、その陰影によって奥行きある表情をつくった。また、厚みのあるカウンターは熊本県産の一枚板のイチョウで、2代目が店舗を構えた当時に設えたもの。計画ではサイズなどの微調整のみ行い、これをほぼそのまま再利用した。

建築家によるテキストより

店舗には今後も少しずつ手を加えていくことが予定されているが、全てを一新してしまうのではなく、代々施主が受け継いで来たものや空気を大事にしながら、次の世代の新しさもあるグラデーショナルな移り変わりを引き続き計画していきたいと思う。

建築家によるテキストより
OMA / 重松象平が手掛ける、ニューヨークの、ティファニー旗艦店の改修計画案が公開
OMA / 重松象平が手掛ける、ニューヨークの、ティファニー旗艦店の改修計画案が公開

OMA / 重松象平が手掛ける、アメリカ・ニューヨークの、ティファニー旗艦店の改修計画案が公開されています。既存の歴史的建造物の上に、ガラスのヴォリュームが載る構成が特徴的な計画です。

ニューヨーク(2020年8月24日) ティファニーは、改装中の五番街の旗艦店ティファニー ニューヨーク本店の上階構造についての計画を公開いたしました。五番街727番地のアイコニックな建築として知られるティファニー ニューヨーク本店の10フロアのうち、1980年にオフィススペースとして加えられた上層階(8,9,10階)は全面的に改築され、エキジビション、イベント、クライアンテリング用の新たなスペースに生まれ変わります。今回、歴史的な建物の上に築かれるのはコンテンポラリーなガラス張りの構造物です。カーテンのような波打つガラスに囲まれたスペースは、天井が高く広々とした歴史的メインフロアの風格からインスパイアされており、7階以下のクラシックなライムストーンによるファサードとのコントラストが見事に調和しています。2019年春に始まったこの改装工事は、2022年春に完成する予定です。

リリーステキストより
『 三井不、「コロナ時代のマンション」開発の裏側 在宅に合わせ間取りを変更、共用部にも一工夫』(東洋経済オンライン)

『 三井不、「コロナ時代のマンション」開発の裏側 在宅に合わせ間取りを変更、共用部にも一工夫』という記事が、東洋経済オンラインに掲載されています。

MADアーキテクツが完成させた、アメリカ・カリフォルニア州・ビバリーヒルズの集合住宅「Gardenhouse」
MADアーキテクツが完成させた、アメリカ・カリフォルニア州・ビバリーヒルズの集合住宅「Gardenhouse」 photo©Nic Lehoux
MADアーキテクツが完成させた、アメリカ・カリフォルニア州・ビバリーヒルズの集合住宅「Gardenhouse」 photo©Nic Lehoux
MADアーキテクツが完成させた、アメリカ・カリフォルニア州・ビバリーヒルズの集合住宅「Gardenhouse」 photo©Nic Lehoux

MADアーキテクツが完成させた、アメリカ・カリフォルニア州・ビバリーヒルズの集合住宅「Gardenhouse」です。プロジェクトの公式サイトはこちら

この建築は、MADアーキテクツがアメリカで初めて完成させたプロジェクト。
1階部分は商業施設となっており、その上に18の住戸ユニットがのる設計となっています。外観の特徴となっている、切妻屋根のヴォリュームが集まるデザインは、ロサンゼルスの象徴的な丘陵地への遊び心とウィットに富んだシンプルなオマージュを表現しているのだとか。また様々な住戸タイプ(2つのスタジオ、8つのコンドミニアム、3つのタウンハウス、5つのヴィラなど)を設けることで小規模ながらもコミュニティ意識の形成を意図しているとの事。
内部空間の特徴となっているのは、白い家型ヴォリュームに囲まれた中庭空間で、バルコニー等の配置などにもこだわりを持って設計しており、プライバシー性を確保しつつ、集合住宅内の居住者間の交流を促すものとなっているそう。
またMADはこの建築を通して、世界の高密度都市に見られるステレオタイプなキュービックボックス型の生活環境への反論を意図しているとの事。この建築では、自然との本質的なつながりや、静かな中庭と各住戸のプライベートな屋外空間を共有することで、都市環境から数メートル離れた静かなオアシスとなっているそうで、本建築を、建物と自然環境の両方と接続し、より完全で調和のとれた生活体験を提供することができるというアイデアを示す物理的マニフェストであるとも述べています。

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