【ap job更新】 河内建築設計事務所が、新規スタッフを募集中
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河内建築設計事務所の、新規スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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【スタッフ募集のお知らせ】
河内建築設計事務所では新規スタッフを1名募集することになりました。
小さな事務所ですが、担当者として時間をかけてプロジェクトに関わり経験を積む事ができる環境です。
熱意を持って一緒にに建築に取り組んでいける方の応募をお待ちしています。

野中あつみ+三谷裕樹 / ナノメートルアーキテクチャーによる、三重の住宅「志摩の家」
野中あつみ+三谷裕樹 / ナノメートルアーキテクチャーによる、三重の住宅「志摩の家」 photo©ToLoLo studio
野中あつみ+三谷裕樹 / ナノメートルアーキテクチャーによる、三重の住宅「志摩の家」 photo©ToLoLo studio
野中あつみ+三谷裕樹 / ナノメートルアーキテクチャーによる、三重の住宅「志摩の家」 photo©ToLoLo studio

野中あつみ+三谷裕樹 / ナノメートルアーキテクチャーが設計した、三重の住宅「志摩の家」です。

三重県志摩市のリアス式海岸に囲まれた国立公園内、手付かずの自然が広がる森の入口に敷地はある。
施主は若い夫婦で家族は4人に増える予定だ。自称志摩の観光大使のご主人がたくさんの人を招き、自然の空気を感じながら志摩を楽しみ好きになってもらう場所が求められた。

2014年から志摩の医師と継続的に続けている「志摩ドクタープロジェクト」がある。
その発端は、病院に来るインターン学生の寄宿舎を作りたいというものだった。当時インターン学生はホテルに泊まるしか方法がなく、ホテルと病院を往復していた。志摩をよく知ることなく、就職先として志摩を選択し辛い状況にあった。そこで寄宿舎があればとの院長の思いで提案したのが始まりだった。
それから6年。公営でこそないが、想いは紡がれ、個人の力で住宅でありながら寄宿舎のような、観光センターのような、民宿のような場所が出来上がった。

施主の要望から紡ぎ出された希望の欠片達は、建築にはまだならない理想の出来事とそれに必要な家具があれば成り立つようなものだった。そこでこの森の中で造作をばらまいた。あえて造作と言ったのは、施主任せの家具ではなく、共に考え計画的に作り出したものだからである。

建築家によるテキストより
日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第2回 藤原徹平・後編 「色と建築」
日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第2回 藤原徹平・後編 「色と建築」

本記事は学生国際コンペ「AYDA2020」を主催する「日本ペイント」と建築ウェブメディア「architecturephoto」のコラボレーションによる特別連載企画です。4人の建築家・デザイナー・色彩計画家による、「色」についてのエッセイを読者の皆様にお届けします。第2回目は建築家の藤原徹平氏に色彩をめぐる思考について綴っていただきました。

 
色と建築

text:藤原徹平

 

以下の写真はクリックで拡大します

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第2回 藤原徹平・後編 「色と建築」Cuadra San Cristóbal(Luis Barragán,1968) photo courtesy of Kentaro Yamazaki

大学に入って建築を学び始めた頃、いつも何も聞かず思い付きで出張土産を買ってくる父が、色鉛筆セットを買ってきてくれたことがある。60色くらいそろった本格的なもので、それまで大学生協で買った12色セットを使っていたから、とても嬉しかった。しかしカラフルな色鉛筆セットを手にしたものの、私が学生時代に設計した建築はコンクリートとか木材とかガラスとかビニールとか、素材がむき出しになったものばかりで、建築に色をつけたことは一度もなかった。

19世紀半ば頃に始まるモダニズム建築には、それ以前の建築の在り方に比べいくつか際立った特徴がある。その1つが色彩に関するもので「白を基調とし、場合により黒や灰色を用い、あるいは材料の生地をそのまま表わす」と簡潔に定義することができる(※1)。つまりモダニズム建築とは、もっぱら白く塗るか、黒く塗るか、グレーに塗るかであり、でなければ素材のままという建築だ。学生時代に、素材を荒々しくむき出しにすることで、モダニズム建築の堅苦しさに抵抗していたつもりだったものが、俯瞰してみればそれもまさにモダニズム建築の一種だったということになる。

色について考えていくとき、考えれば考えるほど、色のことが捉えられなくなる。よく考えてみると、これは面白いことだ。生物的な仕組みからいえば、人は光の波を錐体で感じ、脳で色を認識するが、その最終的な段階に至るまでの間にも、複数の複雑で随時的な情報変換のプロセスがある。決して入力と結果というような単純な処理ではない。そのプロセスに少しの変化があることによっても、色の認識はうつろいでゆく。感じることへの集中により生じる色のうつろいを、茶室などで経験した人もいるかもしれない。

色を感じるということは、光の波の性質を通じ人が世界を微細に感じ分けているということだが、それはあくまで人が色という認識でとらえた世界の姿であり、真の世界はおそらく別の姿をしているはずだ。しかし人はそれをとらえることはできない。人は自身の感覚器官でとらえたものからしか世界を認識できないし、あらゆる物理法則も人が感じて認識できるものが思考の基盤になっている。その意味では、色彩学は物理学を生んだ母なる存在といえる。

