木村松本建築設計事務所の木村吉成+松本尚子による論考『「ひとまず結びつけておく」技術』がLIXILのウェブサイトで公開されています。過去の実作とコロナ禍における自身の事務所(本野精吾邸)での営みからこれからの住まいを考察している内容です。
安藤忠雄建築研究所出身でベトナムを拠点とする建築家 西澤俊理による論考「ベトナム、チャウドック・ロンカイン・ダラット──他律的な、環境としての住まい」が、LIXILのウェブサイトに掲載されています。
園田慎二 / SSAが設計した、埼玉の、高層集合住宅の中庭と共用部の改修「URW」です。
11階建ての高層集合住宅の中庭、および共用部の改修である。
これまでは入ることのできなかった2階部分にある中庭を、住民が利用可能な広場となるように整える。併せて、通過動線でしかなかったエントランスにベンチを新たに設け内装を更新することで、居場所を生み出し、共用部の利用価値を高めることをめざした。
ペーター・メルクリの、イギリス・ロンドンのベッツ・プロジェクトでの展覧会「Peter Märkli Drawings and Small Tables」の会場写真と出展作品をご紹介します。初公開のテーブル作品も展示されています。これらの作品は全て販売されています。また展示に合わせて制作されるブックレットも販売されるのだそう。会期は2020年11月7日まで。
メルクリはスイス建築界を代表する建築家のひとりで、古典的建築への造詣が深く、それらの建築を参照し発展させる設計思想で知られています。また、こどものスケッチを想起されるドローイングも有名で、それ自体が作品として扱われています。それらは注視してみると建築のアイデアを模索する痕跡が見て取れ興味深いです。
ベッツ・プロジェクトは、ペーター・メルクリのイギリスでの3回目の大規模な個展「ドローイングと小さなテーブル」を開催いたします。この特別展では、スイス人建築家であるペーター・メルクリの新作と既存の作品を25点のドローイングと7点の小さなテーブルで構成し、ギャラリーの上下のスペースに展示します。また、展覧会カタログも刊行されます。
ペーター・メルクリの新しいドローイングを見るたびに、プロジェクトのための設計図として、あるいは投機的な立面図の研究として、あるいは「言語のドローイング」として、その自由さと喜びに感激し、また驚かされる。私にとって(そしておそらくピーターにとっても)不思議なことですが、これらのドローイングを作るとき、彼はどのようにして、どこから始めるのでしょうか?この展覧会に選ばれた最近の言語によるドローイングは、これまでの作品と同様に刺激的で、大胆で、魅力に満ちています。それらは、単純な長方形の建物の高さが幅よりも少しだけ高くなっている場合、どのようにして建築的な秩序やリズム、納得のいく比例関係が与えられるのかについての一連の研究として描かれています。
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