ダヴィッド・カッツ(David Katz:1884-1953)という心理学者が人の色の感じ方を研究し、9つのモードに整理したが、その1つに「面色(film color)」というものがある。「面色(film color)」とは、主に青空のように、定位性や表面のテクスチャをはっきり知覚することができない色の見え方である。人は空によって自分たちの世界が包まれているように感じ分けているが、他の生物がそのように感じ分けているかは、まったくわからない。しかし人は空によって世界が包まれているという感じ分けができたことで、昼と夜の不思議さに気づき、その結果、天体運動の法則や他の天体の存在、宇宙の存在について認識するに至った。もしも「面色(film color)」の感じ分けを人ができなかったとしたら、こうした世界認識そのものが不可能だったのかもしれない。

【ap job更新】山路哲生建築設計事務所が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒・業務委託・パートタイム)を募集中
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山路哲生建築設計事務所の、設計スタッフ(経験者・新卒既卒・業務委託・パートタイム)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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山路哲生建築設計事務所では設計スタッフを募集しています。

山路哲生建築設計事務所について

隈研吾建築都市設計事務所を経て2015年に設立した山路哲生が主宰する建築設計事務所です。昨年11月に開業された渋谷駅スクランブルスクエアや、中国を中心とした海外の大規模な開発に携わってきた一方、住宅やホテルの内装・家具、また小さな屋台の設計など幅広いスケールで設計をしております。2019年には住宅「恵比寿の家」(住宅特集2018年10月号)が日本建築士会連合会賞で奨励賞を頂き、徐々に活動の広がりをみせる現在過渡期にあります。東京を中心とした活動から、地方、海外へと活動範囲が広がるこの機会に、一緒に計画に参加してくれる仲間を募集しています。

都市部では今注目されるベンチャー企業やディベロッパーとの協業が弊社のひとつの特徴となっています。現在建設中の銀座のオフィスビルでは解体以前から既存の建物を街に開放するアートイベントを開催し、その一連の活動において今年度のこれからの建築士賞を受賞しています。
今まさに大きく変わろうとしている産業構造の中で、建築によって実現されるものも建築が担う枠組みも変わり続けています。建築を軸にまちづくりから家具デザインまで携わることで業種間における不要な障壁を乗り越え、きめ細やかな社会をつくることを目標としています。達成すべき目的の為に同業、異業種関わらず、様々な業種の方とチームをつくり協働しています。

建築士としての経験・技術の習得ができるとともに、幅広い職種の方々と協働することができます。現在代表含めて5名(設計士4名、事務会計1名)の小規模な事務所ですので、実力に応じて早期にプロジェクトリーダーとして担当頂きます。各人の責任も大きいですが与えられる裁量も大きくなります。小規模だからこそ各人の個性を存分に発揮し、その挑戦と成長を共に楽しんでくれる気質・性格の方をお待ちしております。代表の山路は大学講師を兼務しており、人材育成や研究・開発にも力を注いでいます。
またオフィスを数事務所でシェアしているため日常的に10~20名程の設計スタッフが在席しています。普段から他事務所との交流が図れるので、風通しが良く、同年代のスタッフ同士で互いに切磋琢磨できる職場環境にあります。

現在進行中の設計プロジェクト
住宅、オフィスビル、ホテル、商業施設、医療施設、公共施設、地方都市まちづくり、家具、事業コンサルなど

OMAが完成させた、フランス・トゥールーズの、展示場とコンベンションセンター「MEETT Toulouse Exhibition and Convention Centre」
OMAが完成させた、フランス・トゥールーズの、展示場とコンベンションセンター「MEETT Toulouse Exhibition and Convention Centre」 photo©Marco Cappelletti, Courtesy of OMA
OMAが完成させた、フランス・トゥールーズの、展示場とコンベンションセンター「MEETT Toulouse Exhibition and Convention Centre」 photo©Marco Cappelletti, Courtesy of OMA
OMAが完成させた、フランス・トゥールーズの、展示場とコンベンションセンター「MEETT Toulouse Exhibition and Convention Centre」 photo©Marco Cappelletti, Courtesy of OMA

OMA / クリス・ヴァン・ドゥイン(Chris Van Duijn)が設計した、フランス・トゥールーズの、展示場とコンベンションセンター「MEETT Toulouse Exhibition and Convention Centre」です。

トゥールーズの北側のイノベーションゾーンに位置する新しいエキシビション&コンベンションセンター「MEETT」は、建築だけではなく、インフラ、都市主義、景観、公共空間などの要素も含んでいます。この155,000m2の展示会・コンベンションセンターは、都市と田園地帯の間に位置しており、南側の都市化された区画と北側の農業地帯を結んでいるのだそう。

この施設は3つの平行な区画に分割された水平でコンパクトなプロジェクトとして構想されています。北にはモジュール式の展示ホールの列、南にはコンベンションセンターと多機能イベントホール、そして中央には3,000台分のサイロ駐車場を特徴とするレセプションエリアがあります。駐車場を地下に追放したり、周囲の景観とは関係のない敷地の周辺部に押し込んだりするのではなく、駐車場を中心に配置し、アメニティやホールへのアクセスが集中するように配置しています。

内外の空間を組み合わせ、路面電車、道路、空港、周辺の田園地帯などのインフラとの接続を確立することで、一般的に内向的なタイプの展示会場を外向的なタイプの展示会場へと変化させたのだとか。

北側の区画にある展示棟は、700m近い長さの空間を一つの空間として楽しむことができ、そのスケールの大きさが印象的です。中央の区画には、1階の32,700㎡のレセプションエリアが、展示ホール、エクステリアエキスポ、コンベンションセンターへの来場者を迎え入れます。MEETTの南側の区画は、多機能なイベントホールとコンベンションセンターを1つの建物にまとめたもので、建物全体を2階建ての追加展示スペースとして利用することも可能とのこと。

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